宇宙船コレクション(Starship Collection)はNo Man's Sky の宇宙船の管理方法。
概要[]
プレイヤーは宇宙船を最大12機まで所有できる。これを「宇宙船コレクション」と呼ぶ。
プレイヤーと宇宙船は切り離せない関係であり、宇宙船コレクションの中の一機は必ず選択した状態になっている。選択していない船は控えになっている。控えの機体にはクイックメニューなどで切り替えることが可能。
ここでは宇宙船コレクションの運用と注意点について扱う。
宇宙船の追加[]
宇宙船の入手時に新たに購入したり受け取りを選択した場合にコレクションへの追加となる。現在の宇宙船と交換してしまうと追加されることはない。
いったんコレクションに加わった宇宙船は、宇宙船艤装場で明示的にスクラップにしたり、他の宇宙船と交換しない限り破棄されることはない。
どこかに乗り捨てていても、プレイヤーがその存在を忘れていても無くなることはない。
使わない宇宙船を預ける[]

v5.5 Worlds Part IIより、貨物船所有時に限り、宇宙船を宇宙船アーカイブに預けることでコレクションの所有枠を確保できるようになった。
- 貨物船のブリッジのターミナルの船団の管理から利用可能。
- 18機までの宇宙船をアーカイブ化して保管可能。コレクションに空きがあるなら自由に復帰できる。
- この操作は、貨物船の冷蔵貨物室に長期保管すると説明されている。
- テクノロジーは保持できるものの積み荷のアイテムに関してはアーカイブ時に削除されてしまう。
- これを利用して、墜落船をアーカイブすると破損した積み荷スロットが全て修理された状態になる
保管したい宇宙船は、必ず積み荷の中身を確認してから保管すること。
宇宙船の破棄[]
宇宙船は宇宙船艤装場でスクラップにしてコレクションから破棄することが可能。コレクションに一機しかない状態ではスクラップにできない。
生物船は宇宙船艤装場の対象にはならないが、NPCパイロットと通常の宇宙船に交換して追放することができる。
宇宙船の並び[]
明示的に番号の表示はないが宇宙船は内部的にスロット番号のようなもので管理されている。順番を入れ替える方法は実装されていない。
ゲーム開始時に初期船(共同探検以外のゲームモードではラディアントピラー BC1)が1番になっている。新しくコレクションに追加した船はその後の番号に続くことになる。他の宇宙船と交換すると元の宇宙船の番号を引き継ぐ。
選択中の宇宙船をスクラップにすると、その番号は空席になる(クイックメニューでの見かけは詰めて表示されるが、各所有船の番号は変わらない)。その場合、次に追加所有した宇宙船は、空席のうち最も若い番号へ収まることになる。
選択中の宇宙船について[]
選択中の宇宙船が基準となって様々な行動にかかわってくる。ちゃんと理解しておこう。
- 選択中の宇宙船のアイテムケースを操作できる。控えの宇宙船のアイテムケースを操作したかったら選択状態を変えよう。
- 選択中の宇宙船はプレイヤーのテレポート先へ自動配置される。宇宙ステーション、惑星基地、ポータルなど、本作の仕組み上プレイヤーと宇宙船は切り離せない関係だからだ。この時の自動配置は無償。ハイパードライブの燃料の消費などはない。
- 選択中の宇宙船は宇宙船艤装場の処理対象。クラス向上やスロット増加が行える。またはスクラップにできる。スクラップにすると、コレクションの控えの中から別の一機が選択されて宇宙ステーションに配置される。
- 選択中の宇宙船は交換するとき下取りに出す機体になる。このことは所有機数がいっぱいになってしまった場合に問題となる。
惑星上に宇宙船を呼び出す[]

惑星上では、非戦闘中であればクイックメニューから宇宙船を呼び出せる。
- 現在選択中の宇宙船を呼ぶ
- 「乗り物を呼ぶ」から呼び出せる。
- 控えの宇宙船を呼ぶ
- 「乗り物を呼ぶ → 他の宇宙船を選択する」から呼び出せる。
惑星上への呼び出しには(ざっくり言えば)2つ条件がある。2点とも問題ないなら呼べる。
- その機体は呼べる状態か?
- 「呼び出す機体が現在の星系内にまだ出ていない」のであれば、その機体は無償で呼び出せる。燃料消費はない。故障も不問。
- 逆に言うと。「すでに呼び出し済みで惑星上にある」かつ「故障や燃料不足になっている」のであれば、その機体は呼べない。
- そこは着陸可能な場所か?
呼んだ機体は、自動で「選択中の宇宙船」に設定される。その機体が「すでに呼び出し済みで惑星上にあった」場合は、呼ぶごとに発射エンジン残量の消費もされる。
呼び出す 機体 |
発進可能な状態 | 故障や燃料不足で 発進不能な状態 |
プレイヤーが 惑星上で 戦闘中のとき |
---|---|---|---|
離着陸場にいる 現用機 |
呼べる 燃料消費なし |
故障でなければ呼べる 燃料消費なし |
呼べない |
地面・水面にいる 現用機 |
呼べる 燃料消費あり |
呼べない | |
現在星系内の離着陸場にいる 控え機 |
呼べる 燃料消費なし |
故障でなければ呼べる 燃料消費なし | |
現在星系内の地面・水面にいる 控え機 |
呼べる 燃料消費あり |
呼べない | |
現在星系内の貨物船にいる 控え機 |
呼べる 燃料消費なし |
呼べる 燃料消費なし | |
現在星系内に出ていない 控え機 |
呼べる 燃料消費なし |
呼べる 燃料消費なし |
- 余談 - 過去の仕様
- かつての仕様では条件がわかりにくく、立地に問題がなくとも、呼べそうで呼べないケースが多々あった。
- 過去のバージョンでは「『現在選択中の宇宙船』の状態が『呼び出す全機』の判定にも使われる」仕組みだったため「現在選択中の宇宙船が故障または燃料切れなら、控えの宇宙船を(たとえそちらは無故障・燃料充分であったとしても)いっさい呼び出せない」ルールだった。
- このため海底の難破した宇宙船などを拾った直後は、別の宇宙船を呼べなくなっていた。つまり最低限の修理を済ませるまで、その壊れた船のそばで長く足止めを食うおそれがあった。
- v3.5ごろ以降は「現在選択中の宇宙船の状態」と関係なく「呼ぶ宇宙船ごとの状態」で呼べる・呼べないの判定がされるようになった。ようは、現用機の状態がどうだろうと、呼べる宇宙船は呼べる。
- 過去のバージョンでは「『現在選択中の宇宙船』の状態が『呼び出す全機』の判定にも使われる」仕組みだったため「現在選択中の宇宙船が故障または燃料切れなら、控えの宇宙船を(たとえそちらは無故障・燃料充分であったとしても)いっさい呼び出せない」ルールだった。
惑星上に放置した宇宙船の扱い[]
惑星上に複数の所有機があって、そのひとつに乗り込み、冒険を続けたとする。このとき、乗って飛ばなかった…地上に残していった機体はどうなるのか。というと、別にどうもならない。腐食してゆくことも、誰かに奪われることもない。
- 「すでに惑星上にあるが『選択中の宇宙船』ではない宇宙船」は、ゲームをいったんセーブしてロードし直すと、惑星上に「出ていない」扱いへと引っ込む。表示・再開の都合上いなくなるが、所有目録から消えたわけではない(クイックメニューから宇宙船コレクションを見れば、ちゃんとまだ所有されているのだとわかる)。
- 宇宙空間でクイックメニューから自分の貨物船を呼ぶと、所有する宇宙船が貨物船のハンガーに入る。乗り捨ててきた宇宙船も、それが所有機であるのなら自動でハンガーに移動してきて並ぶ。ただしハンガーには表示数の制限があり、並ぶのは6機まで。
- 並んでいない機体はクイックメニューから切り替えられる。燃料消費はない。故障も不問。選ぶと、それが現れ「選択中の宇宙船」になるのと入れ替わりに「さっきまで使っていた宇宙船」は非表示になる。
宇宙での宇宙船の呼び出しについて[]
以下の場所でクイックメニューから控えの宇宙船を呼び出すことができる。燃料消費はない。ここで言う故障とはパルスエンジン・発射エンジン(またはそれ相当のテクノロジー)が故障している機体。
- スペースアノマリー
- 発着場の宇宙船が入れ替わる。v3.3 Expeditions以降。
- 宇宙ステーション
- 発着場の宇宙船が入れ替わる。v4.6 Orbital以降。
- 呼び出す宇宙船が故障や燃料不足の場合呼び出せない。
- 別の機体を購入などして発着場内に残留してしまった機体は呼べない。乗り込んで切り替えよう。
履歴[]
- v1.0 Initial Release - 宇宙船は1機しか所有できず入手方法は交換のみだった。
- v1.2 Pathfinder - 宇宙船を6機まで所有できるようになった。交換だけでなく新たに加えるということが可能になった。
- v1.5 Next - 惑星上に控えの宇宙船を呼び出しできるクイックメニュー項目が追加された。
- これによって貨物船がないままでも複数の機体が切り替えできるようになった。利便性の向上と同時に控えの宇宙船は貨物船に格納されているのではなく目に見えないコレクションなのだという認識に改められた。
- v3.3 Expeditions - スペースアノマリー内で宇宙船をクイックメニューで選択切替可能になった。
- v3.5 Prismsごろ? - 惑星上に別の宇宙船を呼び出しする際の条件が緩和された。
- v1.3で導入されたアルテミスミッションでは宇宙船の故障と修理をミッションの流れに組み込んでいたが、控えの宇宙船の呼び出しは抜け道になってしまう。そのため呼び出しは「選択中の宇宙船が利用可能であること」が前提条件になっており自然な運用を妨げることになっていた。アルテミスミッションの体験の維持を優先するより全体の利便性のほうが重視されたのだろう。これは共同探検の実装により限定ルールによる極限のシチュエーションが提供できるようになったことも関係していると思われる。
- v3.85 Outlaws - 宇宙船の所有機数が6機から9機に増加。
- v4.1 Fractal - 宇宙船の所有機数が9機から12機に増加。
- v4.60 Orbital - 宇宙ステーション内でもクイックメニューで選択切替できるようになった。
- スペースアノマリー内と違い、自動で修理が行われるようなことはない。しかも発進装置が故障していたり燃料不足では呼び出せない。
- v5.0 Worlds Part I, v5.11 Aquarius - 「所有機を宇宙船艤装場でスクラップにしたあと、持った憶えのない機体がコレクションに並ぶ」不具合が発生した。のち修正された。
- v5.5 Worlds Part II - 貨物船ブリッジのターミナルから、使わない宇宙船の預け入れが可能になった。18機まで保管できる。