No Man's Sky (ノーマンズスカイ) 日本語Wiki
 
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{{Infobox 汎用
:[[ファイル:No Man's Sky Beyond|thumb|center|480px]]
 
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|name =
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|image = logo_v4.4_Echoes.png
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|概要 = ゲーム内容の紹介です。
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|関連 = [[パッチノート]]<br>[[アップデートロゴ]]
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|バージョン =
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}}
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==はじめに==
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本作は2016年8月に発売されたスペース・サバイバル・アドベンチャーゲーム。大きな特徴は[[プロシージャル生成|手続き型生成]]によって宇宙空間という途方もない大きさをオープンワールドで実現している点だ。さらに最も大きな特徴は、2023年現在も絶え間なくゲームが拡張され続けていることだ。リリース直後こそコンテンツに乏しいと批判を受けた本作だが、無限に近い宇宙に今も続々とコンテンツが追加され続けている。
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発売から既に30回もの大規模な更新があり、細かな不具合修正は数え切れない数になっている。これらによってゲームに非常に大きな変化が幾度も起こってきた。過去に常識と思って身につけた知識も、いまや根本的な仕様の刷新を受けて学び直す必要があるものが多数ある。
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本ページは新規の方、また長らくブランクがある方が本作の歴史的な内容を追いかけられるようにしたものだ。
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<references />
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==v4.0 No Man's Sky Waypoint==
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[[ファイル:nms-waypoint-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''いまだ旅は途上''</div>
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[[ファイル:No Man's Sky Waypoint (4.0) Update Trailer|center|450px]]
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;2022年10月7日 {{tlink|https://www.nomanssky.com/waypoint-update/|v4.0 Waypoint}}が公開。[[パッチノート4.0]]
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:PC/PS4版の発売から6周年を迎え7年目に突入した本作はゲームシステムやUIなどに大幅な見直しが行われた。
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:本作は長らくv3.0 [[Origins]]から始まったv3世代を続けてきた。Originsという通り本作発売前に盛りだくさんに掲げた本来のコンセプトつまりあるべき姿の実現が目標だったと思われる。そしてついにv4.0に踏み出した。Waypointとは「中間地点」のこと。ここから何が変わっていくのか今後に注目だ。
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:*大きなトピックとしては、ついにNintendo Switch版が発売!ストリーミングではなく実機上で動くゲームになっており、さすがに性能面の制約からか現時点では[[マルチプレイ]]や[[ネクサス]]、[[惑星開拓地]]関連ミッションが遊べないが、他はグラフィックの多少の劣化程度でフルスペックに近いゲームが遊べるようになっており、驚異的な移植になっている。
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:*ゲーム内容の大きな変更としては[[アイテムケース]]の見直しが行われた。これまで煩雑だった汎用の一般タブをバッサリと削除。テクノロジー専門スロットとアイテム専門の積み荷スロットのみとなった。表示が1画面表示となりタブとしての表示もなくなった。
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:**おかげで従来のデータはテクノロジーの調整に大いに悩むことになったが、救済措置として従来では不可能だった設置済みのテクノロジーを別の宇宙船等に移動できるようになり、最高パラメータのモジュールを集めた最強の宇宙船を作りやすくなるなどメリットも存在している。長年で硬直してしまった旧来のデータに新風を送り込むことになった。
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:*ゲーム中に難易度の変更が行えるようになり、ゲームを易しくも難しくも自由に変えられるようになった。始めたばかりで装備も貧弱なら敵を弱くすることもできるし、お金を稼ぐのが面倒なら全部タダにしてしまうこともできる。充実した装備を持つノーマルデータで相応しい厳しさを持つサバイバルモードに挑むこともできる。
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===v4.1 Fractal===
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[[ファイル:nms-fractal-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''宇宙は{{ruby|自己相似性|フラクタル}}を持っている…''</div>
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[[ファイル:No Man's Sky Fractal Update Trailer|center|450px]]
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;2023年2月23日 {{tlink|https://www.nomanssky.com/2023/02/no-mans-sky-fractal-update/|v4.1 Fractal}}が公開。[[パッチノート4.1]]
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:2023年最初のアップデートはPSVR2の発売に合わせたものになっており、もちろん本作はPSVR2に完全対応した。
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:*アップデートと同時に[[探検9:ユートピア]]が開始。特別な戦艦タイプの宇宙船「ユートピアスピーダー」が報酬としてもらえる。それに伴って[[宇宙船コレクション]]で保有できる宇宙船が9機から12機に引き上げられた。
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:*Nintendo Switch版でも[[ネクサス]]ミッションや[[週末ミッション]]、[[金属の痕跡]]が遊べるようになった。
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:*ゲーム内グラフィックがさらにさらに改善され、廃墟は突発的に火花が飛び散ったり煙が立ち込めたりするようになり、これまでともすれば味気なく感じてしまった建物の雰囲気もとても良くなった。このような改善はこれまでずっと行われてきたものだが今回は特に効果を体感できるものになっている。
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===v4.2 Interceptor===
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[[ファイル:nms-interceptor-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''ダークセンチネルの惑星からインターセプターを奪取せよ!''</div>
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[[ファイル:No Man's Sky Interceptor Update Trailer|center|450px]]
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;2023年4月5日 {{tlink|https://www.nomanssky.com/2023/04/no-mans-sky-interceptor-update/|v4.2 Interceptor}}が公開。[[パッチノート4.2]]
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:2023年のアップデート第2弾は前回の共同探検ユートピアの終了翌日に公開された。今回の主題のInterceptorとはセンチネルの宇宙船である「[[センチネル迎撃機]](センチネルインターセプター)」のことだ。この宇宙船は本作リリース時から存在するものだがこれまでプレイヤーは入手できなかった。機械生命体である[[センチネル]]の宇宙船に搭乗可能なコクピットはなかったからだ。しかしこの設定が変更されて有人用ではないが簡易のコクピットがあることになった。さらに有人機への改造途中で放棄された機体が、腐敗し見捨てられたセンチネルの惑星に墜落しているらしい。これを入手し改造を完了すればプレイヤーのものとなる。
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:*宇宙遭遇の特別な出会いや、宇宙空間の警戒レベル5で現れる[[センチネルの主力艦]]を破壊して、腐敗したセンチネルの惑星への道を拓こう。
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:*プレイヤーが見つけられる[[センチネル迎撃機]]は星系ごとに手続き的に生成され、それぞれ異なる姿を持つ。
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:*新たに追加された腐敗したセンチネルの惑星は新たなダークセンチネルが待ち受ける。新しいセンチネルマルチツールも入手可能。
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<gallery widths="350">
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Nms-interceptor-featured-1-1-2560w.png|センチネル主力艦が破壊可能に
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Harvest-the-corruption-3-1040w.jpg|腐敗したセンチネルの惑星
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Nms-interceptor-featured-9-2560w.jpg|インターセプター例1
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Own-an-interceptor-ship-10-1040w.jpg|インターセプター例2
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Own-an-interceptor-ship-7-1040w.jpg|インターセプター例3
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Sentinel-multi-tools-4-1040w.jpg|センチネルマルチツール
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</gallery>
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===v4.3 Expedition10: Singularity===
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[[ファイル:No Man's Sky Singularity Expedition Trailer|center|450px]]
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;2023年6月7日 {{tlink|https://www.nomanssky.com/2023/06/expedition-ten-singularity/|v4.30 Singularity}}が公開。[[パッチノート4.30]]
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:2023年のアップデート第3弾は第10回目にして今年2回目の共同探検「唯一無二の/特異点」。前回のアップデートで現れた調和や不協和音に関わるストーリーだが残念ながらスッキリ明らかになる事柄はないようだ。
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:*報酬はロボットボディになれる[[外見変更モジュール|全身カスタマイズ]]。頭・背中以外の身体パーツが追加されるのは、2019年以来のこと。
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:*ストーリーとしてはセンチネルとは異なる古い機械種族であるオートファジーが登場。その修復に奔走する内容だが、それにアトラスも興味を持っている様が描かれる。
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===v4.4 Echoes===
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[[ファイル:Nms-echoes-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''新種族オートファジー登場''</div>
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[[ファイル:No Man's Sky Echoes Update Trailer|center|450px]]
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;2023年8月24日 {{tlink|https://www.nomanssky.com/echoes-update/|v4.4 Echoes}}が公開。[[パッチノート4.4]]
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:ついに7周年を迎え、8年目に突入した本作の新たな節目となるアップデート!!
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:非常に大規模なアップデートになっているが、Interceptorから始まった新たな物語は途上でありv4世代は継続となった。
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*[[探検11:航海者|共同探検#11 航海者]]開催!星々を巡る様々な驚異と発見の航海に出よう!!
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*海賊の巨大な主力艦「[[ドレッドノート級海賊艦]]」が登場!戦闘に手間取るとワープで逃亡されてしまう。
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*新たなプレイヤー種族「オートファジー」が登場!これまで隠されてきた機械種族。
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*[[ボルタスタッフ|杖型マルチツール]]や、アトランティド・マルチツールが登場!
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<gallery widths="350">
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Generic4k-30.jpg|共同探検11 航海者(2023/8/31〜2023/10/16 22:00)|link=探検11:航海者
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Nms-echoes-featured-9-1440w.jpg|無法者の主力艦を撃破せよ!|link=パッチノート4.4|linktext=ドレッドノート級海賊艦は手間取るとワープで逃亡されてしまう
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New-alien-faction-7-1040w.jpg|新種族オートファジーと杖型マルチツール!|link=パッチノート4.4|linktext=隠されてきたロボット種族オートファジーが追加!!
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Atlantid-multi-tool-1-1040w.jpg|アトランティド・マルチツール登場!|link=パッチノート4.4|linktext=プロシージャル生成される多彩なアトランティド・マルチツール!!
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</gallery>
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;共同探検復刻
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:2023年末~2024年始にかけて共同探検の復刻が実施された。
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Fearsome-visor-2-1040w.jpg|共同探検9復刻 ユートピア(2023/12/8〜15)|link=探検9:ユートピア|linktext=衰退した星系を再建しよう
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Robo4K-4-768x432.jpg|共同探検10復刻 唯一無二の/特異点(2023/12/15~22)|link=パッチノート4.30|linktext=謎の構造体を組み立てよう
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Shared-expeditions-4-1040w.jpg|共同探検3復刻 地図制作者(2023/12/22〜29)|link=探検3:地図製作者|linktext=宇宙船の修理のため惑星探索しよう
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Generic4k-30.jpg|共同探検11復刻 航海者(2023/12/29〜2024/1/8)|link=探検11:航海者|linktext=星々を巡る発見の航海に出よう
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</gallery>
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===v4.5 Omega===
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[[ファイル:nms-omega-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''体験版プレイヤーを迎えよう''</div>
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[[ファイル:No Man's Sky- Omega Update Trailer|center|450px]]
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;2024年2月15日 {{tlink|https://www.nomanssky.com/omega-update/|v4.5 Omega}}が公開。[[パッチノート4.50]]
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:初の試みである「無料体験版」という仕組みが登場。今回は非常に短い期間だったが、今後はこのような機会が増えていくものと思われる。
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*[[探検12:オメガ|共同探検#12 オメガ]]が開催された。今回の目玉の報酬は宇宙船「スターボーンランナー」と杖型マルチツール「アトラスセプター」
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*[[探検12:オメガ]]が遊べる期間限定の体験版が各プラットフォームのオンラインショップに追加された。
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*v4.4 [[Echoes]]で登場した[[ドレッドノート級海賊艦]]がプレイヤーの貨物船として入手可能になった。
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<gallery widths="350">
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an-open-invitation-5-1040w.jpg|無料体験版と一緒|link=パッチノート4.50|linktext=共同探検が遊べる体験版が各プラットフォームに追加
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Omega-expedition-2-1040w.jpg|共同探検12 オメガ(2024/2/15~2024/3/19 3:00)|link=探検12:オメガ|linktext=終わりなき旅に出よう
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starborn-runner-2-1040w.jpg|スターボーンランナー|link=探検12:オメガ|linktext=探検報酬の新型宇宙船を手に入れよう
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Seize-dreadnought-2-1040w.jpg|貨物船となったドレッドノート級海賊船|link=ドレッドノート級海賊艦|linktext=海賊の貨物船を手に入れよう
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</gallery>
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===v4.6 Orbital===
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[[ファイル:nms-orbital-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''宇宙船を製造しよう''</div>
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[[ファイル:No Man's Sky Orbital Update Trailer|center|450px]]
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;2024年3月27日 {{tlink|https://www.nomanssky.com/orbital-update/|v4.6 Orbital}}が公開。[[パッチノート4.60]]
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== 旅は続きます ==
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<p style="text-align:center;">''Our Journey Continues<p>
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ここからは発売前の情報までさかのぼって、本作の内容を紹介する。数多のビジュアルの改善を経てきた最新の画像と当時の画像の差も注目。
   
 
==No Man's Skyの特徴==
 
==No Man's Skyの特徴==
 
;18,446,744,073,709,551,616個の惑星
 
;18,446,744,073,709,551,616個の惑星
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<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
[[ファイル:Top_slider_04.png|thumb|left|330px]]
 
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Top_slider_04.png
[[ファイル:Top_slider_05.png|thumb|right|330px]]
 
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Top_slider_05.png
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</gallery>
   
 
{{clr}}
 
{{clr}}
本作には1800京個以上という膨大な惑星が存在する。プレイヤーは自身が操作する宇宙船に乗って惑星から惑星へとシームレスに移動し、各惑星で得た資源を元に他の惑星の住人と取引し、宇宙船やアイテムをアップグレードしたり、敵対グループと戦闘をしたりと、自由度の高いゲーム性を備えている。
+
本作には[[プロシージャル生成]]によって1800京個以上という膨大な惑星が存在する。プレイヤーは自身が操作する宇宙船に乗って惑星から惑星へとシームレスに移動し、各惑星で得た資源を元に他の惑星の住人と取引し、宇宙船やアイテムをアップグレードしたり、宇宙海賊と戦闘をしたりと、自由度の高いゲーム性を備えている。
   
2つとして同じ惑星は存在せず、その惑星の第一発見者となったプレイヤーは自身のPlayStation Networkのアカウント名と共に任意の名前をその惑星に付けることができる。ゲーム中の宇宙はネットワークを利用し、全プレイヤーが共有しているため、プレイヤー同士の行動がそれぞれ影響し合う。
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1つとして同じ惑星は存在せず、その惑星の第一発見者となったプレイヤーは自身のプラットフォームのアカウント名と共に任意の名前をその惑星に付けることができる。ゲーム中の宇宙はネットワークを利用し、全プレイヤーが共有しているため、プレイヤー同士の行動がそれぞれ影響し合う。
   
   
 
;宇宙をサバイブする
 
;宇宙をサバイブする
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<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
[[ファイル:Top_slider_06.png|thumb|left|330px]]
 
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Top_slider_06.png
[[ファイル:Top_slider_08.png|thumb|right|330px]]
 
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Top_slider_08.png
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</gallery>
   
 
{{clr}}
 
{{clr}}
ゲーム中の宇宙には多くの派閥が存在する。プレイヤーはの派閥から所属する派閥を選択することきる対す派閥との戦闘は避けられない。プレイヤー動次第で宇宙警察から懸賞金かけられ警備ロボットに負われたりする場合もあるように、プレイヤーの行動には善悪が存在する。
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宇宙には多くの派閥が存在する。それぞれ派閥の評価上げることで応対変わったり便宜をうけたりと様々なことが起こる。共通のであ宇宙海賊との戦闘に勝利することで評価を上げることもできる逆にプレイヤーが海賊的な行うと評価が下がりまで味方だった人々が敵に回ったり、センチネルと呼ばれる星々を守護する強大な防衛システムと戦こともなる。
   
   
 
;見つけた資源をトレードし、自身をアップグレードしよう。
 
;見つけた資源をトレードし、自身をアップグレードしよう。
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<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
[[ファイル:Top_slider_11.png|thumb|left|330px]]
 
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Top_slider_11.png
[[ファイル:Top_slider_02.png|thumb|right|330px]]
 
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Top_slider_02.png
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</gallery>
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{{clr}}
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惑星探索ではプレイヤーが様々な資源を入手することができる。その資源を必要とする他の惑星の住人とトレードして資金を得たり、宇宙船や武器などをアップグレードしたりすることで探索や戦闘を有利に進めることができる。
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これら以外も様々な要素が継続的に追加され続けている。
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==プレリリース==
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===発売前のコンセプトアート===
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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2014年に公開された17枚のコンセプトアート。惑星基地やエクソクラフトのようなリリース当初にはなかったものも描かれている。
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<gallery type="slideshow" widths="400" position="left" hideaddbutton="true">
  +
No-Mans-Sky-concept-art 17.jpg
  +
No-Mans-Sky-concept-art 16.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 15.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 14.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 13.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 12.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 11.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 10.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 9.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 8.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 4.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 7.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 6.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 5.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 3.jpg
  +
No-Mans-Sky-concept-art 2.jpg
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No-Mans-Sky-concept-art 1.jpg
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</gallery>
   
 
{{clr}}
 
{{clr}}
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</div>
惑星探索ではプレイヤーが様々な資源を入手することができる。その資源を必要とする他の惑星の住人とトレードすることで、宇宙船や武器などをアップグレードすることで、探索や戦闘を有利にすすめることができる。
 
   
==発売前の開発者からの注意==
+
===発売前のトレイラー===
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
;「あなたの想像するようなゲームではないかもしれない」
 
:開発者の1人であるMurray氏は、期待されがちなPvPのマルチプレイや、街や文明作り、貨物輸送といった要素は“現時点”では実装されていないと言い切り、そういったゲームではないと語る。しかし、これらの要素の一部はのちのアップデートで追加されること示唆している。とにかく『No Man’s Sky』はマルチプレイヤー要素を公開してからというもの、「MMOなのか」という質問が生まれており、そのたびにMurray氏はそういった要素を否定している。スケールの大きさから「なんでもできる」と思われがちであるが、あくまで宇宙を探索しお金を稼ぐという流れが根本にあるようで、ゲーム内容の説明に懸命になるのはプロモーションでありながら“間違った方向への期待”の抑制としての活動であるとも見受けられる。そして最後にMurray氏は、『No Man’s Sky』はニッチで奇妙であるがゆえに、万人向けの作品ではないことを強調しながら、ユーザーにとってきっと今までに経験したことのないタイトルとなるになるであろうと、公式ホームページの声明を締めている。
 
   
[http://jp.automaton.am/articles/newsjp/no-mans-sky-developer-explains-what-no-mans-sky-is-to-users/ AUTOMATON]より転載
 
   
  +
壮大な銀河を旅し、惑星と宇宙をシームレスに行き来する鮮烈なコンセプトムービー。このロマンに満ちたトレイラーに大きな期待を寄せた人たちは多かったはずだ。しかしあくまでも開発段階のものでバージョンを重ねても長らく見られない光景も多かった。このロマンの実現を目指したMODも作られたくらいだ。しかしOriginsアップデートを経た今、ほぼ実現されたと言える状態になった。
==ファーストリリース==
 
  +
<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
  +
No Man's Sky|2013年、最初のトレイラー
  +
No Man's Sky Infinite Worlds-0|2014年、無限の世界
  +
No Man's Sky gameplay E3 2014|2014年、E3ゲームプレイ
  +
No Man's Sky Portal gameplay trailer|2014年、ポータルゲームプレイ
  +
No Man's Sky Galaxy gameplay trailer|2014年、ギャラクシーゲームプレイ
  +
No Man's Sky - 'I've Seen Things' Gameplay Trailer|2015年、ゲームプレイトレイラー
  +
</gallery>
  +
{{clr}}
  +
</div>
   
  +
===発売前の開発者からの注意===
2016年8月13日PC版、2016年8月25日PS4版がロンチした。
 
  +
{{Quote2|あなたの想像するようなゲームではないかもしれない。|Sean Murray|AUTOMATON 2016-08-09|link=https://automaton-media.com/articles/newsjp/no-mans-sky-developer-explains-what-no-mans-sky-is-to-users/}}
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
   
: 開発者の心配のとおり、内容からかけ離れて過剰に膨れ上がってしまった期待に対して、ファーストリリースはシンプルだった上にバグも多かった。多くの落胆と批判を受けることになってしまった。
 
: [https://www.youtube.com/watch?v=oM699th_DAM ロンチトレーラー]
 
   
  +
{{Quote2|開発者の1人であるMurray氏は、期待されがちなPvPのマルチプレイや、街や文明作り、貨物輸送といった要素は“現時点”では実装されていないと言い切り、そういったゲームではないと語る。しかし、これらの要素の一部はのちのアップデートで追加されること示唆している。とにかく『No Man’s Sky』はマルチプレイヤー要素を公開してからというもの、「MMOなのか」という質問が生まれており、そのたびにMurray氏はそういった要素を否定している。スケールの大きさから「なんでもできる」と思われがちであるが、あくまで宇宙を探索しお金を稼ぐという流れが根本にあるようで、ゲーム内容の説明に懸命になるのはプロモーションでありながら“間違った方向への期待”の抑制としての活動であるとも見受けられる。そして最後にMurray氏は、『No Man’s Sky』はニッチで奇妙であるがゆえに、万人向けの作品ではないことを強調しながら、ユーザーにとってきっと今までに経験したことのないタイトルとなるになるであろうと、公式ホームページの声明を締めている。|[https://jp.automaton.am/articles/newsjp/no-mans-sky-developer-explains-what-no-mans-sky-is-to-users/ AUTOMATON]}}
==FOUNDATION UPDATE==
 
2016年11月29日[[パッチノート1.1|v1.1 Foundation&nbsp;Update]]が公開された。[https://www.youtube.com/watch?v=hI9PvjJJijY 動画]
 
: ''Foundation''とは「基礎」という意味だがここでは大型拡張の第一歩であることと「基地(''Base'')」の二重の意味を表しているものと思われる。まず第一歩として実装されたのは多くのプレイヤーが希望したマインクラフトのような建設要素と星系間を貨物船で交易できることだった。このときから、ただ銀河の中心へ探索を進めるだけのゲームではなくなった。
 
   
  +
この発言は憶えておこう。確かに本作は誇大なプロモーションを行ってしまったことで有名だが、ちゃんと後に実装されるということは説明していたのだ。
:'''惑星上にある「無人の基地」を発見し自分の基地として拡張しよう。(v1.5以降とは異なる)'''
 
  +
</div>
<p style="text-align:center;">[[ファイル:V1.1FoundationUpdate.png|670px]]</p>
 
   
  +
==v1.0 Initial Release==
  +
:[[ファイル:『No Man's Sky』 ローンチトレーラー|center|480px]]
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
   
:'''基地によって宇宙農業が可能になった。独特のデザインも注目。'''
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:V1.1Farming.png|670px]]</p>
 
   
  +
;2016年8月9日PS4版(米国)、2016年8月13日PC版、2016年8月25日PS4版(日本)リリース。
  +
:開発者が心配したとおり、内容からかけ離れて過剰に膨れ上がってしまった期待に対して、初期リリースはトレイラーにあった要素や仄めかされた仕様について未実装のものが多く、ただ銀河の中心を目指すだけとなっており、バグも多かった。大きな落胆と批判に晒されることになってしまった。
   
  +
: 一般的なパッケージゲームは基本的に売り切りであり、誰もが本作は途方もない可能性を秘めながらこじんまりと終わってしまったと思っていた。バグ修正のアップデートが続けられる裏で、非難に晒されて沈黙を続ける開発者が本当の長い旅路を用意しているとは誰も想像していなかった。
:'''貨物船が実装され、貨物船で別星系に向かったり、建設可能部分をカスタマイズできる。'''
 
  +
</div>
<p style="text-align:center;">[[ファイル:大型貨物船1.jpg|670px]]</p>
 
   
  +
===v1.1 Foundation===
==PATHFINDER UPDATE==
 
  +
[[ファイル:Crossbar-foundation-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
2017年3月9日[[パッチノート1.2|v1.2 Pathfinder Update]]が公開された。[https://www.youtube.com/watch?v=ZDNtbosTCvo 動画]
 
  +
<p style="text-align:center;">''長き旅路の最初の小さな一歩''</p>
: ''Pathfinder''とは「開拓者」という意味で開拓要素のさらなる強化が図られた。惑星上の移動能力を強化するためのエクソクラフトが導入され、建設した基地をサーバーを通して共有できるようになった。またプレイヤーは複数の宇宙船を所有できるようになった。それに伴い宇宙船に専門分野(戦艦、シャトル、運送業者、探検家)でクラス分けが導入された。マルチツールにも同様な専門分野が導入された。ゲームの機能としてはカメラモード、ゲームモードにはパーマネントデスモードが追加された。PS4 PROに対応。
 
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
   
<p style="text-align:center;">[[ファイル:V1.2pathfinderUpdate.jpg|670px]]</p>
 
   
  +
[[ファイル:No Man's Sky Foundation Update (version 1.1)|center|480px]]
==ATLAS RISES UPDATE==
 
2017811日[[パッチノート1.3|v1.3&nbsp;Atlas Rises Update]]が公開された[https://www.youtube.com/watch?v=5328iuzHw-w 動画] [https://www.youtube.com/watch?v=k5E4CtRVPtQ 地形編集動画]
+
;20161129日[[パッチノート1.1|v1.1 Foundation&nbsp;Update]]が公開。
  +
: ''Foundation''とは「基礎」という意味だがここでは大型拡張の第一歩であることと「[[惑星基地|基地]](''Base'')」の二重の意味を表しているものと思われる。まず第一歩として実装されたのは多くのプレイヤーが希望したマインクラフトのような建設要素と星系間を[[貨物船]]で交易できることだった。このときから、ただ銀河の中心へ探索を進めるだけのゲームではなくなった。
:高解像度テクスチャを使用するようになり景観が大幅に改善した。基地の地形編集も可能になった。貿易が見直され経済が導入された。
 
:ゲームとしてのストーリーとチュートリアルが整備され本ゲームのバックストーリーがついに明らかになった。ミッションシステムが導入されアルテミスミッションなどが導入された。ストーリー整備にあたって第4の種族トラベラーが導入されプレイヤーはそこに所属すると定義された。
 
:そして待望のマルチプレイが導入された。これはアンビエントマルチプレイと呼ばれる。同じ惑星上のプレイヤー同士が光の球体として互いを確認できる。16人同時参加可能の簡易マルチプレイ。
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:V1.3高解像度テクスチャによる景観の改善.jpg|670px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:V1.3atlasRisesUpdate.jpg|330px]]&nbsp;&nbsp;[[ファイル:V1.3exoticPlanet.jpg|330px]]</p>
 
   
  +
<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
  +
V1.1Farming.png|惑星基地によって宇宙農業が可能に
  +
大型貨物船1.jpg|貨物船が実装。建設可能部分をカスタマイズできる
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</gallery>
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</div>
   
  +
===v1.2 The Path Finder===
: このアップデートに先駆けて「Waking Titan」というARゲームがあり、その第1シーズンの最後にNo Man's Skyへの関連が明らかにされてATLAS RISESの公開という手の込んだ導入になっている。「Waking Titan」はその後も第2シーズンが続きNextに繋げて完結した。
 
  +
[[ファイル:Crossbar-pathfinder-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''進むべき道を示す次なる一歩''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
   
  +
== NEXT ==
 
  +
[[ファイル:No Man's Sky - The Path Finder Update|center|480px]]
2018年7月24日XboxOne版がロンチ、あわせて[[パッチノート1.5|v1.5 Next]] が公開された。[https://www.youtube.com/watch?v=h3HphgSn0o4 動画]
 
  +
;2017年3月9日[[パッチノート1.2|v1.2 The Path Finder Update]]が公開。
: ゲームは新しい段階に突入した。宇宙に大きな変化が起き、ゲームシステム、資源、テクノロジーが一新。三人称視点が追加されたため全く新しい感覚で遊ぶことができる。自分の姿もカスタマイズできる。そしてホストのゲームに4人まで参加できるセッションという考えが導入され、完全なマルチプレイが実装された。互いに完全なキャラクタが視認できるようになりジャスチャーで交流しながら友人とともに宇宙を探索しミッションを遂行できる。また、コミュニティリサーチというイベントミッションも追加され、プレイヤー同士が出会うという機会は稀ではなくなった。
 
  +
: ''Path Finder''とは「道を示す者」。また''Pathfinder''には「開拓者」という意味もある。開拓要素のさらなる強化が図られた。つまり銀河を越えずに足場を固め探索を広げるという要素を強化する方向性が示された。
  +
:*惑星上の移動能力を強化するための[[エクソクラフト]]が導入
  +
:*建設した[[惑星基地]]のサーバーを通した共有
  +
:*プレイヤーは複数の[[宇宙船]]を所有できるようになり、宇宙船には専門分野(戦艦、シャトル、運送業者、探検家)とクラスが導入
  +
:*[[マルチツール]]にも同様な専門分野が導入
  +
:*クイックメニューにカメラモード、ゲームモードにはパーマネントデスモードが追加
  +
:*PS4 PROに対応
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</div>
  +
  +
===v1.3 Atlas Rises ===
  +
[[ファイル:Crossbar-atlas-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''16/16… 16が示すものとは?''</p>
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky - Atlas Rises|center|480px]]
  +
;2017年8月11日[[パッチノート1.3|v1.3 Atlas Rises]]が公開。
  +
:発売から1年、ストーリー部分にあたる長編ミッションとチュートリアルが整備された。
  +
:アトラスとは本作における神のような超越的な存在。これまでその詳細とプレイヤーとのかかわりは全く語られてこなかった。それがついに明かされることになった。ストーリーの整備にあたって第4の種族[[トラベラー]]が導入されプレイヤーはそこに所属すると定義された。
  +
:ゲームとしての完成度はリリース時から比べて大幅に上がり、好意的な評価が増えていった。
  +
:*ミッションシステムが導入
  +
:*簡易的な[[マルチプレイ]]が導入。アンビエントマルチプレイと呼ばれる。同じ惑星上のプレイヤー同士が光の球体として互いを確認できる。16人同時参加可能。
  +
:*高解像度テクスチャを使用するようになり景観が大幅に改善
  +
:*基地の地形編集
  +
:*貿易が見直され[[経済]]が導入
  +
<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
  +
V1.3atlasRisesUpdate.jpg
  +
V1.3exoticPlanet.jpg
  +
</gallery>
  +
  +
:このアップデートに先駆けて「[[Waking Titan]]」というARゲームがあり、その第1シーズンの最後にNo Man's Skyへの関連が明らかにされてATLAS RISESの公開という手の込んだ導入になっている。「Waking Titan」はその後も第2シーズンが続きNextに繋げて完結した。
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</div>
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  +
==v1.5 No Man's Sky Next ==
  +
[[ファイル:Crossbar-next-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''宇宙に大きな変化が発生''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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  +
[[ファイル:No_Man's_Sky_Next_Trailer|center|480px]]
  +
;2018年7月24日XboxOne版がリリース、あわせて[[パッチノート1.5|v1.5 Next]] が公開。
  +
:発売から2年、ゲームは新しい段階に突入した。宇宙に大きな変化が起き、ゲームシステム、資源、テクノロジーが一新。三人称視点が追加され、全く新しい感覚で遊べるようになった。自分の姿もカスタマイズできる。共同ミッション[[コミュニティリサーチ(Next)|コミュニティリサーチ]]の追加によって、プレイヤー同士が出会うという機会は稀ではなくなった。
  +
:セッションと呼ぶ新たな[[マルチプレイ]]モードが実装。このモードでは互いに完全なキャラクタが視認できる。4人まで集い、ジャスチャーで交流しながら友人とともにミッションを遂行できるようになった。マルチプレイの強化はストーリーとして予告されていた世界の壁が崩れ去りトラベラー同士が交流できるようになるというAtlas Risesのストーリーの未来予測を実現したものになっている。
  +
:ここからアップデート毎に凝ったデザインの[[アップデートロゴ]]があしらわれるようになり、ゲームが大きく変化したことがわかりやすくなった。
  +
:Atlas Risesの最後のバグ修正から半年の沈黙があり、本作は一応の完成を迎えたと思われていたが、開発はこの旅路を簡単に終わらせる気はないのだとようやく認識がされたのだった。v1.0で離れたプレイヤーも次第に戻ってくるようになった。
   
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:マルチプレイヤー.jpg|670px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:マルチプレイヤー.jpg|670px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:ピルグリムカラーリング.jpg|330px]]&nbsp;&nbsp;[[ファイル:水銀統合コンパニオン.png|330px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:ピルグリムカラーリング.jpg|330px]]&nbsp;&nbsp;[[ファイル:水銀統合コンパニオン.png|330px]]</p>
  +
</div>
   
  +
=== v1.7 The Abyss ===
  +
[[ファイル:Crossbar-abyss-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''深淵からの呼び声''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
   
: ストーリーとして予告されていた世界の壁が崩れ去りトラベラー同士が交流できるようになるというAtlas Risesのストーリーに出てくる未来予測を実現したものになっている。
 
   
  +
[[ファイル:No_Man's_Sky_The_Abyss_Trailer|center|480px]]
== THE ABYSS ==
 
2018年10月29日[[パッチノート1.7|v1.7 The Abyss]] が公開された[https://www.youtube.com/watch?v=YIrCX5PomuA 動画]
+
;2018年10月29日[[パッチノート1.7|v1.7 The Abyss]] が公開。
: 水中探索に焦点を当てたアップデート。水中を探索するための新しいエクソクラフトが導入。水中に数々の構造物・生物などが追加された。
+
: 水中探索に焦点を当てたアップデート。水中を探索するための新しい[[エクソクラフト]]が導入。水中に数々の構造物・生物などが追加された。
   
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:Swimming-controls-2.jpg|670px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:Swimming-controls-2.jpg|670px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:ノーティロンで探索しよう!.jpg|330px]]&nbsp;&nbsp;[[ファイル:水中遺跡を発見.jpg|330px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:ノーティロンで探索しよう!.jpg|330px]]&nbsp;&nbsp;[[ファイル:水中遺跡を発見.jpg|330px]]</p>
  +
</div>
   
== VISIONS ==
+
=== v1.75 Visions ===
  +
[[ファイル:Crossbar-visions-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
2018年11月22日[[パッチノート1.75|v1.75 Visions]] が公開された。[https://www.youtube.com/watch?v=IoBOFTi-zAk 動画]
 
  +
<p style="text-align:center;">''多彩な風景''</p>
: 新しいエキゾチック惑星、惑星の色彩や危険生物、アーティファクトなど地表探索の強化に焦点を当てたアップデート。依然として不具合はあるが、かなり減ってきた。
 
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No_Man's_Sky_Visions|thumb|center|480px]]
  +
;2018年11月22日[[パッチノート1.75|v1.75 Visions]] が公開。
  +
: 新しいエキゾチック惑星、惑星の色彩や危険生物、[[トレジャーハント]]など地表探索の強化に焦点を当てたアップデート。依然として不具合はあるが、かなり減ってきた。
   
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:V1.75visionsUpdate.png|670px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:V1.75visionsUpdate.png|670px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:グリッチを入手しよう.png|330px]]&nbsp;&nbsp;[[ファイル:発光するストームクリスタル.jpg|330px]]</p>
 
<p style="text-align:center;">[[ファイル:グリッチを入手しよう.png|330px]]&nbsp;&nbsp;[[ファイル:発光するストームクリスタル.jpg|330px]]</p>
  +
</div>
  +
  +
==v2.0 No Man's Sky Beyond==
  +
[[ファイル:Crossbar-beyond-v6-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''「次」の先へ''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
;2019年8月14日[[パッチノート2.03|v2.03 Beyond]]が公開。
  +
:発売から3年。BEYONDはこれまでで最も野心的な章としている。予定されていた三つの大型アップデートをまとめたもの。Beyondのアップデートは従来通り無料で提供された。
  +
:[[ファイル:No Man's Sky BEYOND Launch Trailer|centre|480px]]
  +
  +
# No Man's Sky Online
  +
#: [[ファイル:Beyondマルチプレイ.jpg|thumb|310px]][[スペースアノマリー]]が宇宙空間でいつでも呼び出せるようになり、内部は16~32人の交流が可能な[[マルチプレイ]]のロビーになった。[[マルチプレイ]]のミッションは「[[ネクサス]]」から受注できる。他ユーザの基地にテレポート可能な「星間ターミナル」が設置された。これらに伴い他の銀河での活動について大幅に制限が緩和された。
  +
# No Man's Sky Virtual Reality
  +
#: [[ファイル:No_Man's_Sky_VR1.png|thumb|310px]]PSVRとSteamVRに対応。単なる小手先な移植ではなく真のVRアプリを目指したもの。
  +
#: 地上での移動方法は酔いにくいテレポート方式だけでなく、普通に移動する方法も選択できる模様。手を動かして自由なジェスチャーが可能。
  +
#: VRゲームとして画期的な操作性を実現。
  +
# No Man's Sky 2.0
  +
#: 惑星基地に論理的な要素を持った電力システムが導入され、自動化された大量の採掘や収集が可能になった。
  +
#: 動物の飼育や騎乗、搾乳などがサポートされ、料理が実装。
  +
</div>
  +
  +
===v2.2 Synthesis===
  +
[[ファイル:Crossbar-synthesis-v2-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''プレイヤーの要望が結実する''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:ShipSalvage_2.png|center|thumb|670px]]
  +
  +
{{clr}}
  +
;2019年11月28日[[パッチノート2.21|v2.21 Synthesis]]([https://www.nomanssky.com/synthesis-update/ 原文]/[https://translate.google.co.jp/translate?sl=auto&tl=ja&u=https://www.nomanssky.com/synthesis-update/ Google翻訳])が公開。
  +
:Synthesisとは「合成」という意味。ゲーム内の「[[水銀統合コンパニオン]](''Quicksilver Synthesis Companion'')」は集めたイベント通貨の「水銀」からイベント報酬を合成してくれる。開発に寄せられたプレイヤーの多くの要望が合成されて出来上がったアップデートがやってきた。長らく要望されてきた宇宙船のアップグレードがついに可能になった。
  +
  +
<div style="float:left; width:50%;">
  +
*宇宙船艤装ターミナルが追加。スロットを増やしたりクラスを上げることが可能
  +
*不要な宇宙船をスクラップにして材料にする要素を追加
  +
*複数のマルチツールの所有が可能になり、クイックメニューで変更可能に
  +
*地形編集に地形を均すための新モードが追加
  +
*惑星基地の地形編集が保護されるようになる。他様々な改善とコストが軽減
  +
*ストレージコンテナの貯蔵量の増加
  +
</div>
  +
<div style="float:left; width:50%;">
  +
*プレイヤーの外見が保存可能
  +
*VR以外でもエクソクラフトの一人称視点が可能に
  +
*VRでもフォトモードや騎乗が可能に
  +
*新たなテクノロジーの実装
  +
*新しいベースパーツ
  +
*ディスカバリーページの改善
  +
*バックパックが精製機の機能を持つように
  +
</div>
  +
  +
{{clr}}
  +
[[ファイル:No Man's Sky Update 2.24 - ByteBeat|center|480px|v2.24では基地パーツにシンセサイザーが加わった]]
  +
  +
;方針変更
  +
:Atlas Rises、Next、Beyondといった大規模アップデートは、その規模の大きさにより、開発チームはリリース前の半年間を沈黙して開発に専念せざるを得なかった。それはプレイヤーにとって不安な時間だった。しかしここからは方針を変え、大規模アップデートの開発期間中にもプレイヤーが喜んでもらえるように小規模アップデートを並行して行うようになった。こうして2020年の明けから概ね隔月リリースという怒涛のアップデートが始まった。
  +
  +
{{clr}}
  +
</div>
  +
  +
===v2.3 Living Ship===
  +
[[ファイル:Crossbar-living-ship-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<div style="text-align:center;">''こんな船は初めて見た。まるで…生きているようだ。''([[星の誕生]]ミッションより)</div>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky Living Ship Trailer|center|480 px|[[:ファイル:No_Man%27s_Sky_Living_Ship_Trailer#解説 | ルトガー・ハウアーによる渋いナレーション入り]]]]
  +
{{clr}}
  +
  +
;2020年2月19日[[パッチノート2.30|v2.30 Living Ship]]([https://www.nomanssky.com/2020/02/no-mans-sky-living-ship-release/ 原文]/[https://translate.google.co.jp/translate?sl=auto&tl=ja&u=https://www.nomanssky.com/2020/02/no-mans-sky-living-ship-release/ Google翻訳])が公開。
  +
:卵から孵して育てる新たな宇宙船クラスが実装
  +
[[ファイル:Qol-2.png|center|thumb|640px]]
  +
{{clr}}
  +
  +
*生物船誕生にまつわる新たなシリーズミッションの実装や、星系内の新たな探索要素などが加えられた
  +
*長く修正されなかった数々の不具合にも手が入り、さらに遊びやすくなった
  +
</div>
  +
  +
===v2.4 Exo Mech===
  +
[[ファイル:Crossbar-exo-mech-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''人型エクソクラフト大地に立つ''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky Exo Mech Trailer-1||center|480 px]]
  +
{{clr}}
  +
;2020年4月7日[[パッチノート2.40|v2.4 EXO MECH]]が公開。
  +
:強力なジェットパックを装備したエクソクラフト・ミノタウロスが登場。
  +
:*ミノタウロス実装によって、従来のエクソクラフトの位置づけが変更
  +
:*貨物船にエクソクラフトを召喚する新しいテクノロジーが追加。これによって貨物船がある星系内にエクソクラフトの呼び出しが可能に
  +
:*惑星基地の送電線を隠すための仕組みが追加
  +
</div>
  +
  +
===v2.5 Crossplay===
  +
[[ファイル:Crossplay-Invite-to-Group.png|center|thumb|600px|プレイヤー名とプラットフォームのアイコンかコントローラのアイコンが表示されるようになった]]
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
;2020年6月11日[[パッチノート2.51|v2.51 Crossplay]]が公開。
  +
:本作はPS4、XboxOne、PCという機種によるプラットフォームだけでなく、PC版はSteam、GOGというストア別にも細分化しており、これまではそれらは全て分断された状態だった。
  +
:2020/6/11より新たにMicrosoftストア/XboxGamePass版がリリースされるにあたって、すべてのプラットフォーム間でのクロスプレイが実装された。
  +
:*Nexusのロビーに複数のプラットフォームのプレイヤーが集結、自由にグループを組んで探索できる
  +
:*「No Man's Skyフレンド」という独自のフレンド機構を実装、プラットフォームを超えたフレンドリストを構築できる
  +
:*「No Man's Skyフレンドコード」を交換することでオフラインでプレイヤー情報を交換することもできる
  +
  +
[[ファイル:Crossplay-Network-Friends.png|center|thumb|600px|自分のフレンドコードを参照したり、他プレイヤーのフレンドコードを登録できる]]
  +
</div>
  +
  +
===v2.6 Desolation===
  +
[[ファイル:Crossbar-desolation-large--hover.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''遺棄された貨物船で何が起こったのか?''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky Desolation Update Trailer|center|480 px]]
  +
;2020年7月17日[[パッチノート2.60|v2.6 Desolation]]が公開。
  +
:No Man's SkyがSFホラー風シューティングに早変わり。実装に合わせてライティングや戦闘全般が爽快に遊べるように改善された。
  +
  +
:宇宙空間を乗組員に遺棄された貨物船が漂流している。その内部はまさにダンジョン。価値ある品々も残留しているが、様々な危険も潜んでいる。[[ロスト・イン・スペース|あなたの任務]]は乗組員たちに何が起こったのか調べることだ…
  +
:*探索の舞台は星系を元に[[プロシージャル生成]]される。星系毎に異なった遺棄貨物船がある。
  +
:*貨物船の名前もそこで起こった物語もプロシージャルに作り出される
  +
:*獲得できたテクノロジーで貨物船のアップグレードが可能に
  +
:*SFホラー要素を盛り上げる新しいライティング効果が実装
  +
:*マルチツールを使った戦闘もオーバーホールされて快適に
  +
  +
[[ファイル:Nms-desolation-feature-3-1920-v2.jpg|thumb|center|500px|危険に満ちた遺棄貨物船に踏み込もう]]
  +
</div>
  +
  +
==v3.0 No Man's Sky Origins==
  +
[[ファイル:Crossbar-origins-large.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''思い描いた原風景''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky Origins Launch Trailer|center|450px]]
  +
  +
;2020年9月23日 [[パッチノート3.00|v3.00 Origins]]が公開。
  +
:発売から4年。ついに巨大生物サンドワームや様々な環境バリエーションが実装。リリース時に欠けていると言われてきた要素はほぼなくなった。宇宙に大きな多様性が加えられたことにより探索し甲斐のあるものになった。
  +
:*新たな惑星環境、新たな生物、新たな危険、新たな巨大建造物。新たなトレジャー要素。
  +
:*新しく星系に追加された新惑星は新しい地形生成を用いている。強烈な標高の山々が広がる峻厳な惑星など、宇宙の厳しさを体感できるドラマチックな地形が待っている。
  +
:*待望の[[マルチツール]]のアップグレードが実装。クラスとスロット数を改善できる。
  +
:*[[ポータル]]トラベルの制約もなくなり、宇宙の探索を広げるのは非常に容易なものとなった。
  +
:*地形のディテール、ライティングや雲の表現などのビジュアルもさらに改善され美しくなった。
  +
  +
<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
  +
Binary-and-ternary-stars-3-1040w.jpg|連星をなす恒星
  +
Dramatic-landscapes-2-1040w.jpg|ドラマチックな地形
  +
new-planets-2-1040w.jpg|新たな惑星
  +
Infestations-3-1040w.jpg|感染した惑星
  +
New-planets-3-1040w.jpg|火山性の惑星
  +
New-planets-4-1040w.jpg|沼地の惑星
  +
Nms-origins-featured-13-1920.jpg|サンドワーム!
  +
Multi-tool-upgrades-2-1040w.jpg|マルチツールアップグレード
  +
new-lore-1-1040w.jpg|巨大な建造物
  +
portal-interference-lifted-1-1040w.jpg|ポータルの制約が撤廃
  +
</gallery>
  +
{{clr}}
  +
</div>
  +
  +
===v3.1 Next Generation===
  +
[[ファイル:Crossbar-next-gen-large-v2.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''次世代の旅が始まる''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky Next Generation Trailer|center|450px]]
  +
  +
;2020年11月10~12日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/next-generation-update/|v3.10 Next Generation}}
  +
:次世代CS機向けアップデートが含まれており、それぞれ発売日より利用可能。PCではUltra設定で新たなフィーチャーが利用可能。
  +
</div>
  +
  +
===v3.2 Companions===
  +
[[ファイル:Crossbar-companions-large.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''動物の仲間と共に惑星を探検しよう''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky Companions Trailer|center|450px]]
  +
  +
;2021年2月17日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/companions-update/|v3.20 Companions}}
  +
[[ファイル:スペースアノマリーペット連れ.png|サムネイル|300px|スペースアノマリーでペット自慢]]
  +
[[ファイル:Nurture-the-young-3-1040w.jpg|サムネイル|300px|生物の幼生体]]
  +
[[ファイル:卵シーケンサー.jpg|サムネイル|300px|卵シーケンサー、卵をカスタマイズできる]]
  +
:コンパニオンとは「仲間」という意味。これまではユニークな見た目の生物でも惑星を離れるときには別れるしかなかった。このアップデートでは生物を手懐けてペットにできるようになった。長く親交を深めていけば仲間と言える存在になるのではないだろうか。
  +
:*ペットのスロットはナノマシンクラスターで購入する。スロットを増やすことにより6体まで登録可能になる。
  +
:*生物に餌を与えることで生物を手懐けペットにできる。餌はこれまで生物の趣向に合わせる必要があったが廃止され、クリーチャーペレットに一本化された。
  +
:*スペースアノマリーや宇宙ステーションでもペットを呼び出して連れ歩くことができる。
  +
:*遊んだり、餌をやったり、注意を向けることによって、時間かけて信頼を獲得することができる。役立つ仲間になっていくかもしれない。
  +
:*資源のスキャン、危険のマーキング、ライトで照らす、危険生物への攻撃などで探検を助けてくれる。
  +
:*ペットから得た卵を孵化して、親の形質を継承する幼生体から育てることができる。卵はトレード可能。卵にカスタマイズを施して新たな種を得ることもできる
  +
{{clr}}
  +
</div>
  +
  +
===v3.3 Expeditions===
  +
[[ファイル:Crossbar-expeditions-large.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<p style="text-align:center;">''新たなゲームモードで共同探検に参加しよう''</p>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
  +
[[ファイル:No Man's Sky Expeditions Trailer|center|450px]]
  +
;2021年3月31日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2021/03/no-mans-sky-expeditions-update/|v3.3 Expeditins}}
  +
:Expeditinsアップデートはエンドコンテンツを繰り返しているプレイヤー向けに新鮮なゲーム体験をしてもらうというアップデートになっている。そのため今回の目玉の新ゲームモードを遊ぶためには、新しいセーブデータで最初からゲームを遊ぶことになる。序盤はチュートリアル部分をカバーしているのだが、新規プレイヤーがいきなり選ぶにはやや説明不足と感じた。まずはノーマルモードでチュートリアル「[[目覚め]]」を遊んでからやろう。
  +
:新モードは「共同探検(''Community Expeditions'')」という名称となっている。Expeditionsは「遠征」という意味なので、プレイヤーのコミュニティをまるごと遠征に送り出すという意味合いだと思われる。日本語訳の共同探検はその遠征先で行われる行動のことを言っている。
  +
:本作のもともとの裏のテーマは「孤独」であり、広すぎる宇宙に独りぼっちの体験の構築がベースにあったようだ。発売当初マルチプレイが実装されていなかったのも開発リソースの問題だけではなかったわけだ。
  +
:しかしこの新モードでは全く様相が異なる。皆同じ惑星から始まり、同じ方向に探検を進めていく。ほぼ全ての発見は他のプレイヤーに既に為されており、星系内には頻繁に他のプレイヤーが出入りする賑やかなゲームプレイとなっている。既にいくつも基地が作られている。もし自分が第一発見者になりたければ誰よりも早く進めなければならないだろう。ある意味一般的なオンラインゲームのような体験になっている。尚、主要な惑星はHelloGamesが発見済。
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:この共同探検はシーズンが設定されており期間限定となっている。報酬などはシーズンごとに設定されており、他のセーブデータでもアンロックされて受け取ることができる。シーズンが終わるとセーブデータはノーマルモードに変換される。
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:期間限定のお祭りに参加するためにも、いつも遊んでるデータに報酬を追加させるためにも、新たなゲームに遠征してみよう。
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:2021/3/31から始まった第1シーズン「探検#1:[[パイオニアたち]]」は5/17に終了した。
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</div>
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===v3.4 Expedition Two===
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[[ファイル:No Man's Sky x Mass Effect - Normandy Trailer|center|450px]]
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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;2021年5月17日 [[パッチノート3.4|v3.40 Expediton Two - Beachhead Expedition]]
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:探検#1が終了したその日に来たアップデート。第2シーズン「探検#2 [[足がかり]](Beachhead)」。Beachheadとは海岸に作る前進拠点「海岸堡」のこと。橋頭保(''Bridgehead'')の類似語。今回の期限は短く2週間。5/31で終了した。
  +
*これまでのパターンから外してくるような展開になっており、また期間が短いためか達成内容も簡単になっていた。
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*今回の共同探検は「サプライズ」が主眼でv3.40では終盤のマイルストーンや最終的な報酬が明かされておらず、内部的にもあえて未実装にされていた。
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;2021年5月21日 [[パッチノート3.41|v3.41 Beachhead Expedition]]
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:このアップデートは二段構えだった。このパッチで終盤が実装され、最終目標が明かされた。v3.40では無かったトレーラーも公開された。
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*本作において初の他ゲームとのコラボレーションとなる。「マスエフェクト」よりステルスフリゲート艦「SSV ノルマンディー」が登場。この優美なフリゲート艦が報酬だ。実際にフリゲートとして利用できるようになる。
  +
*コラボもさることながらエイリアンしかいないはずの本作の宇宙の「過去の歴史」の残響から現れたのが人類の宇宙船というのも興味深い。5周年を迎える本作に大きな変化が起こる前兆かもしれない。
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</div>
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===v3.5 Prisms===
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[[ファイル:PrismsSliceUncropped.png|center|thumb|600px]]
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<p style="text-align:center;">''コンパニオンに乗って飛行しよう''</p>
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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[[ファイル:No Mans Sky Prisms Trailer|center]]
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;2021年6月2日 [[パッチノート3.5|v3.50 Prisms]]
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:コンパニオンによる飛行と視覚効果の大幅強化が盛り込まれたアップデート。ゲーム内容に大きな変化はないのでややこじんまりとした印象もあるが、どれも効果的な改善になっている。5周年記念アップデートまであと二か月。
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*生物に毛皮が追加され、低空飛行のコンパニオンは騎乗して空を飛ぶことができるようになった。
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*nVidia {{ilink|用語|DLSS}}への対応。※nVidia RTXシリーズ搭載のPC用
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*床の一部が反射マテリアルになり、{{ilink|用語|スクリーンスペースリフレクション(SSR)}}への対応。
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*{{ilink|用語|ボリュームメトリックライティング}}が進化し、惑星上で活用されるようになった。
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*{{ilink|用語|視差オクルージョンマッピング}}に対応。
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*ガラスパーツなどが光を屈折するようになった。
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*宇宙船のエンジン音の迫力が大いに強化された。
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*フォトモードの改善
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<gallery columns="2" widths="380" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
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No-Mans-Sky-Prisms-Screen-2.png|コンパニオンによる飛行
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No-Mans-Sky-Prisms-Screen-3.png|スクリーンスペースリフレクションによる床の映り込み実装
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volumetric-lighting-2-1040w.jpg|ボリュームメトリックライティング
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新しいワープエフェクト.jpg|新しいワープエフェクト
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</gallery>
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</div>
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==v3.6 No Man's Sky Frontiers==
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[[ファイル:Nms-frontiers-crossbar-image.png|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''新天地へ''</div>
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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[[ファイル:No Man's Sky Frontiers Trailer|center|450px]]
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;2021年9月1日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/frontiers-update/|v3.60 Frontiers}}が公開。[[パッチノート3.6]]
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:発売から5年を迎え、長らく要望されていた村や町を作りたいという要望に応えるものになっている。単なる建築ではなく経営シミュレーションになっている。
  +
*惑星上にエイリアンのユニークな集落が発生するようになり、プレイヤーはその集落の監督官になることができる
  +
*町を命名し、建物を増築し、祭りや議論、センチネルの対策などを通して発展させていける
  +
*ビルドメニューの完全な見直し。パーツを空中や他のパーツに重ねて配置できる自由配置モードをサポート。集落を構築できる数百もの新パーツの追加。
  +
*セーブスロットが従来の5から15に増加
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*エキゾチックコレクションの開放などがアカウント全体で共有されるようになり、さらにクラウドに保存できるようになった
  +
*宇宙空間の星間雲のビジュアルが更に美しくブラッシュアップ。
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<gallery columns="2" widths="390" captiontextcolor="#bbb" captionsize="large" captionalign="center" bordersize="none" hideaddbutton="true">
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v3.6_村落7.jpg|集落の様子
  +
v3.6_村落内装2.jpg|内装はなかなか凝っている
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v3.6_新ビルドメニュー.jpg|グリッド表示になって見やすくなった
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v3.6_新基地パーツ利用例.jpg|集落用のパーツも基地建設に使えるようになった
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v3.6_宇宙空間3.jpg|星間雲のビジュアル1
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v3.6_宇宙空間4.jpg|星間雲のビジュアル2
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</gallery>
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</div>
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=== v3.64 Expedition Three: Cartographers ===
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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;2021年9月8日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2021/09/no-mans-sky-expedition-3/|v3.64 Expedition Three: Cartographers}}が公開。
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:共同探検シーズン3のためのミニアップデート。今回は宇宙船がすぐに飛び立てない。まずは惑星上を探索して回る必要がある。Cartographersとは地図製作者のこと、惑星上に何があるのか地図を作ると探索しやすくなる。一般のゲームモードとは異なる体験となっている。
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:実施期間2021/9/8~2021/10/18。
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</div>
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=== v3.7 Expedition Four: Emergence===
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[[ファイル:No Man's Sky Expedition 4- Emergence|center|450px]]
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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;2021年10月20日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2021/10/no-mans-sky-expedition-4/|v3.70 Expedition Four: Emergence}}が公開。[[パッチノート3.7]]
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<div style="text-align:center;">''サンドワームが大発生''</div>
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:共同探検シーズン4のためのミニアップデート。Emergenceとは発生や羽化という意味で、大量にサンドワームが生まれたことを指すようだ。日本語版ではタイタンワームとなっている。実施期間2021/10/20~2021/11/21。
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:v3.0 Originsで実装されたサンドワームだがゲーム内での言及は乏しかった。またサンドワーム自体が希少であり、仮に遭遇してもあっという間に過ぎ去ってしまうものだった。今回の共同探検はワームの巣となった惑星を渡り歩いて存分に堪能できるものになっている。呪われた塵を撒き散らすサンドワームとそれに魅入られてしまった狂信者たち。それらの秘密を暴きアトラスに証拠を突きつけよう。
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</div>
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=== v3.73 Expeditions Revisited===
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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;2021月11月24日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2021/11/expeditions-revisited/|v3.73 Expeditions Revisited}}が公開。
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:タイタンワームが終了した2021/11/24からは過去の[[共同探検]]が順次再開催。マイルストーンも緩和されているので、これまでノルマがきつくて敬遠していた人でもとっつきやすくなっている。開始惑星も異なったものになっておりまた新たな気持ちで遊べる。
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:恐らく開発のHelloGamesにも年末年始の休みがあると思われる。そのためだろうかあまり手がかからないようなアップデートとなっている。従来通りなら次のアップデートは年明け以降2月頃になるだろう。
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</div>
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===v3.80 Sentinel===
  +
[[ファイル:nms-sentinel-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''センチネルの秘密''</div>
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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[[ファイル:No Man's Sky Sentinel Update Trailer|center|450px]]
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;2022年2月16日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/sentinel-update/|v3.80 Sentinel}}が公開。
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:名前の通りセンチネルについてのアップデート。センチネル軍が増強し[[重戦闘ドローン]]、[[召喚ドローン]]、[[修理ドローン]]という新たなドローンの実装。それらが連携して戦うAIの改善。新たな強敵[[センチネルハードフレーム]]の実装。それに伴いプレイヤー側の武装も[[麻痺迫撃砲]]などが追加。そして[[ミノタウロス]]をAIで自立行動させて手勢できるようになった。双方の戦力が増加したことにより激しい戦闘ができるようになった。
  +
:センチネルを一時的に惑星から一掃できる[[センチネルピラー]]が実装され、センチネルの伝承も読めるようになった。今まで語られなかったセンチネルはどのようにして生まれたのか、センチネルは何を考えているのかが明らかにされる。
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;Expedition Five:Exobiology
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:2022年2月24日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2022/02/no-mans-sky-expedition-5/|共同探検#5: 宇宙生物学}}が開始。
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:生物を追い求める共同探検。 2022/2/24~2022/4/1。
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</div>
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=== v3.85 Outlaws ===
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[[File:nms-outlaws-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
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<div style="text-align:center;">''無法者の世界''</div>
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<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
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[[ファイル:No Man's Sky Outlaws Trailer|center|450px]]
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;2022年4月13日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/outlaws-update/|v3.85 Outlaws}}が公開。
  +
:多くの星系が宇宙海賊の手に落ちてしまった。そしてプレイヤーも海賊としてのプレイができるようになる。
  +
:新たなタイプの宇宙船ソーラー帆船が実装。宇宙空間で太陽帆を展開する宇宙船だ。宇宙船にも大容量の積み荷スロットが追加され、そして宇宙船は9機まで所有できるようになった。
  +
:宇宙戦闘が完全に見直され、敵もディフレクターシールドを張るようになった。シールドを破らなければ船体にダメージを与えられない。そして宇宙船の武装はシールドへの威力と船体への威力で異なるパラメータとなって性格付けされた。
  +
:激しくなった宇宙戦闘に対応するためか「飛行隊」という戦闘時随行してくれるNPC機体が4機まで登録できるようになった。この飛行隊という存在は実は本作発売前の2014年のトレーラーから度々見られたものだ。コンセプトから欠けていた要素がまたひとつ追加され、より一層完成度が上がったものになっている。
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  +
;Expedition Six:The Blighted (荒廃)
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:2022年4月14日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2022/04/no-mans-sky-expedition-6/|共同探検#6: 荒廃}}が開始。
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:ザ・ブライトという宇宙海賊の足跡を追って宝探しをする共同探検。 2022/4/14~2022/5/20頃。
  +
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;Expedition Seven:Leviathan (リバイアサン)
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:2022年5月25日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2022/05/expedition-seven-leviathan/|共同探検#7: リバイアサン}}が開始。
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:死んだら最初からやり直しというローグライクを取り入れた異色の共同探検。ベースのゲームモードがサバイバルになり難易度も上昇。
  +
  +
{{clr}}
  +
</div>
  +
  +
=== v3.94 Endurance ===
  +
[[File:Nms-endurance-crossbar-image.jpg|center|thumb|600px]]
  +
<div style="text-align:center;">''貨物船基地が一新''</div>
  +
<div class="mw-collapsible mw-collapsed">
  +
  +
:2022年7月20日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/endurance-update/|v3.94 Endurance}}が公開。
  +
[[ファイル:No Man's Sky Endurance Update|center|450px]]
  +
:貨物船基地のデザインやレイアウトが大幅に変更され、貨物船外にも出られるようになった。
  +
:Leviathanで導入された有機フリゲート艦が正式に通常手順で雇えるようになった。
  +
  +
;Expedition Eight:Polestar (北極星)
  +
:2022年7月27日 {{Tlink|https://www.nomanssky.com/2022/07/expedition-eight-polestar/|共同探検#8: 北極星}}が開始
  +
:一新された貨物船周りのシステムに触れるものになっている。
   
  +
</div>
==BEYOND==
 
2019年夏予定。→[https://www.nomanssky.com/2019/03/no-mans-sky-beyond/ アナウンス]<br />BEYONDは予定されていた三つの大型アップデートをまとめたものとのこと。以下はそのうちの一つ。
 
*No Man's Sky Online
 
: 宇宙のいたるところでプレイヤー同士が出会い、一緒に遊ぶ力を与える。革新的な新しいソーシャル要素とマルチプレイヤー体験。NEXTのリリース以降人々の夢見てきたものに応える内容。ただしMMOに移行するというわけではない。変わらず無料で提供される。
 
: NEXTからの一連の展開は旅の終点を意味するものではなく、長い旅路の中のステップの一つだった。
 
   
  +
{{DEFAULTSORT: けえむないよう}}
== More Will Follow... ==
 
 
[[カテゴリ:基本情報]]
 
[[カテゴリ:基本情報]]
[[カテゴリ:NEXT]]
 
[[カテゴリ:THE ABYSS]]
 
[[カテゴリ:VISIONS]]
 

2024年4月5日 (金) 04:25時点における最新版


はじめに[]

本作は2016年8月に発売されたスペース・サバイバル・アドベンチャーゲーム。大きな特徴は手続き型生成によって宇宙空間という途方もない大きさをオープンワールドで実現している点だ。さらに最も大きな特徴は、2023年現在も絶え間なくゲームが拡張され続けていることだ。リリース直後こそコンテンツに乏しいと批判を受けた本作だが、無限に近い宇宙に今も続々とコンテンツが追加され続けている。

発売から既に30回もの大規模な更新があり、細かな不具合修正は数え切れない数になっている。これらによってゲームに非常に大きな変化が幾度も起こってきた。過去に常識と思って身につけた知識も、いまや根本的な仕様の刷新を受けて学び直す必要があるものが多数ある。

本ページは新規の方、また長らくブランクがある方が本作の歴史的な内容を追いかけられるようにしたものだ。


v4.0 No Man's Sky Waypoint[]

Nms-waypoint-crossbar-image
いまだ旅は途上
2022年10月7日 v4.0 Waypointが公開。パッチノート4.0
PC/PS4版の発売から6周年を迎え7年目に突入した本作はゲームシステムやUIなどに大幅な見直しが行われた。
本作は長らくv3.0 Originsから始まったv3世代を続けてきた。Originsという通り本作発売前に盛りだくさんに掲げた本来のコンセプトつまりあるべき姿の実現が目標だったと思われる。そしてついにv4.0に踏み出した。Waypointとは「中間地点」のこと。ここから何が変わっていくのか今後に注目だ。
  • 大きなトピックとしては、ついにNintendo Switch版が発売!ストリーミングではなく実機上で動くゲームになっており、さすがに性能面の制約からか現時点ではマルチプレイネクサス惑星開拓地関連ミッションが遊べないが、他はグラフィックの多少の劣化程度でフルスペックに近いゲームが遊べるようになっており、驚異的な移植になっている。
  • ゲーム内容の大きな変更としてはアイテムケースの見直しが行われた。これまで煩雑だった汎用の一般タブをバッサリと削除。テクノロジー専門スロットとアイテム専門の積み荷スロットのみとなった。表示が1画面表示となりタブとしての表示もなくなった。
    • おかげで従来のデータはテクノロジーの調整に大いに悩むことになったが、救済措置として従来では不可能だった設置済みのテクノロジーを別の宇宙船等に移動できるようになり、最高パラメータのモジュールを集めた最強の宇宙船を作りやすくなるなどメリットも存在している。長年で硬直してしまった旧来のデータに新風を送り込むことになった。
  • ゲーム中に難易度の変更が行えるようになり、ゲームを易しくも難しくも自由に変えられるようになった。始めたばかりで装備も貧弱なら敵を弱くすることもできるし、お金を稼ぐのが面倒なら全部タダにしてしまうこともできる。充実した装備を持つノーマルデータで相応しい厳しさを持つサバイバルモードに挑むこともできる。

v4.1 Fractal[]

Nms-fractal-crossbar-image
宇宙は自己相似性(フラクタル)を持っている…
2023年2月23日 v4.1 Fractalが公開。パッチノート4.1
2023年最初のアップデートはPSVR2の発売に合わせたものになっており、もちろん本作はPSVR2に完全対応した。
  • アップデートと同時に探検9:ユートピアが開始。特別な戦艦タイプの宇宙船「ユートピアスピーダー」が報酬としてもらえる。それに伴って宇宙船コレクションで保有できる宇宙船が9機から12機に引き上げられた。
  • Nintendo Switch版でもネクサスミッションや週末ミッション金属の痕跡が遊べるようになった。
  • ゲーム内グラフィックがさらにさらに改善され、廃墟は突発的に火花が飛び散ったり煙が立ち込めたりするようになり、これまでともすれば味気なく感じてしまった建物の雰囲気もとても良くなった。このような改善はこれまでずっと行われてきたものだが今回は特に効果を体感できるものになっている。

v4.2 Interceptor[]

Nms-interceptor-crossbar-image
ダークセンチネルの惑星からインターセプターを奪取せよ!
2023年4月5日 v4.2 Interceptorが公開。パッチノート4.2
2023年のアップデート第2弾は前回の共同探検ユートピアの終了翌日に公開された。今回の主題のInterceptorとはセンチネルの宇宙船である「センチネル迎撃機(センチネルインターセプター)」のことだ。この宇宙船は本作リリース時から存在するものだがこれまでプレイヤーは入手できなかった。機械生命体であるセンチネルの宇宙船に搭乗可能なコクピットはなかったからだ。しかしこの設定が変更されて有人用ではないが簡易のコクピットがあることになった。さらに有人機への改造途中で放棄された機体が、腐敗し見捨てられたセンチネルの惑星に墜落しているらしい。これを入手し改造を完了すればプレイヤーのものとなる。
  • 宇宙遭遇の特別な出会いや、宇宙空間の警戒レベル5で現れるセンチネルの主力艦を破壊して、腐敗したセンチネルの惑星への道を拓こう。
  • プレイヤーが見つけられるセンチネル迎撃機は星系ごとに手続き的に生成され、それぞれ異なる姿を持つ。
  • 新たに追加された腐敗したセンチネルの惑星は新たなダークセンチネルが待ち受ける。新しいセンチネルマルチツールも入手可能。

v4.3 Expedition10: Singularity[]

2023年6月7日 v4.30 Singularityが公開。パッチノート4.30
2023年のアップデート第3弾は第10回目にして今年2回目の共同探検「唯一無二の/特異点」。前回のアップデートで現れた調和や不協和音に関わるストーリーだが残念ながらスッキリ明らかになる事柄はないようだ。
  • 報酬はロボットボディになれる全身カスタマイズ。頭・背中以外の身体パーツが追加されるのは、2019年以来のこと。
  • ストーリーとしてはセンチネルとは異なる古い機械種族であるオートファジーが登場。その修復に奔走する内容だが、それにアトラスも興味を持っている様が描かれる。

v4.4 Echoes[]

Nms-echoes-crossbar-image
新種族オートファジー登場
2023年8月24日 v4.4 Echoesが公開。パッチノート4.4
ついに7周年を迎え、8年目に突入した本作の新たな節目となるアップデート!!
非常に大規模なアップデートになっているが、Interceptorから始まった新たな物語は途上でありv4世代は継続となった。
  • 共同探検#11 航海者開催!星々を巡る様々な驚異と発見の航海に出よう!!
  • 海賊の巨大な主力艦「ドレッドノート級海賊艦」が登場!戦闘に手間取るとワープで逃亡されてしまう。
  • 新たなプレイヤー種族「オートファジー」が登場!これまで隠されてきた機械種族。
  • 杖型マルチツールや、アトランティド・マルチツールが登場!
共同探検復刻
2023年末~2024年始にかけて共同探検の復刻が実施された。

v4.5 Omega[]

Nms-omega-crossbar-image
体験版プレイヤーを迎えよう
2024年2月15日 v4.5 Omegaが公開。パッチノート4.50
初の試みである「無料体験版」という仕組みが登場。今回は非常に短い期間だったが、今後はこのような機会が増えていくものと思われる。
  • 共同探検#12 オメガが開催された。今回の目玉の報酬は宇宙船「スターボーンランナー」と杖型マルチツール「アトラスセプター」
  • 探検12:オメガが遊べる期間限定の体験版が各プラットフォームのオンラインショップに追加された。
  • v4.4 Echoesで登場したドレッドノート級海賊艦がプレイヤーの貨物船として入手可能になった。

v4.6 Orbital[]

Nms-orbital-crossbar-image
宇宙船を製造しよう
2024年3月27日 v4.6 Orbitalが公開。パッチノート4.60

旅は続きます[]

Our Journey Continues

ここからは発売前の情報までさかのぼって、本作の内容を紹介する。数多のビジュアルの改善を経てきた最新の画像と当時の画像の差も注目。

No Man's Skyの特徴[]

18,446,744,073,709,551,616個の惑星

本作にはプロシージャル生成によって1800京個以上という膨大な惑星が存在する。プレイヤーは自身が操作する宇宙船に乗って惑星から惑星へとシームレスに移動し、各惑星で得た資源を元に他の惑星の住人と取引し、宇宙船やアイテムをアップグレードしたり、宇宙海賊と戦闘をしたりと、自由度の高いゲーム性を備えている。

1つとして同じ惑星は存在せず、その惑星の第一発見者となったプレイヤーは自身のプラットフォームのアカウント名と共に任意の名前をその惑星に付けることができる。ゲーム中の宇宙はネットワークを利用し、全プレイヤーが共有しているため、プレイヤー同士の行動がそれぞれ影響し合う。


宇宙をサバイブする

宇宙には多くの派閥が存在する。それぞれ派閥の評価を上げることで応対が変わったり便宜をうけたりと様々なことが起こる。共通の敵である宇宙海賊との戦闘に勝利することで評価を上げることもできる。逆にプレイヤーが海賊的な行為を行うと評価が下がり、これまで味方だった人々が敵に回ったり、センチネルと呼ばれる星々を守護する強大な防衛システムと戦うことにもなる。


見つけた資源をトレードし、自身をアップグレードしよう。

惑星探索ではプレイヤーが様々な資源を入手することができる。その資源を必要とする他の惑星の住人とトレードして資金を得たり、宇宙船や武器などをアップグレードしたりすることで探索や戦闘を有利に進めることができる。

これら以外も様々な要素が継続的に追加され続けている。

プレリリース[]

発売前のコンセプトアート[]


2014年に公開された17枚のコンセプトアート。惑星基地やエクソクラフトのようなリリース当初にはなかったものも描かれている。

発売前のトレイラー[]


壮大な銀河を旅し、惑星と宇宙をシームレスに行き来する鮮烈なコンセプトムービー。このロマンに満ちたトレイラーに大きな期待を寄せた人たちは多かったはずだ。しかしあくまでも開発段階のものでバージョンを重ねても長らく見られない光景も多かった。このロマンの実現を目指したMODも作られたくらいだ。しかしOriginsアップデートを経た今、ほぼ実現されたと言える状態になった。

発売前の開発者からの注意[]

「あなたの想像するようなゲームではないかもしれない。」
―Sean Murray (AUTOMATON 2016-08-09)


「開発者の1人であるMurray氏は、期待されがちなPvPのマルチプレイや、街や文明作り、貨物輸送といった要素は“現時点”では実装されていないと言い切り、そういったゲームではないと語る。しかし、これらの要素の一部はのちのアップデートで追加されること示唆している。とにかく『No Man’s Sky』はマルチプレイヤー要素を公開してからというもの、「MMOなのか」という質問が生まれており、そのたびにMurray氏はそういった要素を否定している。スケールの大きさから「なんでもできる」と思われがちであるが、あくまで宇宙を探索しお金を稼ぐという流れが根本にあるようで、ゲーム内容の説明に懸命になるのはプロモーションでありながら“間違った方向への期待”の抑制としての活動であるとも見受けられる。そして最後にMurray氏は、『No Man’s Sky』はニッチで奇妙であるがゆえに、万人向けの作品ではないことを強調しながら、ユーザーにとってきっと今までに経験したことのないタイトルとなるになるであろうと、公式ホームページの声明を締めている。」
AUTOMATON 

この発言は憶えておこう。確かに本作は誇大なプロモーションを行ってしまったことで有名だが、ちゃんと後に実装されるということは説明していたのだ。

v1.0 Initial Release[]


2016年8月9日PS4版(米国)、2016年8月13日PC版、2016年8月25日PS4版(日本)リリース。
開発者が心配したとおり、内容からかけ離れて過剰に膨れ上がってしまった期待に対して、初期リリースはトレイラーにあった要素や仄めかされた仕様について未実装のものが多く、ただ銀河の中心を目指すだけとなっており、バグも多かった。大きな落胆と批判に晒されることになってしまった。
一般的なパッケージゲームは基本的に売り切りであり、誰もが本作は途方もない可能性を秘めながらこじんまりと終わってしまったと思っていた。バグ修正のアップデートが続けられる裏で、非難に晒されて沈黙を続ける開発者が本当の長い旅路を用意しているとは誰も想像していなかった。

v1.1 Foundation[]

Crossbar-foundation-large--hover

長き旅路の最初の小さな一歩


2016年11月29日v1.1 Foundation Updateが公開。
Foundationとは「基礎」という意味だがここでは大型拡張の第一歩であることと「基地(Base)」の二重の意味を表しているものと思われる。まず第一歩として実装されたのは多くのプレイヤーが希望したマインクラフトのような建設要素と星系間を貨物船で交易できることだった。このときから、ただ銀河の中心へ探索を進めるだけのゲームではなくなった。

v1.2 The Path Finder[]

Crossbar-pathfinder-large--hover

進むべき道を示す次なる一歩


2017年3月9日v1.2 The Path Finder Updateが公開。
Path Finderとは「道を示す者」。またPathfinderには「開拓者」という意味もある。開拓要素のさらなる強化が図られた。つまり銀河を越えずに足場を固め探索を広げるという要素を強化する方向性が示された。
  • 惑星上の移動能力を強化するためのエクソクラフトが導入
  • 建設した惑星基地のサーバーを通した共有
  • プレイヤーは複数の宇宙船を所有できるようになり、宇宙船には専門分野(戦艦、シャトル、運送業者、探検家)とクラスが導入
  • マルチツールにも同様な専門分野が導入
  • クイックメニューにカメラモード、ゲームモードにはパーマネントデスモードが追加
  • PS4 PROに対応

v1.3 Atlas Rises []

Crossbar-atlas-large--hover

16/16… 16が示すものとは?


2017年8月11日v1.3 Atlas Risesが公開。
発売から1年、ストーリー部分にあたる長編ミッションとチュートリアルが整備された。
アトラスとは本作における神のような超越的な存在。これまでその詳細とプレイヤーとのかかわりは全く語られてこなかった。それがついに明かされることになった。ストーリーの整備にあたって第4の種族トラベラーが導入されプレイヤーはそこに所属すると定義された。
ゲームとしての完成度はリリース時から比べて大幅に上がり、好意的な評価が増えていった。
  • ミッションシステムが導入
  • 簡易的なマルチプレイが導入。アンビエントマルチプレイと呼ばれる。同じ惑星上のプレイヤー同士が光の球体として互いを確認できる。16人同時参加可能。
  • 高解像度テクスチャを使用するようになり景観が大幅に改善
  • 基地の地形編集
  • 貿易が見直され経済が導入
このアップデートに先駆けて「Waking Titan」というARゲームがあり、その第1シーズンの最後にNo Man's Skyへの関連が明らかにされてATLAS RISESの公開という手の込んだ導入になっている。「Waking Titan」はその後も第2シーズンが続きNextに繋げて完結した。

v1.5 No Man's Sky Next[]

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宇宙に大きな変化が発生


2018年7月24日XboxOne版がリリース、あわせてv1.5 Next が公開。
発売から2年、ゲームは新しい段階に突入した。宇宙に大きな変化が起き、ゲームシステム、資源、テクノロジーが一新。三人称視点が追加され、全く新しい感覚で遊べるようになった。自分の姿もカスタマイズできる。共同ミッションコミュニティリサーチの追加によって、プレイヤー同士が出会うという機会は稀ではなくなった。
セッションと呼ぶ新たなマルチプレイモードが実装。このモードでは互いに完全なキャラクタが視認できる。4人まで集い、ジャスチャーで交流しながら友人とともにミッションを遂行できるようになった。マルチプレイの強化はストーリーとして予告されていた世界の壁が崩れ去りトラベラー同士が交流できるようになるというAtlas Risesのストーリーの未来予測を実現したものになっている。
ここからアップデート毎に凝ったデザインのアップデートロゴがあしらわれるようになり、ゲームが大きく変化したことがわかりやすくなった。
Atlas Risesの最後のバグ修正から半年の沈黙があり、本作は一応の完成を迎えたと思われていたが、開発はこの旅路を簡単に終わらせる気はないのだとようやく認識がされたのだった。v1.0で離れたプレイヤーも次第に戻ってくるようになった。

マルチプレイヤー

ピルグリムカラーリング  水銀統合コンパニオン

v1.7 The Abyss[]

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深淵からの呼び声


2018年10月29日v1.7 The Abyss が公開。
水中探索に焦点を当てたアップデート。水中を探索するための新しいエクソクラフトが導入。水中に数々の構造物・生物などが追加された。

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ノーティロンで探索しよう!  水中遺跡を発見

v1.75 Visions[]

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多彩な風景


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No Man's Sky Visions

2018年11月22日v1.75 Visions が公開。
新しいエキゾチック惑星、惑星の色彩や危険生物、トレジャーハントなど地表探索の強化に焦点を当てたアップデート。依然として不具合はあるが、かなり減ってきた。

V1.75visionsUpdate

グリッチを入手しよう  発光するストームクリスタル

v2.0 No Man's Sky Beyond[]

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「次」の先へ


2019年8月14日v2.03 Beyondが公開。
発売から3年。BEYONDはこれまでで最も野心的な章としている。予定されていた三つの大型アップデートをまとめたもの。Beyondのアップデートは従来通り無料で提供された。
  1. No Man's Sky Online
    Beyondマルチプレイ
    スペースアノマリーが宇宙空間でいつでも呼び出せるようになり、内部は16~32人の交流が可能なマルチプレイのロビーになった。マルチプレイのミッションは「ネクサス」から受注できる。他ユーザの基地にテレポート可能な「星間ターミナル」が設置された。これらに伴い他の銀河での活動について大幅に制限が緩和された。
  2. No Man's Sky Virtual Reality
    No Man's Sky VR1
    PSVRとSteamVRに対応。単なる小手先な移植ではなく真のVRアプリを目指したもの。
    地上での移動方法は酔いにくいテレポート方式だけでなく、普通に移動する方法も選択できる模様。手を動かして自由なジェスチャーが可能。
    VRゲームとして画期的な操作性を実現。
  3. No Man's Sky 2.0
    惑星基地に論理的な要素を持った電力システムが導入され、自動化された大量の採掘や収集が可能になった。
    動物の飼育や騎乗、搾乳などがサポートされ、料理が実装。

v2.2 Synthesis[]

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プレイヤーの要望が結実する


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2019年11月28日v2.21 Synthesis(原文/Google翻訳)が公開。
Synthesisとは「合成」という意味。ゲーム内の「水銀統合コンパニオンQuicksilver Synthesis Companion)」は集めたイベント通貨の「水銀」からイベント報酬を合成してくれる。開発に寄せられたプレイヤーの多くの要望が合成されて出来上がったアップデートがやってきた。長らく要望されてきた宇宙船のアップグレードがついに可能になった。
  • 宇宙船艤装ターミナルが追加。スロットを増やしたりクラスを上げることが可能
  • 不要な宇宙船をスクラップにして材料にする要素を追加
  • 複数のマルチツールの所有が可能になり、クイックメニューで変更可能に
  • 地形編集に地形を均すための新モードが追加
  • 惑星基地の地形編集が保護されるようになる。他様々な改善とコストが軽減
  • ストレージコンテナの貯蔵量の増加
  • プレイヤーの外見が保存可能
  • VR以外でもエクソクラフトの一人称視点が可能に
  • VRでもフォトモードや騎乗が可能に
  • 新たなテクノロジーの実装
  • 新しいベースパーツ
  • ディスカバリーページの改善
  • バックパックが精製機の機能を持つように
方針変更
Atlas Rises、Next、Beyondといった大規模アップデートは、その規模の大きさにより、開発チームはリリース前の半年間を沈黙して開発に専念せざるを得なかった。それはプレイヤーにとって不安な時間だった。しかしここからは方針を変え、大規模アップデートの開発期間中にもプレイヤーが喜んでもらえるように小規模アップデートを並行して行うようになった。こうして2020年の明けから概ね隔月リリースという怒涛のアップデートが始まった。

v2.3 Living Ship[]

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こんな船は初めて見た。まるで…生きているようだ。(星の誕生ミッションより)


2020年2月19日v2.30 Living Ship(原文/Google翻訳)が公開。
卵から孵して育てる新たな宇宙船クラスが実装
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  • 生物船誕生にまつわる新たなシリーズミッションの実装や、星系内の新たな探索要素などが加えられた
  • 長く修正されなかった数々の不具合にも手が入り、さらに遊びやすくなった

v2.4 Exo Mech[]

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人型エクソクラフト大地に立つ


2020年4月7日v2.4 EXO MECHが公開。
強力なジェットパックを装備したエクソクラフト・ミノタウロスが登場。
  • ミノタウロス実装によって、従来のエクソクラフトの位置づけが変更
  • 貨物船にエクソクラフトを召喚する新しいテクノロジーが追加。これによって貨物船がある星系内にエクソクラフトの呼び出しが可能に
  • 惑星基地の送電線を隠すための仕組みが追加

v2.5 Crossplay[]

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プレイヤー名とプラットフォームのアイコンかコントローラのアイコンが表示されるようになった


2020年6月11日v2.51 Crossplayが公開。
本作はPS4、XboxOne、PCという機種によるプラットフォームだけでなく、PC版はSteam、GOGというストア別にも細分化しており、これまではそれらは全て分断された状態だった。
2020/6/11より新たにMicrosoftストア/XboxGamePass版がリリースされるにあたって、すべてのプラットフォーム間でのクロスプレイが実装された。
  • Nexusのロビーに複数のプラットフォームのプレイヤーが集結、自由にグループを組んで探索できる
  • 「No Man's Skyフレンド」という独自のフレンド機構を実装、プラットフォームを超えたフレンドリストを構築できる
  • 「No Man's Skyフレンドコード」を交換することでオフラインでプレイヤー情報を交換することもできる
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自分のフレンドコードを参照したり、他プレイヤーのフレンドコードを登録できる

v2.6 Desolation[]

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遺棄された貨物船で何が起こったのか?


2020年7月17日v2.6 Desolationが公開。
No Man's SkyがSFホラー風シューティングに早変わり。実装に合わせてライティングや戦闘全般が爽快に遊べるように改善された。
宇宙空間を乗組員に遺棄された貨物船が漂流している。その内部はまさにダンジョン。価値ある品々も残留しているが、様々な危険も潜んでいる。あなたの任務は乗組員たちに何が起こったのか調べることだ…
  • 探索の舞台は星系を元にプロシージャル生成される。星系毎に異なった遺棄貨物船がある。
  • 貨物船の名前もそこで起こった物語もプロシージャルに作り出される
  • 獲得できたテクノロジーで貨物船のアップグレードが可能に
  • SFホラー要素を盛り上げる新しいライティング効果が実装
  • マルチツールを使った戦闘もオーバーホールされて快適に
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危険に満ちた遺棄貨物船に踏み込もう

v3.0 No Man's Sky Origins[]

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思い描いた原風景


2020年9月23日 v3.00 Originsが公開。
発売から4年。ついに巨大生物サンドワームや様々な環境バリエーションが実装。リリース時に欠けていると言われてきた要素はほぼなくなった。宇宙に大きな多様性が加えられたことにより探索し甲斐のあるものになった。
  • 新たな惑星環境、新たな生物、新たな危険、新たな巨大建造物。新たなトレジャー要素。
  • 新しく星系に追加された新惑星は新しい地形生成を用いている。強烈な標高の山々が広がる峻厳な惑星など、宇宙の厳しさを体感できるドラマチックな地形が待っている。
  • 待望のマルチツールのアップグレードが実装。クラスとスロット数を改善できる。
  • ポータルトラベルの制約もなくなり、宇宙の探索を広げるのは非常に容易なものとなった。
  • 地形のディテール、ライティングや雲の表現などのビジュアルもさらに改善され美しくなった。

v3.1 Next Generation[]

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次世代の旅が始まる


2020年11月10~12日 v3.10 Next Generation
次世代CS機向けアップデートが含まれており、それぞれ発売日より利用可能。PCではUltra設定で新たなフィーチャーが利用可能。

v3.2 Companions[]

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動物の仲間と共に惑星を探検しよう


2021年2月17日 v3.20 Companions
スペースアノマリーペット連れ

スペースアノマリーでペット自慢

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生物の幼生体

卵シーケンサー

卵シーケンサー、卵をカスタマイズできる

コンパニオンとは「仲間」という意味。これまではユニークな見た目の生物でも惑星を離れるときには別れるしかなかった。このアップデートでは生物を手懐けてペットにできるようになった。長く親交を深めていけば仲間と言える存在になるのではないだろうか。
  • ペットのスロットはナノマシンクラスターで購入する。スロットを増やすことにより6体まで登録可能になる。
  • 生物に餌を与えることで生物を手懐けペットにできる。餌はこれまで生物の趣向に合わせる必要があったが廃止され、クリーチャーペレットに一本化された。
  • スペースアノマリーや宇宙ステーションでもペットを呼び出して連れ歩くことができる。
  • 遊んだり、餌をやったり、注意を向けることによって、時間かけて信頼を獲得することができる。役立つ仲間になっていくかもしれない。
  • 資源のスキャン、危険のマーキング、ライトで照らす、危険生物への攻撃などで探検を助けてくれる。
  • ペットから得た卵を孵化して、親の形質を継承する幼生体から育てることができる。卵はトレード可能。卵にカスタマイズを施して新たな種を得ることもできる

v3.3 Expeditions[]

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新たなゲームモードで共同探検に参加しよう


2021年3月31日 v3.3 Expeditins
Expeditinsアップデートはエンドコンテンツを繰り返しているプレイヤー向けに新鮮なゲーム体験をしてもらうというアップデートになっている。そのため今回の目玉の新ゲームモードを遊ぶためには、新しいセーブデータで最初からゲームを遊ぶことになる。序盤はチュートリアル部分をカバーしているのだが、新規プレイヤーがいきなり選ぶにはやや説明不足と感じた。まずはノーマルモードでチュートリアル「目覚め」を遊んでからやろう。
新モードは「共同探検(Community Expeditions)」という名称となっている。Expeditionsは「遠征」という意味なので、プレイヤーのコミュニティをまるごと遠征に送り出すという意味合いだと思われる。日本語訳の共同探検はその遠征先で行われる行動のことを言っている。
本作のもともとの裏のテーマは「孤独」であり、広すぎる宇宙に独りぼっちの体験の構築がベースにあったようだ。発売当初マルチプレイが実装されていなかったのも開発リソースの問題だけではなかったわけだ。
しかしこの新モードでは全く様相が異なる。皆同じ惑星から始まり、同じ方向に探検を進めていく。ほぼ全ての発見は他のプレイヤーに既に為されており、星系内には頻繁に他のプレイヤーが出入りする賑やかなゲームプレイとなっている。既にいくつも基地が作られている。もし自分が第一発見者になりたければ誰よりも早く進めなければならないだろう。ある意味一般的なオンラインゲームのような体験になっている。尚、主要な惑星はHelloGamesが発見済。
この共同探検はシーズンが設定されており期間限定となっている。報酬などはシーズンごとに設定されており、他のセーブデータでもアンロックされて受け取ることができる。シーズンが終わるとセーブデータはノーマルモードに変換される。
期間限定のお祭りに参加するためにも、いつも遊んでるデータに報酬を追加させるためにも、新たなゲームに遠征してみよう。
2021/3/31から始まった第1シーズン「探検#1:パイオニアたち」は5/17に終了した。

v3.4 Expedition Two[]


2021年5月17日 v3.40 Expediton Two - Beachhead Expedition
探検#1が終了したその日に来たアップデート。第2シーズン「探検#2 足がかり(Beachhead)」。Beachheadとは海岸に作る前進拠点「海岸堡」のこと。橋頭保(Bridgehead)の類似語。今回の期限は短く2週間。5/31で終了した。
  • これまでのパターンから外してくるような展開になっており、また期間が短いためか達成内容も簡単になっていた。
  • 今回の共同探検は「サプライズ」が主眼でv3.40では終盤のマイルストーンや最終的な報酬が明かされておらず、内部的にもあえて未実装にされていた。
2021年5月21日 v3.41 Beachhead Expedition
このアップデートは二段構えだった。このパッチで終盤が実装され、最終目標が明かされた。v3.40では無かったトレーラーも公開された。
  • 本作において初の他ゲームとのコラボレーションとなる。「マスエフェクト」よりステルスフリゲート艦「SSV ノルマンディー」が登場。この優美なフリゲート艦が報酬だ。実際にフリゲートとして利用できるようになる。
  • コラボもさることながらエイリアンしかいないはずの本作の宇宙の「過去の歴史」の残響から現れたのが人類の宇宙船というのも興味深い。5周年を迎える本作に大きな変化が起こる前兆かもしれない。

v3.5 Prisms[]

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コンパニオンに乗って飛行しよう


2021年6月2日 v3.50 Prisms
コンパニオンによる飛行と視覚効果の大幅強化が盛り込まれたアップデート。ゲーム内容に大きな変化はないのでややこじんまりとした印象もあるが、どれも効果的な改善になっている。5周年記念アップデートまであと二か月。

v3.6 No Man's Sky Frontiers[]

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新天地へ


2021年9月1日 v3.60 Frontiersが公開。パッチノート3.6
発売から5年を迎え、長らく要望されていた村や町を作りたいという要望に応えるものになっている。単なる建築ではなく経営シミュレーションになっている。
  • 惑星上にエイリアンのユニークな集落が発生するようになり、プレイヤーはその集落の監督官になることができる
  • 町を命名し、建物を増築し、祭りや議論、センチネルの対策などを通して発展させていける
  • ビルドメニューの完全な見直し。パーツを空中や他のパーツに重ねて配置できる自由配置モードをサポート。集落を構築できる数百もの新パーツの追加。
  • セーブスロットが従来の5から15に増加
  • エキゾチックコレクションの開放などがアカウント全体で共有されるようになり、さらにクラウドに保存できるようになった
  • 宇宙空間の星間雲のビジュアルが更に美しくブラッシュアップ。

v3.64 Expedition Three: Cartographers[]


2021年9月8日 v3.64 Expedition Three: Cartographersが公開。
共同探検シーズン3のためのミニアップデート。今回は宇宙船がすぐに飛び立てない。まずは惑星上を探索して回る必要がある。Cartographersとは地図製作者のこと、惑星上に何があるのか地図を作ると探索しやすくなる。一般のゲームモードとは異なる体験となっている。
実施期間2021/9/8~2021/10/18。

v3.7 Expedition Four: Emergence[]


2021年10月20日 v3.70 Expedition Four: Emergenceが公開。パッチノート3.7
サンドワームが大発生
共同探検シーズン4のためのミニアップデート。Emergenceとは発生や羽化という意味で、大量にサンドワームが生まれたことを指すようだ。日本語版ではタイタンワームとなっている。実施期間2021/10/20~2021/11/21。
v3.0 Originsで実装されたサンドワームだがゲーム内での言及は乏しかった。またサンドワーム自体が希少であり、仮に遭遇してもあっという間に過ぎ去ってしまうものだった。今回の共同探検はワームの巣となった惑星を渡り歩いて存分に堪能できるものになっている。呪われた塵を撒き散らすサンドワームとそれに魅入られてしまった狂信者たち。それらの秘密を暴きアトラスに証拠を突きつけよう。

v3.73 Expeditions Revisited[]


2021月11月24日 v3.73 Expeditions Revisitedが公開。
タイタンワームが終了した2021/11/24からは過去の共同探検が順次再開催。マイルストーンも緩和されているので、これまでノルマがきつくて敬遠していた人でもとっつきやすくなっている。開始惑星も異なったものになっておりまた新たな気持ちで遊べる。
恐らく開発のHelloGamesにも年末年始の休みがあると思われる。そのためだろうかあまり手がかからないようなアップデートとなっている。従来通りなら次のアップデートは年明け以降2月頃になるだろう。

v3.80 Sentinel[]

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センチネルの秘密


2022年2月16日 v3.80 Sentinelが公開。
名前の通りセンチネルについてのアップデート。センチネル軍が増強し重戦闘ドローン召喚ドローン修理ドローンという新たなドローンの実装。それらが連携して戦うAIの改善。新たな強敵センチネルハードフレームの実装。それに伴いプレイヤー側の武装も麻痺迫撃砲などが追加。そしてミノタウロスをAIで自立行動させて手勢できるようになった。双方の戦力が増加したことにより激しい戦闘ができるようになった。
センチネルを一時的に惑星から一掃できるセンチネルピラーが実装され、センチネルの伝承も読めるようになった。今まで語られなかったセンチネルはどのようにして生まれたのか、センチネルは何を考えているのかが明らかにされる。
Expedition Five:Exobiology
2022年2月24日 共同探検#5: 宇宙生物学が開始。
生物を追い求める共同探検。 2022/2/24~2022/4/1。

v3.85 Outlaws[]

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無法者の世界


2022年4月13日 v3.85 Outlawsが公開。
多くの星系が宇宙海賊の手に落ちてしまった。そしてプレイヤーも海賊としてのプレイができるようになる。
新たなタイプの宇宙船ソーラー帆船が実装。宇宙空間で太陽帆を展開する宇宙船だ。宇宙船にも大容量の積み荷スロットが追加され、そして宇宙船は9機まで所有できるようになった。
宇宙戦闘が完全に見直され、敵もディフレクターシールドを張るようになった。シールドを破らなければ船体にダメージを与えられない。そして宇宙船の武装はシールドへの威力と船体への威力で異なるパラメータとなって性格付けされた。
激しくなった宇宙戦闘に対応するためか「飛行隊」という戦闘時随行してくれるNPC機体が4機まで登録できるようになった。この飛行隊という存在は実は本作発売前の2014年のトレーラーから度々見られたものだ。コンセプトから欠けていた要素がまたひとつ追加され、より一層完成度が上がったものになっている。
Expedition Six:The Blighted (荒廃)
2022年4月14日 共同探検#6: 荒廃が開始。
ザ・ブライトという宇宙海賊の足跡を追って宝探しをする共同探検。 2022/4/14~2022/5/20頃。
Expedition Seven:Leviathan (リバイアサン)
2022年5月25日 共同探検#7: リバイアサンが開始。
死んだら最初からやり直しというローグライクを取り入れた異色の共同探検。ベースのゲームモードがサバイバルになり難易度も上昇。

v3.94 Endurance[]

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貨物船基地が一新
2022年7月20日 v3.94 Enduranceが公開。
貨物船基地のデザインやレイアウトが大幅に変更され、貨物船外にも出られるようになった。
Leviathanで導入された有機フリゲート艦が正式に通常手順で雇えるようになった。
Expedition Eight:Polestar (北極星)
2022年7月27日 共同探検#8: 北極星が開始
一新された貨物船周りのシステムに触れるものになっている。