分析バイザー(Analysis Visor)はNo Man's Sky のマルチツール に搭載できるテクノロジーのひとつ。
v1.5で性能が大幅に強化され、様々な機能を持つようになった。
概要[]
マルチツールにインストールするテクノロジー。活動しやすくするための数々の機能を持っている。
通常のゲームモードでは装備されていない状態で始まる。ガイドメッセージを無視して未装備のままだとゲームがなかなか進展しないことになる可能性が高い。
- HUDに宇宙船の位置が表示されて見つけやすくなる。→#HUD表示追加
- エクソスーツ活動時にHUDにコンパス表示が追加される。→#HUD表示追加
- 詳細な調査を行う「分析モード」が使えるようになる。→#分析モード
- ミッション目標地点へ近づく手掛かりになる「ターゲットスイープモード」が使えるようになる。 →#ターゲットスイープモード
- 分析モードで表示されるアイコンをタグ付けできる。すると分析モードを抜けてもそのアイコンが常時表示される。 →#任意いちアイコンを常駐表示化できる
- 何もない場所にマーカーの杭を打ち込んで目印にできる。これによって迷わずその場所に戻ってこれるようになる。 →#任意いち地点に一時的な目印を刺せる
- さらに調査デバイスを装備することでエネルギー調査モードを利用できる。 →調査デバイス
他のテクノロジーやモジュールとのシナジーはない。
- 名称について
- v4.51にて日本語名が「分析バイザー」に改められた。これまで「分析レンズ」と呼ばれてきたが英語表記が"Analysis Visor"であることから考えるとこちらのほうが適切ではある。しかし多くのメッセージがいまだに「分析レンズ」と表示されるため紛らわしい状態になっている。
主な機能[]
HUD表示追加[]
- インストールするだけで表示が追加される。
分析モード[]
- 自分の周囲の捜索と、視界に捉えたものを分析できる汎用モード。以前は「双眼鏡モード」という名称だったがv3.3 Expeditionsから変わった。
ターゲットスイープモード[]
- ミッションターゲット(目標地点、回収対象など)を捜索するための専用モード。v3.3 Expeditionsで追加された。
- このモード対応のミッションを「ログ」で選択している場合にのみ使用可能。そのほかの場合には働かない。
- ミッションターゲットの存在する方向を示してくれる。ターゲットが分析モードの探知範囲外にあったとしても、その方向を知ることができる。
- 分析モードとの併用が重要
- 「ターゲットスイープモード」中は、検知範囲かつミッションに関係のあるマーカー以外、画面に表示されない。しばしば「分析モード」でも周囲を見よう。そちらのほうが目標地点のマーカーをすぐに見つけられることがある。
- 確定した目標マーカーを常時表示化できる
- ターゲットがかなり近いとき、目標へ照準を合わせ続けると、そのマーカーを常時表示に変えてくれる。分析バイザーを閉じて通常のHUDに戻ってもマーカーが見え続けるようになる。
- ただしその常時表示状態は、エクソクラフトやコンパニオンに乗ると解除される。非表示に戻ってほしくないなら「長押しでタグをつける」も使おう。
- ほか細かな仕様・挙動について
検知は正面90度。不確かさを前提にして使おう 「ターゲット(もしくはターゲット候補)」が「プレイヤーキャラクターの前方90度の方向にある」なら、シグナル音や表示が左右同時になる。「正面90度よりも右 or 左にある」ならその方向の音・表示のみが出る。
注意すべき点が「90度内のちょうど中央方向にターゲットがある『とは限らない』」こと。ターゲットのありかが90度内の右端でも、左端でも、真正面でも、同じ音・表示がされる。
- よく似た機能である調査デバイスの「エネルギー調査モード」は、シグナル音の左右を聞き分けることで正面30度以内ぐらいにホットスポットを捉え続けることができる。対して「ターゲットスイープモード」では、左右の聞き分けが通用しない。90度より下の解像度を引き出す手段は無い。
- ようするに、実際「90度内のどっちにあるのか」は、近づいてマーカーが表示されるまでわからない仕組み。素朴に使うと、最大90度ぶん左右に行き過ぎ続けることになり、ジグザグや渦巻きのようなかなり間延びした移動になってしまう。
- 具体的な対処としては。目標が建造物なのであれば、エクソクラフトでざっくり移動時間を詰めたのち、高所(フォトモードや建築カメラでも可)から見晴らすか、信号ブースターを使ってみるかして、周辺を別手段から把握しにかかるのがよいだろう。
「遠くにひとつある」は知れるが「近くにひとつもない」かは知れない 画面中央、目標までの距離表示部分が「信号が弱すぎて距離を推定できない(Signal too weak for distance estimate)」という文言になることがある。
これは「あると言い切れるものは(マーカーや距離を出せないほど)遠くです」という意味。「近くにひとつもありえません」という意味ではない。
- たとえば「ネクサスミッション#有害な植物を除去する」では、シグナル音と逆方向へ進んでも、肉眼ですぐに危険植物と出会えたりする。なので「信号が弱すぎて~」時にどう行動すべきかは、ミッション内容とプレイヤー次第で対応が異なってくる。安定志向ならシグナルの方角に従えばいいし、慣れているなら別の策に出てもいい。
エネルギー調査モード[]
- 惑星内部に埋蔵された資源を調査できる。サブミッション「ネクサス#惑星を調査する」などで用いる。
- 分析バイザー単体の機能ではない。マルチツールに「調査デバイス」を追加すると使えるようになる。
- 詳しくは → 調査デバイス。
任意いちアイコンを常駐表示化できる[]
- スポットを表すマーカー(アイコン)の多くは、分析バイザーを通さないと見えない。だが分析バイザー中に「タグ付け」をしておいたものは、通常のHUDでも見え続ける。
- 表示距離は無制限。今いる星系内にそのオブジェクトが存在し続ける限り、どんなに離れても表示され続ける。
- プレイヤーごとにひとつまで使用可能。2つめのタグ付けをすると、前のタグ付けは外れる。
任意いち地点に一時的な目印を刺せる[]
- 何もない地面に向かって「配置済みの誘導マーカー(Deployed Navigation Marker)」というピンを設置することができる。置いたピンの位置はHUDに常に表示され続ける。
- 有視界内の地面に対してでないと置けない。遠距離すぎても置けない。射程は地形・グラフィック設定・読み込み速度などによって違ってくると思われるが、実際としては、現在地から600u以内ぐらいであればだいたい置ける。
- プレイヤーごとにひとつまで使用可能。
- 2つめのピンを立てると、前のピンは消える。セーブデータのリロード、ゲームの再起動、星系間の移動などを行ったあとも、自動で消えることがある。なので永続的にアテにできる目印ではない。おもには当面・その場限りで役立てるもの。
- 設置も消去も無料。コストや回数制限は無い。
- 別名「カスタムマーカー(Custom Marker)」。ギャラクシーマップにおける「カスタムマーカー(Custom Waypoint)」と同名だが別もの。無関係。
操作方法[]
PS: / Switch: / PC:を押した状態を維持すると視界がズームされ通常は「分析モード」になる。ミッション中は「ターゲットスウイープモード」になることもある。自発的にモードを切り替えることもできる。指を離すと終了する。
分析モードの操作[]
- 対象の分析(アナライズ)
- ズーム中に鉱物・動植物等に照準し、 / / を押すと対象の分析(アナライズ)が開始する。完了するまで押した状態を維持することで分析が成功する。分析が始まってしまえば対象を中心から外しても問題ない。ただしオプション設定で「ボタン長押しで分析バイザーのスキャン開始」を有効にすると中央に捉えるだけで分析できるようになる代わりに対象を中心から外すと分析は中断してしまうようになる。周り一面にある植物や岩石のほとんどがまだ分析されていない場合は有効にして見回すと一気に分析できる。そして動きが速い生物や飛んでいる生物まで分析が進んだら戻すようにすると効率的だ。
- 拡大表示
- / / を押すと、ズーム率を三段階に切り替えられる。
ターゲットスイープモードの操作[]
- ミッションターゲットを探す
- 方向指示に従っておおよその方向を知ることができる。
- ミッションターゲットを見つけた
- ミッションターゲットが分析可能な場合は、勝手に分析が始まる。
モードによらない操作[]
- 「配置済みの誘導マーカー」を設置する
- 何もない地面を照準して、 / / を押す。すると配置済みの誘導マーカーという杭を打ち込むことができる。
- 遠方からはオレンジ色のマーカーとして見える。惑星上・視界内の任意地点に目印を置ける。杭に照準してもう一度 / / を押すと、杭を消すことができる。
- あくまでも一時的なもので星系を離れたり、セーブデータをリロードなどすると消えてしまう。プレイヤーにつき一度にひとつしか使えない。ふたつめを置くと、ひとつめは消える。
- 配置済みの誘導マーカーは、マルチプレイの同セッションにいる他プレイヤーからも見えるが、誰が置いたものなのかまでは表示されない。
分析モードの見方[]
分析モード画面内には埋没物や危険植物、センチネル等のアイコンが表示される。また未発見の生物には赤いドット、発見済みの生物には緑の足跡マークが表示される。
- 左中央
- 注目対象なし時 - 現在いる惑星の詳細な環境情報。
- 分析中・分析済 - 分析対象の詳細なデータ。
- 左下
- 現在の気温、環境シールドが必要な星の場合はゲージの残り時間。
- 画面中央
- ターゲット枠。
- 照準した対象をアナライズしたり、マーカーを常駐表示化させたり、カスタムマーカーの杭を設置したりできる。
- 右中央
- 惑星上の時刻、座標。その惑星で入手できる主な資源。
各種マーカー[]
!全アイコンを網羅したものではありません下記の表は、全般的によく見られるもののみのご紹介です。
このほかの図案は表示シチュエーションに応じた別ページにて取り上げています。
生物[]
分析モードでは生物、植物、鉱物の分析が可能だが、動き回る生物についてのみ下記のようなマーカーが表示される。恒常表示・タグ付けはできない。
マーカー 概要 説明 未分析の生物 モンスターは分析することはできないがこのマーカーはつくようになっている。 分析済の生物 分析すると同種族はすべてこの表示に変わる。
基本[]
分析モード時に表示されるアイコンは総じて色のないフレーム表示となっており、表示常態化やタグ付けしたときのみ色が付く、色のついたアイコンはHUDでも常時表示された状態となる。
警戒[]
残置物[]
天然物[]
- 対象によっては採取に危険物用手袋または高機能マインレーザーが必要。
分析 タグ 概略 説明 採取可能な植物 地下の遺物 ハミングする嚢胞 - 洞窟:アルブミンパール
地下有機構造物 - 地表低深度
埋もれた鉱物性構成物 - 地表低深度:光を放つ鉱物
ストームクリスタル レア採取ポイント1 - 古代のデータ保存器(ナビゲーションデータ)
- 突然変異体の植物(極寒:サルファリン)
- 突然変異体の植物(放射線:ラドン)
レア採取ポイント2 レア採取ポイント3 レア採取ポイント - 知的植物(グラビティーノボール)
- 知的植物(アルブミンパール)
遺物[]
分析 タグ 概略 説明 遺跡 アーティファクト - 大きな箱の遺物(古代の発掘場にある大きな箱)
アーティファクト
海[]
分析 タグ 概略 説明 熱水噴出孔 装甲二枚貝 沈没した遺物 魅惑の標本 深海の危険生物
遺棄貨物船[]
- 関連:スキャナー#遺棄貨物船。
分析 タグ 概略 説明 遺棄貨物船のドア 遺棄貨物船のヒーター 遺棄貨物船のテレポーター 遺棄貨物船の端末 - ドッキングベイのドアコントロール
- 記録ターミナル
- 工学制御
不協和音[]
- 仮称。関連:センチネル(惑星), ギャラクシーマップ#水の存在。
分析 タグ 概略 説明 ラディアントシャード 不協和音の共振装置 調和するスクラップ - 部分的に構築されたオートファジー
- 調和したキャンプ
- インターセプター墜落地点
- オートファジー合成ターミナル(→ボルタスタッフ)
知覚体のエコー - エコーシード。下記テクノロジーどちらかが必要
その他[]
分析・発見[]
分析報酬[]
- 未発見の生物・植物・鉱物を分析した際、報酬金を入手することができる(アップロード報酬とは別)。分析完了で画面中央に表示される。
- 生物・植物の報酬金は、スキャナーモジュールを装備することで金額を大幅に上昇させることができ、v3.94から鉱物もその対象となった。
二次資源[]
- 過去に分析済みの植物・鉱物は、マインビーム等で採集した際、メインの資源に加えてさらに追加の資源を得られるようになる。これを二次資源という。
- 得られる品は惑星やオブジェクトによって異なり、二水素・ソジウム・酸素・濃縮炭素・有色金属といった、基礎的で多用途、かつ大量確保しにくいものが多い。
- 個々には少量の副収入でしかないが、プレイスタイルによっては総合的・長期的に役立つことがある。
「発見」の数には上限がある[]
- 内部的には星系や惑星の発見と生物・鉱物の発見(分析)は同じデータプールに混在して格納されている。セーブデータのサイズは固定なので、上限に達すると古いものから再利用されることになる。つまり星系にあるすべての惑星に降り立って分析しまくっていると、古い惑星の発見状況や命名などがリセットされてしまう可能性がある。
- ある程度ゲームが進んで他の手段で儲けられるようになったら、必要なもの以外は分析しないようにする(過去を重んじ、新知識を避ける)のも、ひとつのプレイスタイルではあるだろう。もちろん逆に、どんどん眼前の興味を追って、古いデータと別れていくのも間違いではない。あるいはゲーム内がどうあれ、別途スクリーンショットや攻略メモを手元に重ねていくのもよいかもしれない。
- …ニューゲーム時点ではまず意識されないことだろうが、じつはテレポートリストの上限なども含め、「世界の巨大さ ≒ 体験や記憶の有限さ」は、本作が物語る生命観・死生観の土台にある考え方。距離的にだけでなく、時間的にも、数量的にも、プレイヤー達には限界がデザインされており、その対応が問いかけられている。
ゲーム内テキスト[]
スペシャリスト用のディスカバリーと調査機のユニット。
詳細な環境データを直接使用者の視野に反映させることで、標準的なスキャナーの機能を強化する。
入手方法[]
- 初めから所持
レシピ・修理[]
アップグレード[]
内部データ[]
- Weapon_Scan_Binoculars:0
- 動物分析の報酬(Weapon_Scan_Discovery_Creature):1
- 植物分析の報酬(Weapon_Scan_Discovery_Flora):1
- Weapon_Scan_Secondary:1