No Man's Sky Desolation
2020年7月17日公開。v2.6 Desolation
No Man's SkyがSFホラー風シューティングに早変わり。実装に合わせてライティングや戦闘全般が爽快に遊べるように改善された。
宇宙空間を乗組員が遺棄した貨物船が漂流している。そこはまさにダンジョン。内部には価値ある品も大量に残留しているが様々な危険も潜んでいる。あなたの任務は乗組員たちに何が起こったのか探ることだ…
- 探索の舞台はプロシージャルに作り出される。無数のバリエーションがある
- 貨物船の名前もそこで起こった物語もプロシージャルに作り出される
- 獲得できたテクノロジーで貨物船のアップグレードが可能に
- SFホラー要素を盛り上げる新しいライティング効果が実装
- マルチツールを使った戦闘もオーバーホールされて快適に
No Man's Skyの特徴
- 18,446,744,073,709,551,616個の惑星
本作には1800京個以上という膨大な惑星が存在する。プレイヤーは自身が操作する宇宙船に乗って惑星から惑星へとシームレスに移動し、各惑星で得た資源を元に他の惑星の住人と取引し、宇宙船やアイテムをアップグレードしたり、宇宙海賊と戦闘をしたりと、自由度の高いゲーム性を備えている。
2つとして同じ惑星は存在せず、その惑星の第一発見者となったプレイヤーは自身のプラットフォームのアカウント名と共に任意の名前をその惑星に付けることができる。ゲーム中の宇宙はネットワークを利用し、全プレイヤーが共有しているため、プレイヤー同士の行動がそれぞれ影響し合う。
- 宇宙をサバイブする
宇宙には多くの派閥が存在する。それぞれ派閥の評価を上げることで応対が変わったり便宜をうけたりと様々なことが起こる。共通の敵である宇宙海賊との戦闘に勝利することで評価を上げることもできる。逆にプレイヤーが海賊的な行為を行うと評価が下がり、これまで味方だった人々が敵に回ったり、センチネルと呼ばれる星々を守護する強大な防衛システムと戦うことにもなる。
- 見つけた資源をトレードし、自身をアップグレードしよう。
惑星探索ではプレイヤーが様々な資源を入手することができる。その資源を必要とする他の惑星の住人とトレードして資金を得たり、宇宙船や武器などをアップグレードしたりすることで探索や戦闘を有利に進めることができる。
これら以外も様々な要素が継続的に追加され続けられている。
発売前のトレイラー
壮大な銀河を旅し、惑星と宇宙をシームレスに行き来する鮮烈なコンセプトムービー。あくまでも開発段階のものでバージョンを重ねた現在も見られない光景は多い。これらのトレイラーにあるロマンの実現を目指すMODもあるくらいだ。
発売前の開発者からの注意
- 「あなたの想像するようなゲームではないかもしれない」
- 開発者の1人であるMurray氏は、期待されがちなPvPのマルチプレイや、街や文明作り、貨物輸送といった要素は“現時点”では実装されていないと言い切り、そういったゲームではないと語る。しかし、これらの要素の一部はのちのアップデートで追加されること示唆している。とにかく『No Man’s Sky』はマルチプレイヤー要素を公開してからというもの、「MMOなのか」という質問が生まれており、そのたびにMurray氏はそういった要素を否定している。スケールの大きさから「なんでもできる」と思われがちであるが、あくまで宇宙を探索しお金を稼ぐという流れが根本にあるようで、ゲーム内容の説明に懸命になるのはプロモーションでありながら“間違った方向への期待”の抑制としての活動であるとも見受けられる。そして最後にMurray氏は、『No Man’s Sky』はニッチで奇妙であるがゆえに、万人向けの作品ではないことを強調しながら、ユーザーにとってきっと今までに経験したことのないタイトルとなるになるであろうと、公式ホームページの声明を締めている。
AUTOMATONより転載
Initial Release
2016年8月9日PS4版(米国)、2016年8月13日PC版、2016年8月25日PS4版(日本)がロンチした。
- 開発者の心配のとおり、内容からかけ離れて過剰に膨れ上がってしまった期待に対して、初期リリースはシンプルだった上にバグも多かった。多くの落胆と批判を受けることになってしまった。
Foundation Update
2016年11月29日v1.1 Foundation Updateが公開された。
- Foundationとは「基礎」という意味だがここでは大型拡張の第一歩であることと「基地(Base)」の二重の意味を表しているものと思われる。まず第一歩として実装されたのは多くのプレイヤーが希望したマインクラフトのような建設要素と星系間を貨物船で交易できることだった。このときから、ただ銀河の中心へ探索を進めるだけのゲームではなくなった。
- 基地によって宇宙農業が可能になった。独特のデザインも注目。
- 貨物船が実装され、貨物船で別星系に向かったり、建設可能部分をカスタマイズできる。
The Path Finder Update
2017年3月9日v1.2 The Path Finder Updateが公開された。
- Pathfinderとは「開拓者」という意味で開拓要素のさらなる強化が図られた。惑星上の移動能力を強化するためのエクソクラフトが導入され、建設した基地をサーバーを通して共有できるようになった。またプレイヤーは複数の宇宙船を所有できるようになった。それに伴い宇宙船に専門分野(戦艦、シャトル、運送業者、探検家)でクラス分けが導入された。マルチツールにも同様な専門分野が導入された。ゲームの機能としてはカメラモード、ゲームモードにはパーマネントデスモードが追加された。PS4 PROに対応。
Atlas Rises
2017年8月11日v1.3 Atlas Risesが公開された。地形編集動画
- 高解像度テクスチャを使用するようになり景観が大幅に改善した。基地の地形編集も可能になった。貿易が見直され経済が導入された。
- ゲームとしてのストーリーとチュートリアルが整備され本ゲームのバックストーリーがついに明らかになった。ミッションシステムが導入されアルテミスミッションなどが導入された。ストーリー整備にあたって第4の種族トラベラーが導入されプレイヤーはそこに所属すると定義された。
- そして待望のマルチプレイが導入された。これはアンビエントマルチプレイと呼ばれる。同じ惑星上のプレイヤー同士が光の球体として互いを確認できる。16人同時参加可能の簡易マルチプレイ。
- このアップデートに先駆けて「Waking Titan」というARゲームがあり、その第1シーズンの最後にNo Man's Skyへの関連が明らかにされてATLAS RISESの公開という手の込んだ導入になっている。「Waking Titan」はその後も第2シーズンが続きNextに繋げて完結した。
No Man's Sky Next
2018年7月24日XboxOne版がロンチ、あわせてv1.5 Next が公開された。
- ゲームは新しい段階に突入した。宇宙に大きな変化が起き、ゲームシステム、資源、テクノロジーが一新。三人称視点が追加されたため全く新しい感覚で遊ぶことができる。自分の姿もカスタマイズできる。そしてホストのゲームに4人まで参加できるセッションという考えが導入され、完全なマルチプレイが実装された。互いに完全なキャラクタが視認できるようになりジャスチャーで交流しながら友人とともに宇宙を探索しミッションを遂行できる。また、コミュニティリサーチというイベントミッションも追加され、プレイヤー同士が出会うという機会は稀ではなくなった。
- ストーリーとして予告されていた世界の壁が崩れ去りトラベラー同士が交流できるようになるというAtlas Risesのストーリーに出てくる未来予測を実現したものになっている。
No Man's Sky The Abyss
2018年10月29日v1.7 The Abyss が公開された。
- 水中探索に焦点を当てたアップデート。水中を探索するための新しいエクソクラフトが導入。水中に数々の構造物・生物などが追加された。
No Man's Sky Visions
2018年11月22日v1.75 Visions が公開された。
- 新しいエキゾチック惑星、惑星の色彩や危険生物、トレジャーハントなど地表探索の強化に焦点を当てたアップデート。依然として不具合はあるが、かなり減ってきた。
No Man's Sky Beyond
2019年8月14日 v2.03 Beyondが公開された。
BEYONDはこれまでで最も野心的な章としている。予定されていた三つの大型アップデートをまとめたもの。Beyondのアップデートは従来通り無料で提供された。
- No Man's Sky Online
- No Man's Sky Virtual Reality
- PSVRとSteamVRに対応。単なる小手先な移植ではなく真のVRアプリを目指したもの。
- 地上での移動方法は酔いにくいテレポート方式だけでなく、普通に移動する方法も選択できる模様。手を動かして自由なジェスチャーが可能。
- VRゲームとして画期的な操作性を実現。
- No Man's Sky 2.0
- 惑星基地に論理的な要素を持った電力システムが導入され、自動化された大量の採掘や収集が可能になった。
- 動物の飼育や騎乗、搾乳などがサポートされ、料理が実装。
No Man's Sky Synthesis
2019年11月28日公開。v2.21 Synthesis(原文/Google翻訳)
- プレイヤーの要望を取り入れた数々のアップデートが盛り込まれています。皆が望んでいた宇宙船のアップグレードがついに可能に。
- 宇宙船艤装ターミナルが追加。スロットを増やしたりクラスを上げることが可能
- 不要な宇宙船をスクラップにして材料にする要素を追加
- 複数のマルチツールの所有が可能になり、クイックメニューで変更可能に
- 地形編集に地形を均すための新モードが追加
- 惑星基地の地形編集が保護されるようになる。他様々な改善とコストが軽減
- ストレージコンテナの貯蔵量の増加
- プレイヤーの外見が保存可能
- VR以外でもエクソクラフトの一人称視点が可能に
- VRでもフォトモードや騎乗が可能に
- 新たなテクノロジーの実装
- 新しいベースパーツ
- ディスカバリーページの改善
- バックパックが精製機の機能を持つように
No Man's Sky Living Ship
2020年2月19日公開。v2.30 Living Ship(原文/Google翻訳)
- こんな船は初めて見た。まるで…生きているようだ。(星の誕生ミッションより)
- トレイラーは ルトガー・ハウアーによる渋いナレーション入り
- 卵から孵して育てる新たな宇宙船クラスが実装!
- 生物船誕生にまつわる新たなシリーズミッションの実装や、星系内の新たな探索要素などが加えられた
- 長く修正されなかった数々の不具合にも手が入り、さらに遊びやすくなった
No Man's Sky Exo Mech
2020年4月7日公開。v2.4 EXO MECH。→パッチノート2.40
強力なジェットパックを装備したエクソクラフト・ミノタウロスが追加!
- ミノタウロス実装によって、従来のエクソクラフトの位置づけにやや変化があります
- 貨物船にエクソクラフトを召喚する新しいテクノロジーが追加。これによって貨物船がある星系内にエクソクラフトの呼び出しが可能になります
- 惑星基地の送電線を隠すための仕組みが追加
No Man's Sky Crossplay
2020年6月11日公開。v2.51 Crossplay
本作はPS4、XboxOne、PCという機種によるプラットフォームだけでなく、PC版はSteam、GOGというストア別にも細分化しており、これまではそれらは全て分断された状態だった。
6/11に新たにMicrosoftストア/XboxGamePass版がリリースされるにあたって、すべてのプラットフォーム間でのクロスプレイが実装された。
Nexusのロビーに複数のプラットフォームのプレイヤーが集結し、自由にグループを組んで探索できる。また「No Man's Skyフレンド」という独自のフレンド機構を実装し、プラットフォームを超えたフレンドリストを構築できる。「No Man's Skyフレンドコード」を交換することでオフラインでプレイヤー情報を交換することもできるようになった。