地球とは、今更であるかもしれないが、このゲーム(No Man's Sky)をプレイしている我々人類を含む多種多様な生命が生息する惑星。
現実の地球[]
宇宙の「局所銀河群
」と呼ばれている一帯
にある、「天の川銀河」と呼ばれている銀河系
の「太陽系
」と呼ばれている星系
にある、惑星
である。現在の公転周期は約365日。地球についての更に詳しい詳細はこちら → 地球
, レアアース仮説
。
衛星ひとつと、海と大気を持っている。ポールシフト、氷河時代、全球凍結などの時期を除き、地上はここ数億年にわたって(天体表面にしては放射線量も、昼夜の温度差も少なめな)安定した環境となっている。植物が繁殖しやすかったことで徐々に大気の成分が変化。のち植物・酸素を利用する高度な生物が興り、生物を食べる生物も現れて、多様な生態系が繰り広げられている。
ヒト・地球文明の発祥地であり、距離・温度・圧力・重力などなど、彼らの基準が採られた土地でもある。なお地球文明は酸素の発見からたった250年、原子力の実用からほんの70年しか経っていない、宇宙の歴史からしたら、非常に若く幼い状態。統一政府はない。
約6億年後には気候の激変で、さらに約40億年後には地表温度の上昇で地表は融解し、生命に適さない土地へ変わると予想されている。また、地球の最期は、恒星である太陽が赤色巨星となり、膨張した太陽により地球が飲み込まれるということが予測されている。もっともその頃には生命は居ないと思われるが。
ともあれ当面では、奇跡的なバランスで大気や水の流れがエネルギーを穏やかに分散させている、たいへん過ごしやすい土地。水、炭素、鉄、窒素、ガラス、アルミニウム、石灰に事欠かない。そのかわり物質全般にアイソトープは極めて少ない。なお生態系全般としては、生物でリン、工業でレアメタルが不足しかねないため、その循環・再利用を宿命づけられている。
作中の地球[]
残念ながらNo Man's Skyの宇宙に、同様の星はけっして存在しない。本作のプロシージャル生成では(地球のごとく、標高や気圧や潮汐があり、極圏や熱帯や四季があり、海も砂漠も大森林も川も氷河もあり…といった)複雑な大地は生み出せない。今後のアップデートにて期待したい。
「海と空が青色で、植物が緑色」な、絵に描いたような母星のイメージでいいなら、肥沃環境・沼地環境の一部に、まれに見受けられる。しかし、嵐があったり、攻撃的なセンチネルが居たり、植物・鉱物・生物の見た目が好みではなかったりで、完璧な物件はそうそう見つからないだろう。
今日もトラベラーは我が故郷を想い、理想を求めて旅を続ける。いつの日か、故郷の光景に再び逢えると信じて。
地球風惑星[]
- 地球っぽい印象がする惑星は、英語プレイヤーには「Earth planet」や「Earth like planet」と呼ばれていることが多い。
- ネット上を探すと、紹介してくれている情報が見つかる。どこもたいへん気持ちよさそう。
- 古い投稿の土地は、実際にポータルから訪れてみると、全く違う景色になっているケースが多め。v3.0 Originsで肥沃環境の一部が沼地環境や感染した土地に変わったことと、v3.5 Prisms・v5.0 Worlds Part Iで惑星上の色味やオブジェクトが多様化されたことによるもの。こうしたアップデートに伴う変化は肥沃環境に限らず起こったことだが、なかでも肥沃環境は視覚的な様変わりがわかりやすい。
- 「海と空が青で、植物が緑」な風景は、数の少なさからだけでなく、時限的な出会いからいっても、貴重かもしれないわけだ。
- 補足 - 日本語プレイヤーには何と呼ばれているか
- 日本語プレイヤー間でこうした惑星を指す場合、過去には単に「地球」と呼んでいるケースが多かった。
- 2023年現在では「地球型惑星」と呼んでいるケースが増えている。
- だが、現実の天文学的な意味での「地球型惑星
」は、荒涼とした火星
、大気が薄い水星
、物質循環が鈍いスーパーアース
なども含むもの。「居住可能な地球型惑星」だけを指すものではない(参考:惑星の居住可能性
, ゴルディロックスゾーン
)。
- ようは全く別の概念。本作日本語コミュニティにおいての「地球型惑星」という言いようは、あくまでユルくゲームを楽しむうえでの捉えかた。現実から借用した、他愛ないゴッコ遊び上に限っての用法。
- こうした誤用はヘンに広まると、話がややこしくなるうえ、娯楽性を通じて偏った知識を植え付けることにもなりやすい(印象が独り歩きして実際から外れた通念と化す。とくに生理的な想像や反応を掻き立てやすい、病名や生物名でまま定着し、あとあと問題になる)。なるべくなら「地球型惑星」と呼ぶのは控えて、他の表現をお使いになったほうがよいかも。
- とはいえ、すぐにどこかに実害が出るような事ではない。「地球似」「南国風」などと都度テキトーに避けるくらいでいいだろう。伝わればそれでいい・わかる人にわかればいい、外野には野暮な話でもある。しょせんゲームの出来事でもある。あまり細かくはお気になさらず、ご寛容に。
地球風惑星ギャラリー[]
ユークリッド銀河:オチョ タウ[]
惑星名 星系名 銀河 オチョ タウ あっぽろ・エンチ ユークリッド銀河 ポータルアドレス 主要生命体 紛争状況 経済状況 ヴァイキーン 低6 燃料生成 中6 特徴 5ch掲示板からの共有惑星。
木々は光るキノコが多いが、夜には夜行草が光るので綺麗である。備考 センチネル活動レベル:高(ノーマル)なので注意。
アイセンタム:New Appalachia 76[]
惑星名 星系名 銀河 New Appalachia 76 イリュピ・アグル アイセンタム ポータルアドレス 主要生命体 紛争状況 経済状況 ゲック 中6 実験的 中6 特徴 Twitterからの共有惑星。 備考 センチネル活動レベル:高(ノーマル)なので注意。
アイセンタム:tuyosi723_Third EARTH[]
惑星名 星系名 銀河 tuyosi723_Third EARTH tuyosi723- アイセンタム ポータルアドレス 主要生命体 紛争状況 経済状況 コーバックス 中8 探鉱 低8 特徴 Twitterからの共有惑星。 備考 経済状況が低の為、最初からSクラスの宇宙船は出現しないことに注意。
ユークリッド銀河:Earth tadicco03[]
惑星名 星系名 銀河 Earth tadicco03 Earth :) ユークリッド銀河 ポータルアドレス 主要生命体 紛争状況 経済状況 コーバックス 低5 高5 特徴 ナノマシン稼ぎ向きの惑星。 備考 肉食動物が居るので注意。
ユークリッド銀河:レスブルツ プライム[]
- ポータルグリフ
- ユークリッド銀河 / ロスコガリン星系 / レスブルツ プライム
- 特徴
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- センチネルがいない
- 空が青い
- 海も青い
- 気持ち悪い生物がいない(空飛ぶミミズや昆虫系)
- 緑の大地
- デメリット
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- 全ての開拓地が既に他プレイヤーの所有となっており、新規で所有することが出来ない。
- 惑星基地が多すぎるが故に重い。スキャナーを開いて閉じただけでも処理が重くなる。(PS5版にて確認。おそらく他のハードではエラーになる可能性も否めない。)
- 人が多いので回線が悪いとうまく動作しない可能性もある。
- 基地が多すぎて自分だけの惑星という感覚が薄い。
- 観光に向かう場合は事前にオフラインにしておいたほうが軽くなるので推奨。
ヒヤデス銀河:ヒレスボルQ43[]
- 第5銀河の「ヒヤデス銀河」にある。よって自力で向かうには、それなりの手間がかかる。
- ここは到達難易度の関係で、レスブルツ プライムとは違い、開拓地を所有しやすい。
- ポータルグリフ
- ヒヤデス銀河 / リョストネ星系 / ヒレスボル Q43
- 特徴
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- センチネルや嵐に関してはレスブルツ プライムと同じ内容。
- 海がエメラルドグリーンで美しい。
- プレイヤーが少ないので軽め。
- デメリット
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- 4回も銀河の中心の通り抜けをする為、そこそこ遠い。
- プレイヤーは少ないので突然の出逢いは少ないと思われる。
- その他
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- 開拓地としても人気なようだ。
作外の地球[]

画像の中心。日本列島がうっすら見える。

画像の中心からやや右にオセアニア大陸、下のほうに南極大陸が見える。
セーブポイントでセーブを行ったあとに出てくる球体をよく見ると、地球を上下反転した模様がついている。
これが、設定上の歴史にもとづく演出なのか、開発者のウイットなのか、たまたま偶然なのかは不明。
- 「たまたま」で地球の模様になるのか? と思われるかもしれないが。地球っぽい陸海の塗り分け程度なら、自動生成で無数に作れる。ヒトは、顔パーツ(目・鼻・口)の配置や、国土のかたちといった、象徴的な図形を優先的にそれとして認識しやすい傾向をもっている(ロールシャッハテストみたいなこと)。よくよく見れば少し違う、くらいの顔っぽいパターンや陸っぽいパターンでいいなら、現代ではコンピューターという万華鏡から幾らでも出せてしまう。
本編主人公が地球人かどうかは、作中で明らかにされない。しかし遺棄貨物船の壁に英語が書かれていたり、墜落した貨物船のログの内容では遠回しだが人類について触れられていたり、生命体たちが10進数を使っていたりと、本作ではまま人類文明とのリンクを匂わせる演出がされている。
作中世界は地球と、何か関係があるのか、ないのか。
言い換えるなら。作外に地球はあったのか、なかったのか?
残念ながら、この謎の答がゲーム本編で語られる日は来ないかもしれない。ある世界の内部のみから、その世界の以前や以後を語ることは、非常に難しい。これを問い続けてゆくと外部・別世界の話になって、現世の法則がいっさい通用しなくなる。あるともないとも言えない地点で話を止めるしかなくなる。
逆に言えば現状の本作本編は、そんな自由な夢や思いを馳せられるあたりに、ひっそりと地球を置いてくれている、のかもしれない。