No Man's Sky (ノーマンズスカイ) 日本語Wiki
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探検9:ユートピア(Expedition 9: Utopiaは、シーズン制のゲームモード共同探検」の第9シーズン。

「ユートピア財団は、私たちの野心的な新しい共同居住プロジェクトに貢献するすべての人を歓迎します。
The Utopia Foundation welcomes all contributors to our ambitious new communal habitation project.」

―New Game


概要[]

「ユートピア財団のバッキン星系再建が始まりました!探検タブで彼らの壮大な建設プロジェクトの進捗状況を確認できます。
この探検中、基地にいるときは、アイテム作成かテクノロジーのインストールしかできません。」

  • サバイバル用品の作成と避難場所の確保のために、迅速に基地を建設しよう。
  • 初期設計図では宇宙船を修理することはできません。惑星を移動するにはエクソクラフトを配備しよう。
  • マイルストーンを完了してバッキン星系の各惑星を再建し、ユートピア監督官から大きな報酬を獲得しよう。

「Utopia」(ユートピア)とは「理想的に全てが調和している社会」「理想的なようでいて何かが欠落している社会」両方を指せる言葉。

もとは1516年ヨーロッパの同名小説で描かれた、ある架空の小国家のこと。
日本語では「理想郷」とも訳される。そこでは飢えや窃盗といった不幸が撲滅されており、そのために市民らがリソースを分け合うことの論理性すなわち教育・道徳も破綻なく整っている。政官の倫理性も保たれており汚職や不正も無い。全員が納得ずくで幸福かつ潔白に暮らしている。
ようは「『ありえないほど完璧』な治世や制度をイメージしてみるとどんな姿になるか」という、数学・法理学っぽい意味での『理想』像。温かな人間生活の話をしているようでいて、じつは冷ややかに社会的動物のいちパズルを編んだもの。
そのためこの小国家は、部外者(とくに現代の個人主義的・民主主義的な観点)から見れば、不自然・不自由なものとして映りやすい。

このタイトル通り、今回の共同探検では様々な機能が独特なルール下に組まれている。

重要:作成と消費
  • アイテム・テクノロジーの作成は、基地内でしか行えない
    • 手持ちが不足していた場合、基地まで帰って再準備してくることになる。
    • テクノロジーのパッケージ化や、モジュールの使用は、基地の外でも行える。
    • 探検開始直後の表示では「基地にいるときは、アイテム作成かテクノロジーのインストールしかできません」と言われるがこれは誤訳。実際には「アイテムの作成、テクノロジーのインストールは、基地にいるときしかできません」が正しい。
  • 生命維持システムのリチャージは生命維持ジェル危険防御システムのリチャージはイオン電池でしか行えない。アイテムケース内の食物での消費は対象外。
  • 宇宙船発射燃料の作成も基地内でしか行えない。燃料切れを起こさないよう、事前に複数作成しておくことを推奨。
惑星基地
舞台・その他
  • 放棄された宇宙ステーションがある、無人になっている星系で始まる。
    • 宇宙ステーション内にある銀河貿易ターミナルは、販売個数こそ少ないものの、やや特別なラインナップになっている。
    • モジュールを売却しナノマシンに変えられる場所はない。
  • スペースアノマリーは呼び出せない。過去の探検報酬や、設計図習得の各種リサーチ等は使えない。
  • 宇宙船を変更できる機会はほぼ無い。
    • 初期船はCクラスの輸送船タイプ。操縦性が低く、宇宙船武器で地表を撃っての資源獲得は難しい。武装が少ないため戦闘にも向かない。
      • Redux版では「パワー設定」を「エンジン」にすることで操縦性が少しだけだが改善される。
    • 墜落船は見つければ拾えはする。しかし普段どおり故障にまみれているので、結局は見つけても初期船を主に使い続けてゆくことになる。なお拾った宇宙船をスクラップに出来る場所はない。
  • Redux版では一部マイルストーンが変更された。本ページ内、マイルストーン名に「(Redux)」と付したものが変更後のそれ。
  • Redux版も「基地のコンピューター」などの作成に必要な数の変更は行われていない。当探検では有色金属を大量に要求される。「箱製造機」、「小さい赤色の箱」といったインタラクトすると開けられる箱は発見次第開けていこう。中身はランダムだが、有色金属へと精製が可能な資源も獲得できる。

星系内の各惑星は様々な惑星環境になっている。今回特徴的なのは、とても過ごしやすい初期地点と、その後の行き先でエスカレートしていく激しい高低差。

  • とくに攻撃的センチネルの惑星では、センチネルに追いかけられるので逃走時の落下に注意。
  • ノーマッドを得たら以後、惑星上はそれで移動しよう。エクソクラフトなら斜面を上がりやすいし、もし落下しても着地でダメージを受けることがない。

開始状況[]

初期地点
最初の惑星は、海のある肥沃環境。嵐もセンチネルドローンもない、穏やかな土地。
ポータルアドレス:クリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動します
ここを拠点として、事前にこの先で必要になる素材を一通り集めておくのもいい。
初期地点(Redux版)
Redux版の最初の惑星も海のある肥沃環境であるが、嵐は発生する。センチネル活動レベルは高なので、センチネルが警戒態勢になった場合はただちに採集等はやめること。
エクソスーツ
設置済みテクノロジー
エクソスーツ:ジェットパック生命維持システム危険防御システム
所持品
セーブポイント×1、基地のコンピューター×1、イオン電池×5
習得済みアイテム
発射弾カーボンナノチューブ金属プレート二水素ゼリー生命維持ジェルイオン電池ワープセル反物質反物質格納容器クリーチャーペレット変動性プラズママイクロプロセッサ
未習得
気密シール宇宙船発射燃料
マルチツール
設置済み
マインビームスキャナー地形操作機
宇宙船
発射エンジン(故障)、パルスドライブ(故障)、ディフレクターシールドフォトンキャノンロケットランチャー
積み荷
三重水素×100
未習得
ハイパードライブ
特記事項
Cクラスの輸送船。

フェーズ1[]

ファウンデーション[]

ユートピア財団基地を建設する
報酬:組み立て済みのパーソナル精製機ユニット、×200、分析バイザーの設計図
  • 基地のコンピューターをビルドし調べて、惑星基地を持つ。そこに規定個数(画面右下に表示される)の建築パーツを設置すると達成。
  • 設置に必要なパーツは「木材製のフロアパネル」×4、「木材製の壁」×7、「木材製のアーチ」×1、「木材製の角屋根」×4。順番に組み合わせることで一つの建物が作れるチュートリアルにもなっている。
    • 指定されたパーツ・個数はかなりユルいようで、若干違ったものを置いたり、置いたものを消したりしても、問題なく進展する。ネクサス#アウトポストを建設するほど細かな段階・ノルマが設定されているわけでは無いようだ。
  • 建設した基地は、現状で貴重な「アイテム作成 & テクノロジー作成ができる場所」になる。基地自体の削除はしないほうがいい。もしこの段階で自基地ゼロに戻してしまった場合は、最初からニューゲームし直したほうが早いかも。
  • 基地パーツは削除してもいい(この先ほかにも惑星基地を持つことになるので。「素材を節約・再利用するため」「複数地点の機能を一か所にまとめ直すため」などの理由で、削除・編集するのはアリ)。

備え[]

旅に必要な物資を用意する:分析バイザー
報酬:基地テレポートモジュールの設計図、イオン電池×5、生命維持ジェル×5、上級マインビームアップグレード

地上管制[]

ユートピアプロジェクトに基地をアップロードする
報酬:パラフィン×100、組み立て済みの高機能マインレーザーユニット、ジオベイ設計図パック

惑星リンク[]

エクソクラフトを配備する
報酬:気密シールの設計図、最上級エクソクラフトアップグレード濃縮炭素×256、上級動作システムアップグレード
  • 貰った報酬でノーマッド・ジオベイを設置。エクソクラフト召喚後はジオベイの再利用をするため、ジオベイの削除(素材回収)を推奨。
    • 今後ノーマッドでの資源採集がしたいなら、回収した素材でコロッサス・ジオベイも設置&削除。のちコロッサスからエクソクラフトマインレーザーをひっぺがしてノーマッドに移すといい。
    • 今後アイテムが持ち切れなくなったら、コロッサスを召喚して放り込むといい。
  • また、ジオベイは基地から離れていても設置が可能なパーツである。新しい惑星に着いた際はジオベイでエクソクラフトを呼び出すことで移動がしやすくなる。

星系リンク[]

宇宙船を探せ
報酬:宇宙船発射燃料の設計図、怪しげな包み(テクノロジー)、違法な発射エンジンモジュール宇宙船発射燃料

風光明媚なルート[]

エクソクラフトで移動 0/2,000u
報酬:組み立て済みのイカロス燃料システムユニット、最上級エクソクラフトエンジンアップグレード、エクソクラフトテクノロジー設計図パック
上記マイルストーンの進行時に自然と達成可能。宇宙船に辿り着いた際に距離が足りない場合は、同じ場所を往復して距離を稼いで報酬を受け取っておこう。

アウトポスト・アルファ[]

第一惑星の開拓地を登録する
報酬:三段炸裂花火×12、アイテムケース×3、星系図、1,200ナノマシン

フェーズ2[]

前の惑星とは別の惑星。なので初期状態では、クイックメニューからのエクソクラフト召喚ができない。この星で使いたい車両は「惑星上にジオベイを設置 → ジオベイのパネルを調べてこの星へその車両を出しておく → ジオベイを削除して素材回収」しておこう。なおこの行程は今後、惑星を移るごとに必要になる。

通常・Redux版ともに火山性環境が舞台。危険防御システムの消耗に気を付けつつ、早めに拠点となる基地の作成をしておきたい。この先、「開拓地○○」のマイルストーンは達成に基地のコンピューターの作成が必要になる。作成に必要な資源は、最初の惑星で集めておくとスムーズに進行できる。

アウトポスト・ベータ[]

HOLOCOMDEVICE

ユートピア補給物資

ユートピアの第2惑星を獲得する
報酬:1,000ナノマシン、ユートピア補給物資「ベータ」、クラフト可能な部品の設計図

依頼「ベータ」[]

ユートピア財団から指示を受ける
報酬:上級居住モジュールの設計図、回収データ×12、ユートピア建設ステーションの設計図
  • ここの報酬で貰えるユートピア建設ステーションの機能は建設調査ステーションと同様の機能を持つ。
    • 以降の「ユートピア○○ステーション」は、画面右下ガイドでは「基地内にのみ配置できます」と説明される。素材を消費してのビルドはその通りで、基地内でなければ行えない。だがv4.12.1現在、各ステーションは基地でビルドした建築パーツを「回収」または「削除」すると、完成状態のいちポータブル機器としてピックアップできるようになっている。それを所持している場合のみ、基地の外でもビルド・使用・再ピックアップができる。
  • 報酬の「上級居住モジュールの設計図」は、大型プレハブの部屋・通路・ドア。

開拓地「ベータ」[]

惑星ペハエルムプ上にユートピアの基地を発見した
報酬:ユートピアエクソスーツステーションの設計図、ガラス居住モジュールの設計図、ガラス×64

アイアンクラッド[]

ユートピアエクソスーツステーションからアップグレードを学ぶ
報酬:最上級動作システムアップグレード最上級スキャンシステムアップグレードリン×150、エアバーストエンジンの設計図
  • 何かを選択してアップグレードしたりはしなくていい。アップグレード一覧を開くだけで達成できる。

アルブミンスポーン[]

ハミングする嚢胞を採取する:0/5
報酬:危険物用手袋の設計図、暴走カビ×4048、組み立て済みの光学ドリルユニット、最上級防御システムアップグレード
  • ハミングする嚢胞は惑星の地下にある。分析バイザーで探せる。
Redux版ではハービサイドに変更された。

ハービサイド(Redux)[]

Redux版では報酬は同じだが、マイルストーンの内容が変更されている。
有害植物の除去:0/5
  • 有害植物は離れたところからマインビームで撃つだけで簡単に破壊可能。
  • 開始直後からすぐに達成可能かつ報酬が良いので、早めに達成しておくことを推奨。

交友[]

動物をコンパニオンにする:0/1
報酬:上級動作システムアップグレード、アイテムケース×3、生命維持ジェル×5
事前にクリーチャーペレットを基地で作成し、見つけた動物に餌をやりコンパニオンにしよう。

カルデラ[]

火山クレーターに到達する
報酬:最上級防御システムアップグレード修理キット×3、ピュアフェライト×999、炭素×999
  • 画面上は「火山の頂上のクレーターに到達する」と説明される。だが登頂しきっただけでは達成にならない。惑星内の火山の頂上付近にある、近づくとダメージを受ける溶岩まで近づき、ダメージを受けることで達成になる。
    • 達成直後は、マイルストーン達成の演出があり、その間はジェットパックの残量が確認できず、溶岩ダメージに耐えられるのは到達時点のシールド性能では数秒程度。ダメージを受ける地点から脱出できなければあっさりと死亡する。Redux版でも緩和は行われていない。
    • 溶岩ダメージで死亡後の「自分の死亡地点」は、回収しづらい場所にあることが多い。回収時に再度死亡すれば回収対象のアイテムはロストする。場合によっては進行に必要なキーアイテムをロストして進行不能になる可能性もありうる。事前に宇宙船とエクソクラフトにエクソスーツ内のアイテムを移動させておくことでアイテムロストを避けられる。
  • 火山を登る前に麓にセーブポイントを設置しておくことで、もしも死亡した時に近くに戻れる。頂上付近に置くことも可能だが、復活直後にダメージを受ける座標に復活する可能性(いわゆるリスキル)が起こる可能性があるので頂上付近に設置するのは非推奨。
  • 普段ならば、ある程度耐えられるかつジェットパックの性能のおかげで簡単なのだが、共同探検内では限られた強化状況なので生還はやや難しい。コツとしては…。
    • 頂上付近にてダメージを受けない安全地帯を把握しておき、そこから移動してもすぐに戻れそうな場所を選び高温ダメージの警告が聞こえた瞬間に先程の安全地帯へジェットパックへ飛ぶといい。
    • 栄養プロセッサ七倍体小麦フェシウムからパンを作っておき、食べて、山頂から火口へダイブ。チョンと火口の溶岩に触れてダメージを受けたら即上昇。
  • ジェットパックを使用しない方法もある。溶岩の滝の上流付近でも溶岩ダメージの判定はあり、岩場から溶岩に歩いて近づくだけで溶岩ダメージを受けて達成。
    • 溶岩ダメージを受けたらすぐに来た道を引き返せば生還できる。
  • アクションが苦手な場合、事前にアイテムロストの対策を行っていれば、そのまま火口に突っ込むなどして溶岩ダメージを受けて達成してもいい。
  • 火山の近くに宇宙船があると、離陸時に空中でスタックすることがある。マイルストーンを達成したら火山から少し離れたところに宇宙船を呼び出そう。
  • 余談だが、このミッションに抜け道は無いようで、「高温環境によるダメージ」、「自然発火した炎に触れる」ということをしてもミッション達成にはならない。

フェーズ3[]

第3惑星として指定される「新たなセスト」は、惑星環境に攻撃的センチネルがある惑星。高低差のある地形もあり、エクソクラフトに搭乗していないとセンチネルを振り切りづらい。やることが済んだら別の惑星でマイルストーンを進めたほうが楽。

また、惑星が指定されていない「#海洋動物」、「#知恵の真珠」、「#郷土料理」のマイルストーンは他の惑星でも達成可能。

Redux版の惑星は、センチネルは不在だが嵐は発生する肥沃環境。

アウトポスト・ガンマ[]

ユートピアの第3惑星を獲得する
報酬:1,200ナノマシン、ユートピア補給物資「ガンマ」、組み立て済みのパルススピッターユニット
  • ユートピア補給物資「ガンマ」の中身は、開拓地座標「ガンマ」、二重クロム花火、塩ドーナツ

依頼「ガンマ」[]

ユートピア財団から指示を受ける
報酬:基地の装飾パーツセット、濃縮炭素×512、組み立て済みのエアバーストエンジンユニット、組み立て済みのクローキング装置ユニット

開拓地「ガンマ」[]

惑星新たなセスト上にユートピアの基地を発見する
報酬:携帯用エクソクラフト研究ステーションの設計図、組み立て済みのアンプカートリッジのユニット、上級水中酸素アップグレード×2

高度なメカニクス[]

携帯用エクソクラフト研究ステーションからアップグレードを学ぶ
報酬:ノーティロン格納庫の設計図、修理キット×5、最上級エクソクラフト加速アップグレード
  • こちらもアップグレード画面を見て閉じるだけで達成。

海洋動物[]

水中の生物を発見する:0/3
報酬:イオン電池×20、細胞性リン酸×800、巻きサンゴの設計図
Redux版ではクジラを求める者に変更された。

知恵の真珠[]

生ける真珠を3個集める
報酬:マリンシェルターケーブルポッド酸素×512、ノーティロン上級装備設計図
Redux版では、ディテクトリストに変更された。

ディテクトリスト(Redux)[]

Redux版では上記マイルストーンの内容・報酬が変更されている。
埋まったアイテムの発掘:0/1
報酬:青色の花火×5、赤色の花火×5、緑色の花火×5、武器設計図
このマイルストーンをアクティブにし、ターゲットスイープで「埋蔵品」のある場所が捜索できる。発見したら地形操作機で発掘し、中身を入手すれば達成。

郷土料理[]

地方の野菜を集める
報酬:最上級スキャンシステムアップグレード、アイテムケース×5、ケーキの盛り合わせ

植物マゼンタ[]

惑星新たなセストの惑星植物を発見する:0/8
  • 第3惑星の植物を記録する:0/3(Redux版)
報酬:貯蔵コンテナの設計図、最上級スキャンシステムアップグレード
  • この惑星は高低差があるかつ植物がやや少ない。発見した種類を増やすコツとしては、赤・黄・青の植物や有害植物をスキャンするといい。
  • Redux版は大幅に緩和されており、付近の植物をスキャンすればすぐに達成できる。

フェーズ4[]

第4惑星として指定される「イダルトXIV」は感染した土地かつ不毛の環境。昼には高温防御、夜は零下防御が作動する。高低差があり、タイタンワームの巣が気づきにくく突然飛び出してくる飢えた蔓には注意。

Redux版では感染した土地かつ有毒環境。こちらもそれなりの高低差がある地形がある。HUD上部のアイコンも見ながらタイタンワームを巣に気を付けて行動しよう。

アウトポスト・デルタ[]

ユートピアの第4惑星を獲得する
報酬:1,400ナノマシン、ユートピア補給物資「デルタ」、組み立て済みのパーソナルフォースフィールドユニット

依頼「デルタ」[]

ユートピア財団から指示を受ける
報酬:組み立て済みの麻痺迫撃砲ユニット、アイテムケース×4、違法な防御システム強化パーツ

開拓地「デルタ」[]

惑星イダルトXIV上にユートピアの基地を発見した
報酬:ユートピアマルチツールステーションの設計図、回収データ×21、最上級パルススピッターアップグレード×2

オムニツール[]

ユートピアマルチツールステーションからアップグレードを学ぶ
報酬:修理キット×6、配線繊維×10、イオン電池×25
  • こちらもアップグレード画面を見て閉じるだけで達成。

クジラを求める者(Redux)[]

Redux版で追加されたマイルストーン。
体重50kgを超える水中生物を記録する
報酬:イオン電池×20、細胞性リン酸×800、巻きサンゴの設計図
驚異の「最大の水生生物」が50kgを超える生物をスキャンする。
  • スタート地点の惑星に居る水生生物でも達成を確認(55.1kg)。

慣れ親しんだ味[]

料理の材料を集める
報酬:無毒化粘液生物の設計図、恐怖の標本、異形の肉ヘルメットのカスタマイズ

掃除[]

ユートピアはプロジェクトのデルタセクションを超えた開拓者のために上級マイルストーンを用意しました。
進めるにはアウトポスト・デルタマイルストーンを完了してください。
#アウトポスト・デルタ到達後
このミッションをログで選択し、アクティブにする。宇宙船に乗ると、メッセージが出て廃墟に通じるマーカーが指定される。
囁く卵を破壊して出現するサソリ型の脅威生物を10体(Redux版は5体)倒し、廃墟内のターミナルを調べる。
調べた後に「廃棄された宇宙ステーション」に向かい、銀河貿易ターミナルで「建設履歴」(価格:ユニット31)を購入したら達成。

このミッションを行うついでに幼生コアを3つ回収しておくと後が楽。

寄生虫[]

0/8の飢えた蔓を排除
報酬:ヘックスコア×16、最上級マインビームアップグレード禁断のマルチツールモジュール

飢えた蔓を倒して入手できる肉の綱は#慣れ親しんだ味で必要になる。

飢えた蔓を倒した際に現れるサソリ型の脅威生物は高低差に弱い。ジェットパックで離脱する等で囲まれないようにしつつ、ミッション対象の飢えた蔓だけを倒そう。

フェーズ5[]

最後の惑星として指定される「エンヂィル D2」は、湿地の環境。

Redux版では、極寒環境の惑星。

事前に廃棄された宇宙ステーション内で以下のアイテムを購入しておくと後が楽。元手のユニットは「#慣れ親しんだ味」の報酬である「恐怖の標本」を売却しよう。

アウトポスト・イプシロン[]

ユートピアの最後の惑星を獲得する
報酬:1,616ナノマシン、ユートピア補給物資「イプシロン」

依頼「イプシロン」[]

ユートピア財団から指示を受ける
報酬:最上級危険防御システムアップグレード、各種農業モジュールの設計図

開拓地「イプシロン」[]

惑星エンヂィルD2上にユートピアの基地を発見した
報酬:ユートピア宇宙船ステーションの設計図、3,100,000ユニット、調査デバイスの設計図

フライト計算[]

ユートピア宇宙船ステーションからアップグレードを学ぶ
報酬:ワープハイパーコアの設計図、最上級パルスエンジンのアップグレード最上級ハイパードライブアップグレード
  • こちらもアップグレード画面を見て閉じるだけで達成。

霧の中の目[]

惑星エンヂィル D2の動物を発見する:0/6
報酬:最上級動作システムアップグレード、アイテムケース×3、モーダイト×256
  • 6種類のうちの5種類はすぐに見つかるが、残り1種類は日中の上空に出現するので注意。

雪に残された足跡(Redux)[]

報酬は同じだが、マイルストーンの名称と内容が変更されている。
惑星グレイアド メジャーの動物を発見する:0/3
  • 生物を3体スキャンすれば達成。通常と異なり、生物も発見しやすい。

地震学[]

ガスのホットスポットを調査する
報酬:修理キット×3、星系図×5、最上級マインビームアップグレード
  • ガスのホットスポットを調査するには、調査デバイスが必要。必要な素材は、廃棄された宇宙ステーションにて購入できる。
  • 実は鉱脈のホットスポットでも完了可能。ガスが見つからないならこちらにしよう。
  • 報酬の星系図は、異星人地図データ。

次のフロンティア[]

ユートピア星系を超えた冒険
報酬:積載量拡張×12、ニップニップのつぼみ

最終フェーズ[]

フェーズ1[]

フェーズ1のマイルストーン達成率:0/7
報酬:派閥ポスターの設計図、ナイトスクワッドポスターの設計図、惑星基地ポスターの設計図

フェーズ2[]

フェーズ2のマイルストーン達成率:0/7
報酬:ホログラムの友人の設計図

フェーズ3[]

フェーズ3のマイルストーン達成率:0/8
報酬:恐怖のレンズのカスタマイズ

フェーズ4[]

フェーズ4のマイルストーン達成率:0/7
報酬:ロボウォーデンコンパニオンの卵

フェーズ5[]

フェーズ5のマイルストーン達成率:0/7
報酬:称号「ユートピアの高官」、ユートピア探検ステッカーの設計図、ユートピア探検バナーのカスタマイズ

ユートピア[]

探索の全フェーズを達成せよ:0/5
報酬:ユートピアスピーダー 宇宙船
  • 宇宙船に乗っている状態では受け取れない。どこかに着陸し、下船してから受け取るようにと表示される。

探検報酬[]

画像 名称 素材 説明
SPECIAL1.EXPEDITION.POSTER09A
派閥ポスター
Factions Poster
炭素×25 粘着性があり、しわになりにくいウォールアート。
このポスターには、銀河系を支配する生命体同士の緊張関係が今も続いている様子が反映されています。
SPECIAL1.EXPEDITION.POSTER09B
ナイトスクワッドポスター
Night Squad Poster
炭素×25 粘着性があり、しわになりにくいウォールアート。
このポスターには、宇宙を旅する3人の探検家たちの種間友情が描かれています。
SPECIAL1.EXPEDITION.POSTER09C
惑星基地ポスター
Planetary Base Poster
炭素×25 粘着性があり、しわになりにくいウォールアート。
このポスターは、ユートピア財団の共同居住プロジェクト内のそびえ立つスカイラインをとらえている。
SPECIAL1.HOLOGEK
ホログラムの友人
Holographic Friend
ピュアフェライト×15
ゲックニップ×1
建設可能な特製の基地装飾品。このホログラムのゲックアテンダントは、どんなに孤独な居住地にも永遠の友情をもたらしてくれます。
SPECIAL1.BUCKETHELM
恐怖のレンズ
Fearsome Visor
特製のエクソスーツ外見変更モジュール

この酸化物で強化されたヘルメットで敵の心に恐怖をぶつけよう。

外見変更モジュールでエクソスーツの外見を変身させよう。
SPECIAL1.DRONEPET
ロボウォーデンの卵
Robo-Warden Egg
金属製の「卵」カプセル。すぐに孵化できます!

卵の中から定期的に電子ビープ音がして、その音は優しくて、どういうわけか安心できます。

スキャンすると、その中にいる存在が細心の注意を払い、信頼されるようにプログラムされていることがわかります
SPECIAL.TITLE
称号:「ユートピアの高官」
Title: 'Utopia Dignitary'
探検「ユートピア」の達成と、ユートピア財団の共同居住プロジェクトへの貢献を記念した特別な探検家の称号

外見変更モジュールでバナーに適用できる。
SPECIAL1.EXPEDITION.DECAL09
ユートピア探検ステッカー
Utopia Expedition Decal
炭素×20 設置可能な特製ステッカー。これで基地に遊び心を加えよう。

このステッカーは探検「ユートピア」の達成と、ユートピア財団の共同居住プロジェクトへの貢献を記念している。
SPECIAL1.EXPEDITION.BANNER09
ユートピア探検バナー
Utopia Expedition Banner
探検「ユートピア」の達成と、ユートピア財団の共同居住プロジェクトへの貢献を記念した自己表現用アイテム

外見変更モジュールで自分のプロフィールにこのバナーを適用できる。
SPECIAL1.EXPEDITION.SHIP09
ユートピアスピーダー
Utopia Speeder
探検「ユートピア」の達成と、ユートピア財団の共同居住プロジェクトへの貢献を記念した特別な宇宙船

この汎用性の高い宇宙船は、放射線に耐性のある装甲が張られ、大気圏での飛行中も機敏に動けるように空力特性を考慮して設計されている。

この宇宙船は取得して手持ちに加えるか、現在の宇宙船と交換できる。惑星上でクイックメニュー(PS:PS4 / Switch:Switch / PC:PC)から宇宙船を招集できる。

2023 Redux版[]

Holiday 2023 Expeditionsにて2023/12/8〜2023/12/15に再開催される。

タイトル表記にブレがある(探検タブでは“探索 #9REDUX:ユートピア”。モード選択画面では“探検9「再来」:ユートピア”)。

Mac版はv4.46が配信されず、12月13日(日本時間では14日)にv4.46.2が配信された。アップデートの遅れにより、Mac版は2日弱の開催となる。現段階ではアップデートの遅れによる開催期間の延長が行われるかは不明。

開催期間が今までのRedux版と違い、2週間ではなく1週間と短いので、マイルストーンの内容は大きく緩和された。

一方で初期地点の惑星環境は通常開催時と違い、「センチネル活動レベル」が「なし」から「高」に変更されている。資源採集時には周囲にセンチネルが巡回していないかどうかの確認が必要になったので、一概に難易度が緩和された訳ではないようだ。

「基地のコンピューター」、一部のリチャージ専用アイテムの作成に必要な数の緩和や当探検専用ルールの緩和・変更は行われていない。

変更点[]

開始地点は「エカンギ・レゲラ星系」の「プピングドンク モガ」から始まる。水中で開始する場合もあり、開始地点が水中の場合はすぐに水面へ出よう。

ポータルアドレス:クリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動しますクリックするとGalacticAtlasサイトに移動します

一部のマイルストーンの必要数が緩和されている。

一部のマイルストーンの難易度が緩和された。

マイルストーンの内容が変更されている。

設定ミスと思われるが、#次のフロンティアの説明や、各「ユートピア補給物資」のアイテムテキストが、通常開催時のまま(「バッキン星系」表記)になっている。ゲーム進行に支障はない。

攻略情報(Redux)[]

難易度設定はデフォルトでは「ノーマル」だが、難易度変更に抵抗が無ければ「サバイバルの難易度」を「低」、「テクノロジーの損傷」を「無し」にすることでサバイバル部分の難易度は緩和できる。

忘れやすいが、当探検ではリチャージ手段が限られる。ある程度まとまった数が報酬でも獲得可能だが、宇宙船発射燃料は報酬で獲得できる数が少ない。基地から離れる前にリチャージ専用アイテムを余裕を持った量になるように作成しておこう。

別の惑星へ向かう場合は、エクソクラフトを呼び出す為のジオベイも建築可能か確認しよう。ジオベイの作成に必要な金属プレートは基地の中でないとクラフトが行えない。

探検を開始したら、早めにハービサイドを達成しよう。報酬の光学ドリルは、マインビームでの資源採取量が増加する。

同時に得られる暴走カビは当探検ではマイルストーンの達成には不要。#アウトポスト・アルファなどの指定先にある巨大なアーカイブで売却しよう。

巨大なアーカイブでは、安価でフェライト塵コバルトなどの資源が販売されている。当探検では、基地のコンピューターの建設材料にピュアフェライトが大量に要求される。精製元となるフェライト塵を購入しパーソナル精製機で精製することで時短になる。

Redux版でも、有色金属の要求数は最低でも計1,035個(基地のコンピューターに200×4個、各ユートピア○○ステーションに40×4個、危険物用手袋に50個、ワープセルの材料である反物質に25個)と多い。

比較的安全な環境の惑星(初期地点の惑星)にて事前に必要数ぶんを精製し、アイテムロスト対策としてエクソクラフトに保管しておくことで基地の建設時にスムーズに進行できる。

探検後半、戦闘が必要な場面がある。報酬で貰えるパルススピッターパルススピッターモジュールをシナジーが発生するように配置させ、対象を遠距離から攻撃すれば簡単に倒せる。

謎と考察[]

憶測とネタバレを含みます。

#掃除の「建設履歴」
文中「DS」はおそらく「date stamp」、時系列の表示と思っていいだろう。遺棄貨物船の艦長ログ以外では珍しい、物事の順序が記されている文献になっている。言わば「バッキン星系がどうしてゲックから放棄されることになったのか」を伝えている。
少しまとめて書き直すと、内容はこうなる。
DS 2368(=16×148)
施設を設立。プラズマ採掘装置稼働中。
DS 16後
利益の安定成長率1%。
DS 16後
監督官が成長率について疑念を抱いている。
DS 16後
軌道の延長が承認された。ステーションの交易が急成長している。
DS 16後
[編集済み]異星人による危機に遭遇。
DS 16後
[編集済み]
DS 16後
ユートピアプロジェクトを開始。
施設を修復。プラズマ採掘装置稼働中。交易ルート再開。
DS 16後
[削除済み]
DS 16後
施設を修復。プラズマ採掘装置稼働中。
DS 16後
[編集済み]
※その後の数百ページ
※最後の2つと同内容(施設復旧と編集済み)が延々と繰り返されているらしい。
DS 2432にこの星系がこうむった「異星人による危機」が一体何なのかはわからないが、3つのことは言える。
  • 「異星人による危機」のあとにユートピアプロジェクトが始まったこと。
  • この星系およびユートピアプロジェクトはその後、「編集済み」と再始動を、猛スピードで繰り返す異常事態に陥ったらしいこと。
  • そんな高速回転している壊れたレコードみたいな星系で目覚めた、あるトラベラーが、この探検の主人公だということ。
話は変わるが、遺棄貨物船で読めるログのひとつに、こんなものがある。
船長のログ、遺棄されたヴァイキーンの船 SV ドーター・オブ・あとみし
日付2,467.0 : : 出発した者のうち5分の1が戻ってきた。ウガァ! よくない結果だ。司祭は残念がっている...
日付2,495.6 : : ハークによると、すべての種は歴史から幾度も消されてきたらしい。そしてどの歴史においても、ヴァイキーンは繰り返し最上位にいたのだと言う。我らには生存権があるのだ。
日付2,523.7 : : 命を奪うことで、創造主にお返しするのだ。我ら自身が武器であることを証明する。だから我らは若者を試す。最後まで禁じられたアトラスの光を探すのだ。
日付2,496.0 : : 両親を残していく理由を誰も知らない。みんな二度と再開できないと思っている。信念を持たなければ。
価値がある者は生まれ変われるだろう。ない者は、まあ... この宇宙には餌を必要としているものがいる。
ヴァイキーンアトラス信仰を示している点でかなり異端な文書だが、それはともかく。これによれば作中世界には、存在や事象を食らって、あたかも因果を書き換えてしまえるような何かが居るらしい。
そんな「餌を必要としているもの」…転生の可能性を摘んでしまえるもの…イテレーションのループや運命を覆してしまえる死神が何なのかはわからない。
だが。探検7:リバイアサン終盤の舞台になった遺棄貨物船では「リバイアサン事件」が起き、クルーが「16分前に可食」になったとされていた。また有機フリゲートは調査計画に送り出すと、少なくない確率で「ログ破壊」を起こし、意味不明な問題解決を記録して帰ってくる。痕跡すら残さず情報を食らうものらが「惑星に寄生する何か」やその進化系とおぼしき「リバイアサンおよび有機フリゲートたち」を指している可能性は高い。
作中宇宙の崩壊は、じつは「アトラスの混乱」「センチネルの暴走と深淵の計画」「寄生体らの暴食」という(別の言い方をするなら「人間原理の領域」「惑星など自然・舞台の領域」「情報やダークエネルギーといった不可視の領域」という)、三つ巴あるいは三重で進行している。トラベラーたちや生命体たちはその中で翻弄されている状況だ。
寛大さと相互支援の精神
#概要で触れた「ユートピア」は、全体主義・管理社会を連想させやすい。
だが大元の小説『ユートピア』では(16世紀に書かれたこともあって)監視や洗脳といった、非人道的なハイテク管理社会のイメージはまだつけられていない。旅行もできるし信仰も自由。ではどんな治世なのか? 小国家『ユートピア』はこんな設計として描かれている。
  • 私有財産の概念が非常に薄い。そのため個人間の競争や揉め事がとても少ない。
  • 社会保障が重視されている。そのため個人や各家庭の困り事が少ない。
  • 法律が非常にシンプル。かつ市民らがそれをよく勉強しており、法の理解に長けている。そのため不公平感がとても少ない。
しかしこれだけでは、抜け目のないフリーライダーや、制度の穴を突いて一人勝ちするハッカーが生じてきてしまうことになる。そこで『ユートピア』には瓦解を避けるべく、もうひとつ設計がされている。
  • 無神論者は推奨されない。軽蔑・危険視される。
いきなり何だと思うだろうが、これは言い換えると「市民たちが神や自然に対して謙虚である」ということ。この世には自分よりも大きな存在があり、自分も他人も等しくその一部でしかない、とわかっているかどうか。そう感じていない人物は「この世は自分の一生だけで終わりだ」と考え、身勝手で刹那的な生き方をし、社会の負荷を高めるだけ高めて、死んで去っていく。いわば社会主義国家『ユートピア』では、不遜な浪費家は(持続可能な社会の敵であり)歓迎されないのだ。
本探検中、ユートピア財団(の残した機械)が何度もプレイヤーへ「寛大さと相互支援の精神」を謳ってくるのは、この制度設計が大前提としてあるためだ。社会に属するなら自分ひとりのことだけを考えるな、他者も思え、と言っているわけだ。
だが、本作はソロプレイ志向のゲーム。競争が無いかわり、共同体精神も無い。今回のマイルストーンには他プレイヤーを必要とする要素も無い。
また、トラベラーは「創造主が生んだ勇者様であり、創造主の実在を認識もするが、創造主を崇めはしない無神論者」というトリッキーな立場。いわば神そのものの化身であり、神殺しでもある、傲慢な運命・視点を課せられている異端者。ユートピアの孤独な王にはなれるかもしれないが、模範的ないち市民には成れっこない。
そもそも、フェーズ4終盤で明かされるようにバッキン星系は無人。監督局などどこにも居ない。社会自体が既にない。
総合すると「ユートピアはユートピアではなかった。この主人公にとっては」という事実が、この探検のドライな結末に繋がっている。
文明(のその後)と(その後の)文明
本作には「文明化」という遊び方がある。詳しくは本作fandom英語wiki「Civilized Space」を参照されたい。
手短に言えば、母星を決め、複数プレイヤーが集まって、惑星基地建築や星系発見を行っていくゲームプレイのこと。本作宇宙に仮想の文明圏を演出しようとするロールプレイ。建築や命名にちょっとしたルールが定めれられていたりする。団体によっては独自通貨やランキングといった競争促進のシステムもあったりするらしい。
そうした「宇宙文明化」団体はそれぞれに憲章を掲げている。「参加者はこういうつもりでいて頂戴」という告知。と言っても堅苦しいものではなく、たんに「助け合おう」とか「紳士でいよう」とか「ウチではとくに○○が奨励されてる」とか「無理はせんでいい」とかいった、しごく常識的な内容。
かつ(趣味・娯楽なのだから当然だが)こういった団体は創造性や大らかさを重視していることが多く、無意味な消耗や寡占は望んでいないことが多い。たとえば、徒党を組んで部外者・初心者にプレイヤーキルや囲い込みを仕掛ける団体は見当たらない。
…本探検のユートピア財団は、こういったプレイのオマージュになっている。作中の財団は(あらかさまな営利組織ということもあり)うさん臭いったらないが、じつは掲げているポリシーや歓迎の態度は作外上記の「文明化」団体とさほど違わない。
本探検のラストは、滅んだ文明から脱出し解放されるようでもあり、滅んだ文明を継承し先へ進むかのようでもある。
ユートピア財団のバッキン文明は再建されないまま、ユークリッド銀河の片隅に夢の残骸として残るだけだろう。しかし個々のプレイヤーにとって、終わりはただの終わりではない。離合集散は文化・経済の常なるもの。水がかれない限り、川はどこかに向かっていく。
もちろんいつかは全てが終わって無人の静寂が来る。アルテミスが「あなたもみんなと同じ」「私を置いて去った」と嘆いたその通りになる…けれども、その時はその時だ。それが哀しむべきことなのかどうかすら、事前には知り得ない。
余談
本探検完走後のデータ(探検終了と出たデータ)か「共同探検モードではないセーブデータ」にて「バッキン星系」に再訪すると、「廃棄された宇宙ステーション」ではなく、「宇宙ステーション」になっている。
経済状況も紛争状況も表示されている。普段どおりの通常星系。
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