はじめに[]
本作は2016年8月に発売されたスペース・サバイバル・アドベンチャーゲーム。特徴は手続き型生成によって宇宙空間という途方もない大きさをオープンワールドで実現している点だ。時を経るにつれ大きくなっているもうひとつの特徴は、2024年現在も絶え間なくゲームが更新され続けていることだ。
数え切れない大規模な更新によって、ゲームは大きな変化を遂げてきた。過去に常識と思って身につけた知識も、いまや根本的に学び直す必要があるものが多い。
リリース直後こそレトロSF風味の癖のある異色作として世に出てきた本作だが、次第に現代的なゲームとしてブラッシュアップされ続け、v4.0前後からは最新の他の宇宙ゲームに見劣りしない緻密なデザインに刷新されつつある。
本ページは新規の方、また長らくブランクがある方が本作の歴史的な内容を追いかけられるようにしたもの。最新情報ではなく、少し時間がたってから振り返りとして記述している。現在進行形の情報はトップページのニュース等を参照。
v5.0 No Man's Sky Worlds Part I[]
- 2024年7月17日 v5.0 Worlds Part I訳が公開。パッチノート5.0
- 2016年8月のPC/PS4版の発売から8周年を目前に控えた本作にメジャーアップデートがリリース。新しい描画技術の導入と植物、動物、多様な惑星環境を追加。これにより宇宙全体がアップデートされた。Part Iというこのアップデート名は続きがあることを示唆している。今後さらなる追加が行われるとのこと。
v5.1 Expedition 15: Aquarius[]
- 2024年9月4日 v5.1 Aquarus訳が公開。パッチノート5.1
- 今回は箸休め的なアップデート。前回のアップデートで美しく生まれ変わった海で釣りをするシステムが実装。魚や料理など大量にアイテムが追加されている。さらに釣りを満喫する共同探検も開催!
- 百種類以上の魚と、それら釣った魚を料理するレシピが追加!
- 釣り用の足場エクソスキフが実装。
- 自動で釣れる罠も実装!
- 共同探検15: アクエリアス開催
v5.2 Expedition 16: The Cursed[]
- 2024年10月23日 v5.2 The Cursed訳が公開。パッチノート5.2
- 今回はハロウィンイベントとしての共同探検「探検16:呪われし探検」が開催。現実間の境界が侵害される事態が発生。
- わずか二週間の共同探検ながら、現実の境界が侵害されると時間が早くなり、昼夜が勢いよく入れ替わりだす演出に注目。
v5.25 Cross Save // PS5 Pro // The Normandy Returns[]
- 2024年11月15日 v5.25 Cross Save訳が公開。パッチノート5.25
- PS5 Proの発売に合わせて、呪われし探検の終了後に間をおかずに公開された。三つの大きな要素を持った更新。
- ついにクロスセーブが実装!新たに用意されたクラウドストレージにアップロードしたセーブデータは、複数のプラットフォームで同期されるようになる。これによってどこでも続きが遊べるようになっただけでなく、共同探検の達成状況なども複数のプラットフォームで共有できるようになった。
- まだベータ版のためかクラウドストレージの容量が足りなくなると登録できなくなる。容量は順次追加されていくようだが、思い立ったらすぐ使えるとは言えない状態だ。早めに登録しておこう。
- PS5 Proの発売日に正式対応!8Kの映像出力にも対応した。
- 探検2:足がかり(2024 Redux)が開催!あのマスエフェクトのフリゲート艦「SSV ノルマンディー SR1」が帰ってくる。まだ未所有ならこの機会に入手しよう。
- ついにクロスセーブが実装!新たに用意されたクラウドストレージにアップロードしたセーブデータは、複数のプラットフォームで同期されるようになる。これによってどこでも続きが遊べるようになっただけでなく、共同探検の達成状況なども複数のプラットフォームで共有できるようになった。
- 2024年11月27日 Holiday 2024 Expeditions訳がアナウンス。
- 足がかりの探検の終了後に間をおかずにアナウンスされた。2024年に実施した共同探検の再来。更新は不要。
- 2024年12月12日 Starbone Phonix Starship訳がアナウンス。
- The Game Awards 2024 ベストコミュニティサポート賞のノミネートを記念してSteamの無料DLCが期間限定で配布。
旅は続きます[]
Our Journey Continues
ここからは発売前の情報までさかのぼって、本作の内容を紹介する。数多のビジュアルの改善を経てきた最新の画像と当時の画像の差も注目。
No Man's Skyの特徴[]
- 18,446,744,073,709,551,616個の惑星
本作にはプロシージャル生成によって1800京個以上という膨大な惑星が存在する。プレイヤーは自身が操作する宇宙船に乗って惑星から惑星へとシームレスに移動し、各惑星で得た資源を元に他の惑星の住人と取引し、宇宙船やアイテムをアップグレードしたり、宇宙海賊と戦闘をしたりと、自由度の高いゲーム性を備えている。
1つとして同じ惑星は存在せず、その惑星の第一発見者となったプレイヤーは自身のプラットフォームのアカウント名と共に任意の名前をその惑星に付けることができる。ゲーム中の宇宙はネットワークを利用し、全プレイヤーが共有しているため、プレイヤー同士の行動がそれぞれ影響し合う。
- 宇宙をサバイブする
宇宙には多くの派閥が存在する。それぞれ派閥の評価を上げることで応対が変わったり便宜をうけたりと様々なことが起こる。共通の敵である宇宙海賊との戦闘に勝利することで評価を上げることもできる。逆にプレイヤーが海賊的な行為を行うと評価が下がり、これまで味方だった人々が敵に回ったり、センチネルと呼ばれる星々を守護する強大な防衛システムと戦うことにもなる。
- 見つけた資源をトレードし、自身をアップグレードしよう。
惑星探索ではプレイヤーが様々な資源を入手することができる。その資源を必要とする他の惑星の住人とトレードして資金を得たり、宇宙船や武器などをアップグレードしたりすることで探索や戦闘を有利に進めることができる。
これら以外も様々な要素が継続的に追加され続けている。
プレリリース[]
はじまり[]
本作No Man's Skyが世に知られたのは、2013年に公開された鮮烈なコンセプトムービーからだった。その内容は惑星から宇宙へとシームレスに移行して飛行してワープするというものだが、当時ロードなしでそのようなことができるゲームは他では見られないものだったため衝撃的だった。もっとも冒頭の海の表現はv5.0でようやく実現されたという感じでこのコンセプトに示したもので実装まで長く待たされることになったものも多い。
発売前のコンセプトアート[]
2014年に公開された17枚のコンセプトアート。惑星基地やエクソクラフトのようなリリース当初にはなかったものも描かれている。
2014年以降のトレイラー[]
最初のトレイラーを超えるロマンに満ちたトレイラーが2014年のE3にて公開された。これに大きな期待を寄せた人たちは多かったはずだ。しかしあくまでも開発段階のものでバージョンを重ねても長らく見られない光景も多かった。このロマンの実現を目指してMODが作られたくらいだ。
発売前の開発者からの注意[]
「あなたの想像するようなゲームではないかもしれない。」
―Sean Murray (AUTOMATON 2016-08-09)
「開発者の1人であるMurray氏は、期待されがちなPvPのマルチプレイや、街や文明作り、貨物輸送といった要素は“現時点”では実装されていないと言い切り、そういったゲームではないと語る。しかし、これらの要素の一部はのちのアップデートで追加されること示唆している。とにかく『No Man’s Sky』はマルチプレイヤー要素を公開してからというもの、「MMOなのか」という質問が生まれており、そのたびにMurray氏はそういった要素を否定している。スケールの大きさから「なんでもできる」と思われがちであるが、あくまで宇宙を探索しお金を稼ぐという流れが根本にあるようで、ゲーム内容の説明に懸命になるのはプロモーションでありながら“間違った方向への期待”の抑制としての活動であるとも見受けられる。そして最後にMurray氏は、『No Man’s Sky』はニッチで奇妙であるがゆえに、万人向けの作品ではないことを強調しながら、ユーザーにとってきっと今までに経験したことのないタイトルとなるになるであろうと、公式ホームページの声明を締めている。」
―AUTOMATON
この発言は憶えておこう。確かに本作は誇大なプロモーションを行ってしまったことで有名だが、ちゃんと後に実装されるということは説明していたのだ。
v1.0 Initial Release[]
- 2016年8月9日PS4版(米国)、2016年8月13日PC版、2016年8月25日PS4版(日本)リリース。
- 開発者が心配したとおり、内容からかけ離れて過剰に膨れ上がってしまった期待に対して、初期リリースはトレイラーにあった要素や仄めかされた仕様について未実装のものが多く、ただ銀河の中心を目指すだけとなっており、バグも多かった。大きな落胆と批判に晒されることになってしまった。
- 一般的なパッケージゲームは基本的に売り切りであり、誰もが本作は途方もない可能性を秘めながらこじんまりと終わってしまったと思っていた。バグ修正のアップデートが続けられる裏で、非難に晒されて沈黙を続ける開発者が本当の長い旅路を用意しているとは誰も想像していなかった。
v1.1 Foundation[]
長き旅路の最初の小さな一歩
- 2016年11月29日v1.1 Foundation Updateが公開。
- Foundationとは「基礎」という意味だがここでは大型拡張の第一歩であることと「基地(Base)」の二重の意味を表しているものと思われる。まず第一歩として実装されたのは多くのプレイヤーが希望したマインクラフトのような建設要素と星系間を貨物船で交易できることだった。このときから、ただ銀河の中心へ探索を進めるだけのゲームではなくなった。
v1.2 The Path Finder[]
進むべき道を示す次なる一歩
- 2017年3月9日v1.2 The Path Finder Updateが公開。
- Path Finderとは「道を示す者」。またPathfinderには「開拓者」という意味もある。開拓要素のさらなる強化が図られた。つまり銀河を越えずに足場を固め探索を広げるという要素を強化する方向性が示された。
v1.3 Atlas Rises []
16/16… 16が示すものとは?
- 2017年8月11日v1.3 Atlas Risesが公開。
- 発売から1年、ストーリー部分にあたる長編ミッションとチュートリアルが整備された。
- アトラスとは本作における神のような超越的な存在。これまでその詳細とプレイヤーとのかかわりは全く語られてこなかった。それがついに明かされることになった。ストーリーの整備にあたって第4の種族トラベラーが導入されプレイヤーはそこに所属すると定義された。
- ゲームとしての完成度はリリース時から比べて大幅に上がり、好意的な評価が増えていった。
- このアップデートに先駆けて「Waking Titan」というARゲームがあり、その第1シーズンの最後にNo Man's Skyへの関連が明らかにされてATLAS RISESの公開という手の込んだ導入になっている。「Waking Titan」はその後も第2シーズンが続きNextに繋げて完結した。
v1.5 No Man's Sky Next[]
宇宙に大きな変化が発生
- 2018年7月24日XboxOne版がリリース、あわせてv1.5 Next が公開。
- 発売から2年、ゲームは新しい段階に突入した。以降、アップデート毎に凝ったデザインのアップデートロゴがあしらわれるようになり、ゲームが大きく変化したことがわかりやすくなった。
- 宇宙に大きな変化が起き、ゲームシステム、資源、テクノロジーが一新。
- 三人称視点が追加され、自分の姿もカスタマイズできるようになった。全く新しい感覚で遊べるようになった。
- Atlas Risesの最後のバグ修正から半年の沈黙があり、本作は一応の完成を迎えたと思われていたが、開発はこの旅路を簡単に終わらせる気はないのだと、ようやくプレイヤーからも認識され、v1.0で離れてしまったプレイヤーたちもこの期に戻ってくるようになった。
- 共同イベントの始まり
- ゲーム内で期間限定の共同イベントが行われるようになった。その始まりが共同ミッション「コミュニティリサーチ(Next)」。
- 現在のコミュニティリサーチとは異なり、自動生成ではなく作りこまれたイベントミッションとなっており、共同探検の前身といえるもの。これによってプレイヤー同士が出会うという機会は稀ではなくなった。
- ストーリーはアルテミスミッションやWaking Titanの補足のようでもあり、期間限定であったことが惜しまれる内容だった。
- 本格的なマルチプレイの強化
- セッションと呼ぶ新たなマルチプレイモードが実装。このモードでは互いに完全なキャラクタが視認できる。
- 4人まで集い、ジャスチャーで交流しながら友人とともにミッションを遂行できるようになった。
- アルテミスミッションで予告されていた世界の壁が崩れ去りトラベラー同士が交流できるようになるという未来予測を実現したものになっている。
v1.7 The Abyss[]
深淵からの呼び声
- 2018年10月29日v1.7 The Abyss が公開。
- ハロウィンに合わせたホラー要素のあるアップデート。
v1.75 Visions[]
多彩な風景
- 2018年11月22日v1.75 Visions が公開。
- 新しいエキゾチック惑星、惑星の色彩や危険生物、トレジャーハントなど地表探索の強化に焦点を当てたアップデート。依然として不具合はあるが、かなり減ってきた。
v2.0 No Man's Sky Beyond[]
「次」の先へ
- 2019年8月14日v2.03 Beyondが公開。
- 発売から3年。BEYONDはこれまでで最も野心的な章としている。予定されていた三つの大型アップデートをまとめたもの。Beyondのアップデートは従来通り無料で提供された。
- No Man's Sky Online
- No Man's Sky Virtual Reality
- PSVRとSteamVRに対応。単なる小手先な移植ではなく真のVRアプリを目指したもの。
- 地上での移動方法は酔いにくいテレポート方式だけでなく、普通に移動する方法も選択できる模様。手を動かして自由なジェスチャーが可能。
- VRゲームとして画期的な操作性を実現。
- No Man's Sky 2.0
- 惑星基地に論理的な要素を持った電力システムが導入され、自動化された大量の採掘や収集が可能になった。
- 動物の飼育や騎乗、搾乳などがサポートされ、料理が実装。
v2.2 Synthesis[]
プレイヤーの要望が結実する
- 2019年11月28日v2.21 Synthesis(原文/Google翻訳)が公開。
- Synthesisとは「合成」という意味。ゲーム内の「水銀統合コンパニオン(Quicksilver Synthesis Companion)」は集めたイベント通貨の「水銀」からイベント報酬を合成してくれる。開発に寄せられたプレイヤーの多くの要望が合成されて出来上がったアップデートがやってきた。長らく要望されてきた宇宙船のアップグレードがついに可能になった。
- 宇宙船艤装ターミナルが追加。スロットを増やしたりクラスを上げることが可能
- 不要な宇宙船をスクラップにして材料にする要素を追加
- 複数のマルチツールの所有が可能になり、クイックメニューで変更可能に
- 地形編集に地形を均すための新モードが追加
- 惑星基地の地形編集が保護されるようになる。他様々な改善とコストが軽減
- ストレージコンテナの貯蔵量の増加
- プレイヤーの外見が保存可能
- VR以外でもエクソクラフトの一人称視点が可能に
- VRでもフォトモードや騎乗が可能に
- 新たなテクノロジーの実装
- 新しいベースパーツ
- ディスカバリーページの改善
- バックパックが精製機の機能を持つように
- 方針変更
- Atlas Rises、Next、Beyondといった大規模アップデートは、その規模の大きさにより、開発チームはリリース前の半年間を沈黙して開発に専念せざるを得なかった。それはプレイヤーにとって不安な時間だった。しかしここからは方針を変え、大規模アップデートの開発期間中にもプレイヤーが喜んでもらえるように小規模アップデートを並行して行うようになった。こうして2020年の明けから概ね隔月リリースという怒涛のアップデートが始まった。
v2.3 Living Ship[]
- 2020年2月19日v2.30 Living Ship(原文/Google翻訳)が公開。
- 卵から孵して育てる新たな宇宙船クラスが実装
- 生物船誕生にまつわる新たなシリーズミッションの実装や、星系内の新たな探索要素などが加えられた
- 長く修正されなかった数々の不具合にも手が入り、さらに遊びやすくなった
v2.4 Exo Mech[]
人型エクソクラフト大地に立つ
- 2020年4月7日v2.4 EXO MECHが公開。
- 強力なジェットパックを装備したエクソクラフト・ミノタウロスが登場。
- ミノタウロス実装によって、従来のエクソクラフトの位置づけが変更
- 貨物船にエクソクラフトを召喚する新しいテクノロジーが追加。これによって貨物船がある星系内にエクソクラフトの呼び出しが可能に
- 惑星基地の送電線を隠すための仕組みが追加
v2.5 Crossplay[]
- 2020年6月11日v2.51 Crossplayが公開。
- 本作はPS4、XboxOne、PCという機種によるプラットフォームだけでなく、PC版はSteam、GOGというストア別にも細分化しており、これまではそれらは全て分断された状態だった。
- 2020/6/11より新たにMicrosoftストア/XboxGamePass版がリリースされるにあたって、すべてのプラットフォーム間でのクロスプレイが実装された。
- Nexusのロビーに複数のプラットフォームのプレイヤーが集結、自由にグループを組んで探索できる
- 「No Man's Skyフレンド」という独自のフレンド機構を実装、プラットフォームを超えたフレンドリストを構築できる
- 「No Man's Skyフレンドコード」を交換することでオフラインでプレイヤー情報を交換することもできる
v2.6 Desolation[]
遺棄された貨物船で何が起こったのか?
- 2020年7月17日v2.6 Desolationが公開。
- No Man's SkyがSFホラー風シューティングに早変わり。実装に合わせてライティングや戦闘全般が爽快に遊べるように改善された。
v3.0 No Man's Sky Origins[]
思い描いた原風景
- 2020年9月23日 v3.00 Originsが公開。
- 発売から4年。ついに巨大生物サンドワームや様々な環境バリエーションが実装。リリース時に欠けていると言われてきた要素はほぼなくなった。宇宙に大きな多様性が加えられたことにより探索し甲斐のあるものになった。
v3.1 Next Generation[]
次世代の旅が始まる
- 2020年11月10~12日 v3.10 Next Generation訳
- 次世代CS機向けアップデートが含まれており、それぞれ発売日より利用可能。PCではUltra設定で新たなフィーチャーが利用可能。
v3.2 Companions[]
動物の仲間と共に惑星を探検しよう
- 2021年2月17日 v3.20 Companions訳
- コンパニオンとは「仲間」という意味。これまではユニークな見た目の生物でも惑星を離れるときには別れるしかなかった。このアップデートでは生物を手懐けてペットにできるようになった。長く親交を深めていけば仲間と言える存在になるのではないだろうか。
- ペットのスロットはナノマシンクラスターで購入する。スロットを増やすことにより6体まで登録可能になる。
- 生物に餌を与えることで生物を手懐けペットにできる。餌はこれまで生物の趣向に合わせる必要があったが廃止され、クリーチャーペレットに一本化された。
- スペースアノマリーや宇宙ステーションでもペットを呼び出して連れ歩くことができる。
- 遊んだり、餌をやったり、注意を向けることによって、時間かけて信頼を獲得することができる。役立つ仲間になっていくかもしれない。
- 資源のスキャン、危険のマーキング、ライトで照らす、危険生物への攻撃などで探検を助けてくれる。
- ペットから得た卵を孵化して、親の形質を継承する幼生体から育てることができる。卵はトレード可能。卵にカスタマイズを施して新たな種を得ることもできる
v3.3 Expeditions[]
新たなゲームモードで共同探検に参加しよう
- 2021年3月31日 v3.3 Expeditins訳
- Expeditinsアップデートはエンドコンテンツを繰り返しているプレイヤー向けに新鮮なゲーム体験をしてもらうというアップデートになっている。そのため今回の目玉の新ゲームモードを遊ぶためには、新しいセーブデータで最初からゲームを遊ぶことになる。序盤はチュートリアル部分をカバーしているのだが、新規プレイヤーがいきなり選ぶにはやや説明不足と感じた。まずはノーマルモードでチュートリアル「目覚め」を遊んでからやろう。
- 新モードは「共同探検(Community Expeditions)」という名称となっている。Expeditionsは「遠征」という意味なので、プレイヤーのコミュニティをまるごと遠征に送り出すという意味合いだと思われる。日本語訳の共同探検はその遠征先で行われる行動のことを言っている。
- 本作のもともとの裏のテーマは「孤独」であり、広すぎる宇宙に独りぼっちの体験の構築がベースにあったようだ。発売当初マルチプレイが実装されていなかったのも開発リソースの問題だけではなかったわけだ。
- しかしこの新モードでは全く様相が異なる。皆同じ惑星から始まり、同じ方向に探検を進めていく。ほぼ全ての発見は他のプレイヤーに既に為されており、星系内には頻繁に他のプレイヤーが出入りする賑やかなゲームプレイとなっている。既にいくつも基地が作られている。もし自分が第一発見者になりたければ誰よりも早く進めなければならないだろう。ある意味一般的なオンラインゲームのような体験になっている。尚、主要な惑星はHelloGamesが発見済。
- この共同探検はシーズンが設定されており期間限定となっている。報酬などはシーズンごとに設定されており、他のセーブデータでもアンロックされて受け取ることができる。シーズンが終わるとセーブデータはノーマルモードに変換される。
- 期間限定のお祭りに参加するためにも、いつも遊んでるデータに報酬を追加させるためにも、新たなゲームに遠征してみよう。
- 2021/3/31から始まった第1シーズン「探検#1:パイオニアたち」は5/17に終了した。
v3.4 Expedition Two[]
- 2021年5月17日 v3.40 Expediton Two - Beachhead Expedition
- 探検#1が終了したその日に来たアップデート。第2シーズン「探検#2 足がかり(Beachhead)」。Beachheadとは海岸に作る前進拠点「海岸堡」のこと。橋頭保(Bridgehead)の類似語。今回の期限は短く2週間。5/31で終了した。
- これまでのパターンから外してくるような展開になっており、また期間が短いためか達成内容も簡単になっていた。
- 今回の共同探検は「サプライズ」が主眼でv3.40では終盤のマイルストーンや最終的な報酬が明かされておらず、内部的にもあえて未実装にされていた。
- 2021年5月21日 v3.41 Beachhead Expedition
- このアップデートは二段構えだった。このパッチで終盤が実装され、最終目標が明かされた。v3.40では無かったトレーラーも公開された。
- 本作において初の他ゲームとのコラボレーションとなる。「マスエフェクト」よりステルスフリゲート艦「SSV ノルマンディー」が登場。この優美なフリゲート艦が報酬だ。実際にフリゲートとして利用できるようになる。
- コラボもさることながらエイリアンしかいないはずの本作の宇宙の「過去の歴史」の残響から現れたのが人類の宇宙船というのも興味深い。5周年を迎える本作に大きな変化が起こる前兆かもしれない。
v3.5 Prisms[]
コンパニオンに乗って飛行しよう
- 2021年6月2日 v3.50 Prisms
- コンパニオンによる飛行と視覚効果の大幅強化が盛り込まれたアップデート。ゲーム内容に大きな変化はないのでややこじんまりとした印象もあるが、どれも効果的な改善になっている。5周年記念アップデートまであと二か月。
- 生物に毛皮が追加され、低空飛行のコンパニオンは騎乗して空を飛ぶことができるようになった。
- nVidia DLSS[用語]への対応。※nVidia RTXシリーズ搭載のPC用
- 床の一部が反射マテリアルになり、スクリーンスペースリフレクション(SSR)[用語]への対応。
- ボリュームメトリックライティング[用語]が進化し、惑星上で活用されるようになった。
- 視差オクルージョンマッピング[用語]に対応。
- ガラスパーツなどが光を屈折するようになった。
- 宇宙船のエンジン音の迫力が大いに強化された。
- フォトモードの改善
v3.6 No Man's Sky Frontiers[]
- 2021年9月1日 v3.60 Frontiers訳が公開。パッチノート3.6
- 発売から5年を迎え、長らく要望されていた村や町を作りたいという要望に応えるものになっている。単なる建築ではなく経営シミュレーションになっている。
- 惑星上にエイリアンのユニークな集落が発生するようになり、プレイヤーはその集落の監督官になることができる
- 町を命名し、建物を増築し、祭りや議論、センチネルの対策などを通して発展させていける
- ビルドメニューの完全な見直し。パーツを空中や他のパーツに重ねて配置できる自由配置モードをサポート。集落を構築できる数百もの新パーツの追加。
- セーブスロットが従来の5から15に増加
- エキゾチックコレクションの開放などがアカウント全体で共有されるようになり、さらにクラウドに保存できるようになった
- 宇宙空間の星間雲のビジュアルが更に美しくブラッシュアップ。
v3.64 Expedition Three: Cartographers[]
- 2021年9月8日 v3.64 Expedition Three: Cartographers訳が公開。
- 共同探検シーズン3のためのミニアップデート。今回は宇宙船がすぐに飛び立てない。まずは惑星上を探索して回る必要がある。Cartographersとは地図製作者のこと、惑星上に何があるのか地図を作ると探索しやすくなる。一般のゲームモードとは異なる体験となっている。
- 実施期間2021/9/8~2021/10/18。
v3.7 Expedition Four: Emergence[]
- 2021年10月20日 v3.70 Expedition Four: Emergence訳が公開。パッチノート3.7
- 共同探検シーズン4のためのミニアップデート。Emergenceとは発生や羽化という意味で、大量にサンドワームが生まれたことを指すようだ。日本語版ではタイタンワームとなっている。実施期間2021/10/20~2021/11/21。
- v3.0 Originsで実装されたサンドワームだがゲーム内での言及は乏しかった。またサンドワーム自体が希少であり、仮に遭遇してもあっという間に過ぎ去ってしまうものだった。今回の共同探検はワームの巣となった惑星を渡り歩いて存分に堪能できるものになっている。呪われた塵を撒き散らすサンドワームとそれに魅入られてしまった狂信者たち。それらの秘密を暴きアトラスに証拠を突きつけよう。
v3.73 Expeditions Revisited[]
- 2021月11月24日 v3.73 Expeditions Revisited訳が公開。
- タイタンワームが終了した2021/11/24からは過去の共同探検が順次再開催。マイルストーンも緩和されているので、これまでノルマがきつくて敬遠していた人でもとっつきやすくなっている。開始惑星も異なったものになっておりまた新たな気持ちで遊べる。
- 恐らく開発のHelloGamesにも年末年始の休みがあると思われる。そのためだろうかあまり手がかからないようなアップデートとなっている。従来通りなら次のアップデートは年明け以降2月頃になるだろう。
v3.80 Sentinel[]
- 2022年2月16日 v3.80 Sentinel訳が公開。
- 名前の通りセンチネルについてのアップデート。センチネル軍が増強し重戦闘ドローン、召喚ドローン、修理ドローンという新たなドローンの実装。それらが連携して戦うAIの改善。新たな強敵センチネルハードフレームの実装。それに伴いプレイヤー側の武装も麻痺迫撃砲などが追加。そしてミノタウロスをAIで自立行動させて手勢できるようになった。双方の戦力が増加したことにより激しい戦闘ができるようになった。
- センチネルを一時的に惑星から一掃できるセンチネルピラーが実装され、センチネルの伝承も読めるようになった。今まで語られなかったセンチネルはどのようにして生まれたのか、センチネルは何を考えているのかが明らかにされる。
- Expedition Five:Exobiology
- 2022年2月24日 共同探検#5: 宇宙生物学訳が開始。
- 生物を追い求める共同探検。 2022/2/24~2022/4/1。
v3.85 Outlaws[]
- 2022年4月13日 v3.85 Outlaws訳が公開。
- 多くの星系が宇宙海賊の手に落ちてしまった。そしてプレイヤーも海賊としてのプレイができるようになる。
- 新たなタイプの宇宙船ソーラー帆船が実装。宇宙空間で太陽帆を展開する宇宙船だ。宇宙船にも大容量の積み荷スロットが追加され、そして宇宙船は9機まで所有できるようになった。
- 宇宙戦闘が完全に見直され、敵もディフレクターシールドを張るようになった。シールドを破らなければ船体にダメージを与えられない。そして宇宙船の武装はシールドへの威力と船体への威力で異なるパラメータとなって性格付けされた。
- 激しくなった宇宙戦闘に対応するためか「飛行隊」という戦闘時随行してくれるNPC機体が4機まで登録できるようになった。この飛行隊という存在は実は本作発売前の2014年のトレーラーから度々見られたものだ。コンセプトから欠けていた要素がまたひとつ追加され、より一層完成度が上がったものになっている。
- Expedition Six:The Blighted (荒廃)
- 2022年4月14日 共同探検#6: 荒廃訳が開始。
- ザ・ブライトという宇宙海賊の足跡を追って宝探しをする共同探検。 2022/4/14~2022/5/20頃。
- Expedition Seven:Leviathan (リバイアサン)
- 2022年5月25日 共同探検#7: リバイアサン訳が開始。
- 死んだら最初からやり直しというローグライクを取り入れた異色の共同探検。ベースのゲームモードがサバイバルになり難易度も上昇。
v3.94 Endurance[]
- 2022年7月20日 v3.94 Endurance訳が公開。
- 貨物船基地のデザインやレイアウトが大幅に変更され、貨物船外にも出られるようになった。
- Leviathanで導入された有機フリゲート艦が正式に通常手順で雇えるようになった。
- Expedition Eight:Polestar (北極星)
- 2022年7月27日 共同探検#8: 北極星訳が開始
- 一新された貨物船周りのシステムに触れるものになっている。
v4.0 No Man's Sky Waypoint[]
- 2022年10月7日 v4.0 Waypoint訳が公開。パッチノート4.0
- PC/PS4版の発売から6周年を迎え7年目に突入した本作はゲームシステムやUIなどに大幅な見直しが行われた。
- 本作は長らくv3.0 Originsから始まったv3世代を続けてきた。Originsという通り本作発売前に盛りだくさんに掲げた本来のコンセプトつまりあるべき姿の実現が目標だったと思われる。そしてついにv4.0に踏み出した。Waypointとは「中間地点」のこと。ここから何が変わっていくのか今後に注目だ。
- 大きなトピックとしては、ついにNintendo Switch版が発売!ストリーミングではなく実機上で動くゲームになっており、さすがに性能面の制約からか現時点ではマルチプレイやネクサス、惑星開拓地関連ミッションが遊べないが、他はグラフィックの多少の劣化程度でフルスペックに近いゲームが遊べるようになっており、驚異的な移植になっている。
- ゲーム内容の大きな変更としてはアイテムケースの見直しが行われた。これまで煩雑だった汎用の一般タブをバッサリと削除。テクノロジー専門スロットとアイテム専門の積み荷スロットのみとなった。表示が1画面表示となりタブとしての表示もなくなった。
- おかげで従来のデータはテクノロジーの調整に大いに悩むことになったが、救済措置として従来では不可能だった設置済みのテクノロジーを別の宇宙船等に移動できるようになり、最高パラメータのモジュールを集めた最強の宇宙船を作りやすくなるなどメリットも存在している。長年で硬直してしまった旧来のデータに新風を送り込むことになった。
- ゲーム中に難易度の変更が行えるようになり、ゲームを易しくも難しくも自由に変えられるようになった。始めたばかりで装備も貧弱なら敵を弱くすることもできるし、お金を稼ぐのが面倒なら全部タダにしてしまうこともできる。充実した装備を持つノーマルデータで相応しい厳しさを持つサバイバルモードに挑むこともできる。
v4.1 Fractal[]
- 2023年2月23日 v4.1 Fractal訳が公開。パッチノート4.1
- 2023年最初のアップデートはPSVR2の発売に合わせたものになっており、もちろん本作はPSVR2に完全対応した。
v4.2 Interceptor[]
- 2023年4月5日 v4.2 Interceptor訳が公開。パッチノート4.2
- 2023年のアップデート第2弾は前回の共同探検ユートピアの終了翌日に公開された。今回の主題のInterceptorとはセンチネルの宇宙船である「センチネル迎撃機(センチネルインターセプター)」のことだ。この宇宙船は本作リリース時から存在するものだがこれまでプレイヤーは入手できなかった。機械生命体であるセンチネルの宇宙船に搭乗可能なコクピットはなかったからだ。しかしこの設定が変更されて有人用ではないが簡易のコクピットがあることになった。さらに有人機への改造途中で放棄された機体が、腐敗し見捨てられたセンチネルの惑星に墜落しているらしい。これを入手し改造を完了すればプレイヤーのものとなる。
v4.3 Expedition10: Singularity[]
- 2023年6月7日 v4.30 Singularity訳が公開。パッチノート4.30
- 2023年のアップデート第3弾は第10回目にして今年2回目の共同探検「唯一無二の/特異点」。前回のアップデートで現れた調和や不協和音に関わるストーリーだが残念ながらスッキリ明らかになる事柄はないようだ。
- 報酬はロボットボディになれる全身カスタマイズ。頭・背中以外の身体パーツが追加されるのは、2019年以来のこと。
- ストーリーとしてはセンチネルとは異なる古い機械種族であるオートファジーが登場。その修復に奔走する内容だが、それにアトラスも興味を持っている様が描かれる。
v4.4 Echoes[]
- 2023年8月24日 v4.4 Echoes訳が公開。パッチノート4.4
- ついに7周年を迎え、8年目に突入した本作の新たな節目となるアップデート!!
- 非常に大規模なアップデートになっているが、Interceptorから始まった新たな物語は途上でありv4世代は継続となった。
- 共同探検#11 航海者開催!星々を巡る様々な驚異と発見の航海に出よう!!
- 海賊の巨大な主力艦「ドレッドノート級海賊艦」が登場!戦闘に手間取るとワープで逃亡されてしまう。
- 新たなプレイヤー種族「オートファジー」が登場!これまで隠されてきた機械種族。
- 杖型マルチツールや、アトランティド・マルチツールが登場!
- 共同探検復刻
- 2023年末~2024年始にかけて共同探検の復刻が実施された。
v4.5 Omega[]
- 2024年2月15日 v4.5 Omega訳が公開。パッチノート4.50
- 初の試みである「無料体験版」という仕組みが登場。今回は非常に短い期間だったが、今後はこのような機会が増えていくものと思われる。
- 共同探検#12 オメガが開催された。今回の目玉の報酬は宇宙船「スターボーンランナー」と杖型マルチツール「アトラスセプター」
- 探検12:オメガが遊べる期間限定の体験版が各プラットフォームのオンラインショップに追加された。
- v4.4 Echoesで登場したドレッドノート級海賊艦がプレイヤーの貨物船として入手可能になった。
v4.6 Orbital[]
v4.7 Expedition13: Adrift[]
- 2024年5月29日 v4.7 Expedition13: Adrift訳が公開。パッチノート4.70
- NPCがいない放棄された星系しかないもう一つの宇宙を漂流する共同探検!