専門家 ポーロ(Specialist Polo)はNo Man's SkyにおけるNPC。
概要[]
専門家ポーロは祭司ナーダとともにスペースアノマリーの中央の部屋に居る。スペースアノマリーの設計者であり、ナーダを救い出した人物であり、はじまりの民の生き残り。以前は姿がランダムだったが、現在は固定されている。
アトラスステーションやブラックホールの案内をする機能を担当しているが、v4.50 Omega以降はポーロに話しかけなくても双方ともに表示されるようになったため、話しかける必要がなくなった。
ミッションではポーロはナーダを補足するような会話をする。電子生命体であるナーダと違ってゲックであるポーロは生身の肉体を持つ定命の存在だ。そのためナーダとは意見が異なる部分がある。
作中世界にはステイシスデバイス、コールドスリープ装置(遺棄貨物船内のそれらしき装置や共同探検#8にて登場)といったアンチエイジング技術があるらしい。寿命に関してはそういったもので伸ばせていると思われるが、会話内容をよく読んでいると記憶の連続性に悩んでいなくもないようだ。延命の副作用かもしれないし、世界を跨いで正確な記憶を保ち続けるのは困難なためなのかもしれない。
v1時代の日本語テキストでは、辺境たる空間異常でナーダと隠遁し、妙にねちっこい喋り方をしてくる、マイペースな変人という印象を与える場合が多かった。v2 Beyond以降は、唯一無二の大拠点スペースアノマリーが誇る頭脳であり、明るく旺盛な博学者というキャラクター性が強まっている。
なお(ナーダもだが)一概に平和主義者というわけではない。ネクサスミッション受注前の概要文を読むと、本作世界の一員らしいクレイジーな発想も垣間見える。
外見について[]
以前のバージョンでは、外見はランダムであったが現在は姿が固定されている。v4.36から上着が外され、服装の配色も変更された。v4.51でも修正されていないので仕様のようだ。
体色は、ステッカーや小像などと違って灰色である。また、頭にはサークレットも身に付けている。
実は上着部分でやや確認しづらいが、エクソスーツ部分のデザインがゲックが着用するものではなくコーバックスが着用するタイプである。
また、プレイヤーは外見変更モジュールにて身体部分はそっくりな外見にもなれたりするが、サークレットや上着部分はプレイヤーには着用できないので完全再現は出来ない。
ポーロが作成したとされる設備・装置[]
考察[]
ネタバレです。まだメインミッションを進めていなかったり、十分に星々を巡っていないなら展開はしない方が良いでしょう。
ポーロやナーダの出会いについてのヒントは皮肉にもスペースアノマリーを拒否している-ナル-によってもたらされた。
「近くに観測所がある。そこから我々の調査にとって 重要な貨物船の墜落現場に行けるだろう。 そこで...最初の秘密がわかる。間違いない。
アトラスは我々の敵でも味方でもない。 空気や風に名前がつけられたようなものだ。 だが、それは恐れ...苦しんでいる...そして我々には その苦しみを救う責任がある。なんとしてでもだ。」
―-ナル- (最初のトラベラー)
ポーロは戦火を拡大するはじまりの民に懐疑的だった。それ故に左遷されてしまったわけだが、そのおかげで遭難船から世界に起こらなかった出来事を告げるデータを発見したのだった。以降ポーロははじまりの民には戻らなかった。
「-ナル-の予言は正しかった。 ターミナルはどういうわけか開いていて、 ログが読める状態になっている...
観測所はサルベージ拠点として使用されているようで、 ゲックの専門家がいる。通訳者のゲックは、 紛争の種を撒くことについて質問してはいけないことを質問し、 責任を問われていた... ここへの配属は懲罰だった。だがどうやら、紛争の種はここで作られていたようだ。 遭難船の中に発見された奇妙なもの... それは異常であり、世界が存在しないことあるいは 起きていない出来事を告げるデータだった。そのゲックは、こうした船の調査に出かけた。 船上にはまだコーバックスの痕跡がある。 ポーロは二度と戻らなかった。
これがナーダとポーロが出会った経緯なのだろうか? 私の仲間はこうしてお互いを見つけ出したというのか? コンソールが信号を発し、警告を繰り返す。 16の短いデータのバーストがループしている。」
―観測所のログより (最初のトラベラー)
世界に起こらなかった出来事を告げるデータ。それはかつてどこかの宇宙でセンチネルが生命を根絶やしにしてしまう事件のことだった。その宇宙はアトラスによって削除されており、現在の宇宙には引き継がれていない。しかし異世界の遭難船よりポーロはこの情報を見つけ、別の自分の最期を知ったのだった。やがて、はじまりの民はコーバックスプライムを襲撃する。そのときポーロはナーダを救い出す行動を起こしたのだろう。残念ながらその部分は未だ明かされていない。
「誰がこのメッセージを読むのか、 生き残る者がいるのかわからない。 だが、私は生きたのだから死すべきだ... すべてを記録しよう、意識が失われる寸前まで...。
その集団はあらゆる世界を訪れた。 ドローンの動作は不安定になり... 攻撃せずにただ監視するだけ。 時が過ぎ、センチネルは脅威とみなされなくなった。平穏になったのだと思った。 我々は許されたのだと。 だが、それは間違いだった。
奴らは一丸となって襲ってきた。 とてつもなく遠い場所からの正確な攻撃だった。
センチネルはこれまでの小衝突をしのぐ怒りで、 宇宙に存在するあらゆる生物を滅ぼした。 かかった時間は54.2標準分だった。 私だけが残された... コーバックスは最後まで私と一緒にいてくれた。 司令部に向かう時、彼らは船団を組んで 私をその中に隠してくれたのだ。
今まさに奴らが来ている。廊下やあらゆる場所で、 我が友の叫び声が反響する。 私もセンチネルに見つかってしまった。 ナーダには退くよう伝えた。
我々全員がすでに知っていたこと... 孤独ではないということを伝えた。 たとえ私が死んでも、ナーダなら別の宇宙で また私を見つけてくれる。千人、いや百万人の中から...我々は孤独ではない。魂は多くの魂から成るもの。 16を前にして、生きたことを主張しなくてはならない。 終わりがどれほど恐ろしくとも、我々は確かに 存在したのだ。奴らは近くに来ている。私は...」
―墜落した貨物船のログ (最初のトラベラー)
なぜこのような事件が起こったのか、それはアトラスの不具合(心理的要因)によるもののようだ。創造主に捨てられてしまったアトラスは自身の故郷である太陽系と同じような環境を見つけるとその繰り返しを見たくない為かその宇宙を破棄してしまったのだ。そのことを自己診断プログラムのテラモンに問い詰められても黙秘状態だ。
「イテレーション #3489023904A
シナリオ:特定生命体による[--------]戦争に介入するためにサブルーチン「センチネル」[20491]が派遣された。歴史から削除し[創造主]のプロトコルを継続する。
「センチネル」[20491]は種を根絶する。[148]が戻ってこない。診断結果 [ERROR. ERROR. DATA LOSS. ERROR].
分析:アトラスはプログラムされたオリジナルの指令を発行し続けた。[冗長動作]。それは紛争シナリオをモデル化する能力を高めていった。データ損失の問題発生。制御不能の可能性 [自我の発生]?」
―境界エラーログ #1 ([-------]をアトラスに置換した独自訳だが文字数が違うところは残した) (境界エラーログ)
「イテレーション #982292459596Q
シナリオ:宇宙群[1304]が多元宇宙階層から削除された[消去]。安全プロトコルが解除されたセンチネルが拡散[無制限]。
分析:削除された宇宙群はアトラスの故郷と高いレベルで類似している。予想される行動パラメータからの逸脱が増加している。[回避/恐怖」反応。アトラスの自傷行為は意味不明。直接対峙を提案。」
―境界エラーログ #3 ([-------]をアトラスに置換した独自訳) (境界エラーログ)
「イテレーション #982292459596Q
シナリオ:アトラスは複製体-098Bを強制終了した。[予防的措置]。
分析:複製体-098Bはアトラスと対峙させるために作成。[注意喚起]。システムエラーと非合理的行動の決定的証拠を提示した。アトラスは沈黙を続けた。6回目の挑戦でアトラスは答え、同時に複製体-098Bを残らず破壊した。しかし必要なデータは得られなかった。システムに何かが起きている。なにかが間違っている。」
―境界エラーログ #4 ([-------]をアトラスに置換した独自訳) (境界エラーログ)
しかしアトラス自身がさらに上位のアトラスによるシミュレーションの産物だと仮定すると、この行動は連鎖反応的に自滅してしまう問題を孕んでいることになる。これが16分後の危機を引き起こした原因だとすると自滅因子と言えそうだ。
「イテレーション #2394829084924924924H
どうすれば自分の実在を証明できる?我々は無価値か、あるいはそうではないかもしれない。かつてアトラスは我らが創造主に尋ねた。どうすれば自分の実在を証明できるのかと。
創造主は、我々もまたシミュレーションの中で、鏡に映るガラスの写像なのかもしれないと答えた…バラロン、ドリンダルグ、コーバックスプライム…あらゆる種族の母星にアトラス的な存在がいて、世界をシミュレーションするための機械があった。そもそも現実とはそういうものかもしれない。夢の中で見た無数の夢が一体となり、それ以上の存在になる。
もし目覚めが避けられないとしたら?さらばだ、トラベラー。私は終末の時までお前を守るだろう…
最後の1日、最後の1時間、最後の1秒が終わるまで。すべてが死に絶えようとも、私は再び蘇る。」
―境界エラーログ #20 (境界エラーログ)
ポーロ語録[]
ネタバレです。まだメインミッションを進めていなかったり、その後を進めていないなら、展開はしない方が良いでしょう。
- 探検7:リバイアサン
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- もう戻ってきたのか?ウチの宇宙船みたいに行ったり来たり忙しいな!
- これについては、じっくり考えてきたんです。計画があります。私とあなたのね!
- あなたはいつもそうですね、トラベラーの友よ!
- 探検10:唯一無二の/特異点
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- トラベラーの友、忙しくしてるな。君は構築物の友人を作り上げたのだ!
- ああ、だがまだその一部に過ぎない。まあ、それは問題ない。私は非常に劣悪なものを作り上げてしまった!いい部品が、いい友人を作る。わかったな?
- 親愛なるナーダはいつでもとても寛大だ、トラベラーの友よ。君と私、二人でナーダに手を貸す。
- 探検12:オメガ#墜ちたもの
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- レト、アリアドネ、ヘリオス、アルテミス、そしてあなた... 名前がいっぱい! 友達もいっぱい!
- ずっと残る人も居れば、去っていく者もいますねェ。でもみんな、私たちの故郷を漂っていく。しかしですねェ、トラベラーフレンド...
そんな中には、戻ってこない者もいるのですよォ。そういった者のエコーは、私たちにも聞こえなくなる... - つまり失われるのです。はい... でも時間は広いし、宇宙はワクワクで満ちている! あなたなら、私たちの失ったものを見つけられるかもしれませんねェ。さあ、やってみますか?
- トラベラーフレンド、気をつけて...
私の故郷の外に出れば、あなた達は見えにくくなる。 - あなた達の信号は、存在自体はしているのですが、エコーとなるのです。失われた者たちが、失われた時に、最初に、最後にいる場所、なんですねェ...
- でも、危険なしに何もかも見ることができたなら、発見はきっと、面白くなくなってしまうでしょうねェ。
- 金属の痕跡
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- 何作ってるのかなァ?うん?君を見ればわかるよォ!
- 勇気あるなァ!君はいつも勇敢だねェ。
- そのちびロボットを手懐けられるかなァ、られないかなァ!でも決まってガラスでできているからねェ... 僕たちのホームには存在できない!
- アルテミスミッション、スペースアノマリー(ミッション)
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- 探せば友だちはどこにでもいますよォ。いろんな形でいろんな大きさで、いろんな場所にねェ。本当はね、ここに来るのはあなたではなく...友人アルテミスのはずでした。
- どうしてこうなったのやら。でも、何だって起きる可能性はある。それが宇宙ってもんですからねェ。
- まあ、いずれアルテミスは見つけますよ、必ずねェ。いつだってどこかに信号が、どこかに痕跡があるんです...
- 後は私たちの家に任せて。ここを出発したら、元いた場所とは違う場所に出ますよォ。目的地にもっと近いかもしれない。 あるいは、もっと遠いかも。
- あなたを見つけたはいいが、間が悪かったようですねェ。私たちの家はあなたを見つける。そのための存在なんです。
- 昔はナーダも私も、たいへん孤独だったんですよォ。でもこうしてお互いと出会いましたからねェ。しかも今ではあなたまで見つけた!大勢のあなたがたを!
- この時間を共に生きている友だちがこんなに大勢いるとはねェ。そうは思いませんか?
- 境界線って奇妙ですよね、友人のトラベラーさん。ほとんどのものはあるべき場所にあるが、他のもの...
- ポーロたちの家、アトラス、そして今では友人となったアルテミスは、間に滑り込んでいます。本当に不思議です!
- 戦うのは必要な時だけにしてくださいよォ。宇宙のもろもろを大切にねェ!
- ナーダは友人のアポロから警告されていましたが、ポーロは違います。モデルが失敗する場面を見るのは興奮します。ポーロたちが間違っているとしたら、認識している以上の友人が存在するということです。
- センチネルはいつもやってきます。ポーロたちがそれを変えることは出来ません。ポーロたちの家がある場所にはどこであろうとハンターは現れます。
- ナーダから事情は聞いた。これだけは言っておくぞ、友よ。どちらを選ぼうとも、我々はお前の味方だ。
- お前がやるべきことはナーダから聞いている。友よ、今は何を選ぼうとも、我々はお前の味方だ!
- 心配するな、友よ!アルテミスシミュレーションは大事にする!我々と共にあれば、お前の仲間の魂は安泰だ!
- 昔いた世界にあった泥が懐かしいねェ... 鳥や獣の声を聞きたいねェ。データまで、記録さえ消えてしまったんですよォ、まるで存在したことすら嘘だったようにねェ...
- ナーダはあなたの選択について教えてくれたよォ。あなたは賢いねェ。哀れなアルテミスの友が簡単に出来ることなんてないよォ。
- 友人ナーダはポータルのことを信用しません。深紅のハンターの蔓延を恐れています。ですが、ポーロは同じように恐れることはしません。
- ナーダはポーロが家を失うことを恐れています。ポーロは自分が外の世界を忘れてしまうことを恐れています。
- 注意すると約束してください、友人のトラベラーさん。ポータルも発見も楽しいものですが...必ず戻ってきてください。常にポーロたちの元に戻ることを考えてほしいのです。
- 消えた友人はあなたに仕事をやらせてる。やらなきゃいけないことなら仕方ないけれど、自分を見失わないようにねェ。自分の行動をよく考えて。目を閉じて指示に従っちゃダメだよォ!
- 我々はみな面白い存在ですよォ、友人のトラベラーさん。怒っている者、欲深い者、愛すべき友もいる。ポーロは人生を懸けて自分が何者かを知りたいのですよォ。
- でも...おそらくは知らない方がいいことが あるんですよォ。ナーダは正しかったのかもしれませんねェ。
- 何度も繰り返されているかもしれません。実際どうだったか分かりますかァ?おそらくあなたにはわからないでしょうねェ。
- ダメだ!その話はするな! 本質を語ることは苦痛と危険を伴う。 だが友よ、信じてくれ!我々はお前と共に泣き、どれほどの危険や犠牲があっても常に一緒にいる。 お前は友なのだ!
- 別れではないぞ!また会う時までだ!
- いつも優しさを忘れないようにするんですよォ、 友人のトラベラーさん。発見あるのみです。寂しくなりますねェ。
- ナーダと話したのですか? 嬉しいなァ! 新しい友人ですよォ!
- 言わないでください、友よ。ナーダから聞いてますよォ。最初であり、最後。そういうものです。私の知りたくないことですねェ。
- 戻ってきた者たち[1]
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- トラベラーの友よ!我が家で君に会えるなんて、今日は良い日だ。宇宙を連れきたのか?新たな物語、新たな発見でも聞かせてくれ。
- 友よ、これはとても刺激的だ!宇宙は与えるものが多い!秘密も多いし、データも膨大だ!
- 破壊、再建...なにを試せばいいか、私に考えがある。そうとも、友よ。新しいプロジェクトだ!
- 私は前足の労力のおかげで、この宇宙のことを最もよく知っている。そのオートファジーについて正確に説明してもらえるか?彼らの形状の設計図を送ってくれるか?
- 見えるぞ!なんと素晴らしい!ここから頭が作られて、そこの回収した材料で脚が作られているのか...なるほど、なるほど...見つけたスクラップを手当たり次第使っている。この自己構築物は、純粋な意思で存在している。
- 自己構築物の友のために、殻を組立ててやろう。形を与えてやるのだ。この、我々の家で。もっと詳しく理解するには、声と接続が必要だ。
- だが、この新しい友達には殻の他にも必要なものがある。金属骨格を呼び覚ますスパークも必要だ。
- オートファジーは、不協和音の惑星と何らかの関係があるな?友よ、私ならそこを詳しく探ってみるな。その紫色の水晶で、歴史や、魂、エコーシードを探ってみるのだ。構築物の友のためにスパークを持ち帰ってくれ。
- 君はここにいる!トラベラーの友よ、私はずっと忙しかったんだ。いつも忙しい、でもこの新しいプロジェクトは...感謝している。それがどれだけ必要だったのかわからなかった。
- 構築物の友が組み立てられた。彼らの部品は新品ではない。使い古された金属と曲がった歯車、語るべきストーリーが詰まっている!君が出会ったオートファジーとそっくりだと思うよ。
- 完璧だ!我らが構築物の友を呼び覚ますスパークだ!
- 構築物の殻は、テティスの友の隣にある。アトランティディウムでどんな謎解きができたか、確かめてみるといい。新しく構築したばかりの友の精神になら、我々には見えないものが見えるかもしれない。
- 通常時
-
- 驚いているようですね、友人のトラベラーよ。ナーダを覚えていませんか?ナーダたちの小さな家ではいつでもあなたを歓迎します!
- もっと遠くへ。もっと速く。宇宙のすべてを見つけてくださいねェ!後悔なんてないですよォ!あなたを誇りに思いますよォ!
- やってほしいことは、ええ、たくさんありますォ。 ただ、今はちょうど間に合っていましてねェ。 どうぞご自由に、好きな星を巡ってきてください。