No Man's Sky (ノーマンズスカイ) 日本語Wiki
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経済(Economyとは、v1.3で追加されたNo Man's Skyの要素。


概要[]

星系には、経済のタイプ(主要産業)とレベル(活況さ)が設定されている。

初期状態では、その星系に行ってみるまで詳細を知ることはできない。

訪れた星系の情報は、いろいろな画面で確認できるようになる。

経済レベル[]

その星系の豊かさを示す指標。ギャラクシーマップでは「★」「★★」「★★★」で表される。

取扱品目が多い
経済レベルが高いほど、銀河貿易ターミナルに、貿易財が5品すべて並びやすくなる。対して低いほど並ぶ品目は減ってしまう。
貿易財の価格には関連しない。そちらは後述の#S:Bが示している。
取扱個数が多い
経済レベルが高いほど、各アイテムの最大販売数が多くなる。
  • v1.38 Atlas Rises以前だと。たとえば、経済レベル「高」ではプルトニウムが2,500~5,000個販売されていたのに対し、「低」では2,500個を下回っていた。
  • v4.08 Waypoint時点だと。たとえば、経済レベル「高」の星系(の宇宙ステーション銀河貿易ターミナル)では配線繊維が125個ほど販売されていたのに対し、「中」では60個ほど、「低」では15個ほどしか販売されていなかった。
こうした在庫数の違いは、その星系内の、ほぼ全てのアイテム売買画面の、全ての品にかかる。ステーション内でも惑星上でも。貿易財にも資源にも。
  • 例外は、一般的なステーションに居るテクノロジー商人の、モジュール在庫数。これは1品につき1個までで固定。
高クラス機材の出現率がわずかに高い
経済レベルが高い星系では、高クラスの宇宙船マルチツール貨物船を発見できる可能性が、わずかに高くなる。
正確な値は不明だが、経済レベル「低」と「高」では、おそらく数パーセントの差になる。
  • たとえば、経済レベル「低」の星系でSクラスを探すのは(1パーセント未満という極小確率になりうると考えられており)非常に困難だ、というウワサがある。実際のところは不明だが、少なくとも宇宙船マルチツールの捜索に関して、同様の体感・経験則を得てきたプレイヤーは多い。
  • フリゲート惑星開拓地にも、当てはまるかどうかは不明。
  • アップグレードモジュールには、いちおう当てはまると思われる。経済レベルが低い星系では、販売ラインナップ中にSクラスがやや少ない…かもしれないぐらいの差。淡い違いなのであまり気にしなくてもいいかも。
  • おそらく当てはまらない(経済レベルと無関係)と思われる要素は、遺棄貨物船で得られる貨物船用モジュールのクラスと、宇宙遭遇で出会える有機体フリゲートの初期クラス。
そのほかの影響
いっさい不明。惑星上にある建造物の密度や、回収データ埋蔵品の分布量などにも関連しているのでは、と疑われることもあるが、検証不能。
とりあえず惑星上の探索全般に関しては、体感でわかるほどの目立った差はない…おそらく経済レベルとの関連性は無いか薄い…高クラス機材を探すのでなければ経済レベル「高」でも「低」でも気にする必要はない、と捉えておいて問題ないだろう。
備考 - 経済レベル表示について
ゲーム上、実際の経済レベルは「低」「中」「高」の3段階と思われる。
  • 日本語訳ではさらに8段階の細分化がされているような表示になっているが、じつは英語版にはこの記載はない。余談だが、紛争レベル表示や、惑星の動物密度表示にも、同じことが言える。
  • 厳密には検証不能であり、開発元以外の誰にも断言できない問題ではあるのだが…。実際v4.08 Waypoint現在のプレイ上「適切(中8)」と「裕福(高1)」では販売在庫数の差がはっきり見られるのに対し、「裕福(高1)」と「豪奢(高8)」では明確な差を見つけにくい(品・売場の個体差によるものか「高1」のほうが「高8」よりも1割ほど在庫数が多いというケースも珍しくない)。なので経済レベル表示を実質「低」「中」「高」の3段階とみなしておくことは、当面、妥当な解釈になると思われる。
日本語表示での記述
  • 混乱(低1)
  • 未開(低2)
  • 絶望的(低3)
  • 衰退(低4)
  • 後退(低5)
  • 貧困(低6)
  • 供給不足(低7)
  • 停滞(低8)
  • 踊り場(中1)
  • 安定(中2)
  • 有望(中3)
  • 発展途上(中4)
  • 中程度供給(中5)
  • 十分(中6)
  • 持続可能(中7)
  • 適切(中8)
  • 裕福(高1)
  • 好調(高2)
  • 先進的(高3)
  • 豊富(高4)
  • 拡張(高5)
  • 繁栄(高6)
  • 高度供給(高7)
  • 豪奢(高8)
英語表示での記述
  • Struggling
  • Fledgling
  • Unpromising
  • Declining
  • Failing
  • Destitute
  • Low Supply
  • Unsuccessful
  • Comfortable
  • Balanced
  • Promising
  • Developing
  • Medium Supply
  • Satisfactory
  • Sustainable
  • Adequate
  • Wealthy
  • Prosperous
  • Advanced
  • Affluent
  • Booming
  • Flourishing
  • High Supply
  • Opulent

売買による値下がり[]

アイテムを銀河貿易ターミナルへ売却すると、売った量に応じ、その星系でのそのアイテムの価格が下がる。「プレイヤーからの売却価格」「プレイヤーへの販売価格」どちらも下がる。これは貿易財以外のアイテムでも発生する。

  • 1度に売却すれば、値下がり発生前(もともとの需給)で、売り抜けられることになる。
  • この値下がりと回復は、星系ごとに限って起きる。ある星系での値下がりが、別の星系にまで波及はしない。

下がった価格は、プレイ時間に応じてじょじょに自動で回復されていく。

  • 回復のペースは遅め。たとえば資源アイテム数万個を売ると、しばらく価格が-60%以下にまで低下する。のちそのプレイデータで10時間以上プレイし続けたころに、やっと元にまで戻っている。
  • 回復中に、くだんの星系から離れても大丈夫。そのプレイデータを遊んでいるあいだは、どこにいようと、裏で全星系の回復が進んでいる。

S:B[]

ギャラクシーマップ上でのみ確認可能。

S(売値)はその星系で販売されている交易品にかかる割引、B(買値)はその星系で交易品を売却した際にかかる割増を示している。基本的にS:-20%の星系で購入し、B:20%の星系で売却すれば利益が出ると考えていいだろう。v1.37 Atlas Risesで変更が入り、割引・割増が星系側から見た数値だったのが、プレイヤー側から見た数値に変更された。

簡単に言えば、「売却」値は高いほどいい。「購入」値は低いほどいい。

  • 「売却」が高い星系のほうが、プレイヤーは貿易財を高く売れる。
  • 「購入」が低い星系のほうが、プレイヤーは貿易財を安く仕入れられる。
  • 銀河平均に対して、S(売値)はその星系で貿易財を売却した際にかかる割増。B(買値)はその星系で販売されている貿易財にかかる割引を示している。
    • 全ての貿易材に一律に「S:B」通りの割増・割引がかかるわけではない。品や売買相手によってかかる強度は違う。おおむね、高価な貿易財は影響されにくく、安価な貿易財は影響されやすいようだ。
  • かつてのバージョンでは20%が限度だったが、のちのバージョンでSは+80%、Bは-30%まで限度が引き上げられた。

この数値は貿易財にのみ適用される。貿易財以外のアイテム全般や、宇宙船といった機材全般には影響しない。

経済の種類と貿易財[]

星系には経済タイプがひとつ設定されている。一般的な7タイプと、特殊な2形態がある。

一般的な星系の7タイプ
第二次産業(鉱工業)
赤:#発電橙:#鉱業黄:#製造業水色:#ハイテク赤:#発電
第三次産業(研究やサービス)
青:#科学緑:#貿易業紫:#先進マテリアル青:#科学
特殊な星系の2形態
無人の星系(経済状況が「- データなし -」かつ「×」マーク)
宇宙ステーションのない星系。無人であり、経済状況が皆無という扱いになっている。惑星基地または貨物船基地に自分で銀河貿易ターミナルを作らない限り、品の売買は出来ない。
なお経済状況が「- データなし -」かつ一般7タイプどれかのマークになっているなら、そこは廃棄された宇宙ステーションがある星系。いまは無人だが、経済タイプの概念が完全に失われたわけではない、という扱い。自動の売買施設も点在している。ただし品揃えや在庫数は最低水準。
ブラックマーケット(どくろマークが付属)
海賊支配下の星系。経済タイプのマークは残されているが、その貿易財は手に入りづらい環境。かわって違法な品が手に入りやすくなっている。詳しくは → 効率のいい金策#密輸で稼ぐ

以下、本ページでは主要な7タイプについてのみ解説する。

タイプによる違いは、貿易財
その星系の経済タイプに応じて、最大5品目の貿易財が安く売られている。
  • 基本価格1,000ユニット、6,000ユニット、15,000ユニット、30,000ユニット、50,000ユニットの5品が販売されている。ただし星系や売り場によっては全5品そろっていないこともある。
かつ星系の経済タイプに応じて、特定タイプの貿易財が高く買い取りされる。
そのほかへの影響は不明。
  • たとえば「あるタイプではある建造物が多い」といったことは確認されていない。実プレイ上は「貿易財の売買にしか、目立った違いはない」と思っておいてよさそう。
ラベルの違いが、何を意味するのかは不明
同じ経済タイプでも、さらに4種の細かな呼び分けが用意されているようだ(たとえば同じ「#発電」タイプでも「燃料生成」「発電」「高電圧」「エネルギー供給」という異なる表現を冠される)。
この意味合いは不明。
  • とりあえず、貿易財への影響は無さそう。売りでも買いでも、値段でも個数でも、とくに気にしなくてよさそう。

発電[]

Power Generation Economy
電圧ボックスのマーク。ギャラクシーマップの経済状況フィルタでは赤色。

テクノロジーパーツ」を高く引き取ってくれる。

販売されている貿易財は「トレード可能エネルギー源(Tradable Energy Source)」。鉱業タイプの星系で高く売れる。

  • 燃料生成
  • 発電
  • 高電圧
  • エネルギー供給

鉱業[]

Mining Economy
ピッケルのマーク。ギャラクシーマップの経済状況フィルタでは橙色。

トレード可能エネルギー源」を高く引き取ってくれる。

販売されている貿易財は「トレード可能鉱物(Tradable Minerals)」。製造業タイプの星系で高く売れる。

  • 探鉱
  • 採掘
  • 鉱物採掘
  • 鉱石抽出

製造業[]

Manufacturing Economy
歯車のマーク。ギャラクシーマップの経済状況フィルタでは黄色。

トレード可能鉱物」を高く引き取ってくれる。

販売されている貿易財は「工業コンポーネント(Industrial Components)」。ハイテクタイプの星系で高く売れる。

  • 工業
  • 建設
  • 製造
  • 大量生産

ハイテク[]

Technology Economy
ナノマシンクラスターのマーク。ギャラクシーマップの経済状況フィルタでは水色。

工業コンポーネント」を高く引き取ってくれる。

販売されている貿易財は「テクノロジーパーツ(Technology Parts)」。発電タイプの星系で高く売れる。

  • 工学
  • ナノ建築
  • ハイテク
  • テクノロジー

科学[]

Scientific Economy
フラスコのマーク。ギャラクシーマップの経済状況フィルタでは青色。

高度建築資材」を高く引き取ってくれる。

販売されている貿易財は「科学コンポーネント(Scientific Components)」。貿易業タイプの星系で高く売れる。

  • 研究
  • 実験的
  • 科学的
  • 数学的

貿易業[]

Trading Economy
懐中時計のマーク。ギャラクシーマップの経済状況フィルタでは緑色。

科学コンポーネント」を高く引き取ってくれる。

販売されている貿易財は「トレード可能アイテム(Trade Commodity)」。先進マテリアルタイプの星系で高く売れる。

  • 貿易
  • 輸送
  • 商業
  • 重商主義

先進マテリアル[]

Advanced Materials Economy
DNAのマーク。ギャラクシーマップの経済状況フィルタでは紫色。

トレード可能アイテム」を高く引き取ってくれる。

販売されている貿易財は「高度建築資材(Advanced Construction Materials)」。名称中に「建築」とあるが#製造業タイプとは無関係。科学タイプの星系で高く売れる。

  • 鉱石加工
  • 金属加工
  • 材料合成
  • 錬金術

経済サイクル[]

経済サイクル1
経済サイクル2

貿易のやり方[]

#経済サイクルにもとづき、星系を順に周回して、貿易財を売買していく。

高経済な星系の探し方
  1. ハイパードライブ範囲を強化した宇宙船を用意。「ある経済タイプ」かつ経済レベル「高」を狙うなら最低でも400光年は欲しい(Sクラスのハイパードライブモジュールで言えば2個、B~Aクラスで言えば3個くらい)。なお経済レベル「中」でもいいなら、もっと少なくて構わない。
  2. 宇宙船に経済状況スキャナーを作成。
  3. ギャラクシーマップを開き「目的地」切替を「自由に探索」モードにする。
  4. 「検索条件」切替を「経済状況」にする。画面に見えている星系の色が、#経済サイクルに応じた色に変わる。
  5. ワープ可能範囲から、目的の経済タイプかつ経済レベル「高」の星系を探し、そこへワープする。
売買のポイント
宇宙ステーションの銀河貿易ターミナルは売買時に大きな利益が出ないようになっている(特産品の販売価格があまり値引きされない。高需要品の引取価格もあまり値上げされない)。
  1. 貿易財はなるべく、次のいずれかで仕入れる。宇宙ステーションよりも安く買える。なお在庫数はほぼ連動しているため、よほどの品目不足でない限り、複数施設を回って買い集める必要はあまりない。
  2. そして需要がある星系へと移動し、その星系内にある、次のいずれかで換金する。宇宙ステーションのターミナルに売るよりも高く売れる。
    • 宇宙ステーション以外の貿易ターミナルに売る(具体的には上記、仕入れの施設と同じ)。ただし売却後しばらくその品の受付価格が値下がりする。
    • 宇宙ステーションへ来たNPCパイロットに売る。
    • 宇宙ステーションの地図作成者に売る。
    • 貨物船ハンガー内や、惑星の交易所上へ来た、NPCパイロットに売る。
それでも飽き足らなければ#経済サイクルに従ってさらに星系を回る。
備考 - 大量売却後の価格下落について
  • 売却は一度に行おう。分割すると2回目以降の売却額が下がってしまう。
  • 一度下がった価格はゲーム中に次第に回復していくがリセットには一週間程度かかる。
備考 - 需給に無縁な星系へ持っていくと?
  • かつてのバージョンでは、異なるタイプの貿易財・星系であれば、最適なタイプの星系へ運ばすとも、売れば若干の利益は出るようになっていた。
  • v3.3 Expeditionsからは、ちゃんと適した経済タイプの星系へ行って売らないと(= #経済サイクル通りに回っていかないと)利益が出なくなった。
    • v4.08 Waypoint現在も同様のもよう。適したタイプの星系で売れば+50%にもなる品も、無関係な星系で売ろうとすると、よくて-20%、悪いと-60%もの減額がされてしまう。タダで拾ったものをすぐ手放したいだけならそれでも構わないかもしれないが。自費で仕入れてこの減額では、よくて無駄骨、悪いと-30%超もの大赤字になる。
備考 - 需要のある星系での売却価格について
  • v4.08 Waypoint現在の売却時、安価な貿易財では最高+116%まで、高価な貿易財では最高+35%くらいまで出うるもよう。実際は星系の個体差(#S:B値)や品にもよるが、ざっくりとした平均で言えば基本価格+50%くらい、最低でも+20%にはなる、と見込んでよさそう。
  • ただし宇宙ステーション内(壁面銀河貿易ターミナル or 入港してきたNPC宇宙船パイロット)へ売る場合は上記の限りでない。その場面の増額幅はやや狭く、よくても+80%までが限界のもよう。
備考 - そもそも貿易財はいつどのくらい有効なのか?
基本価格15,000ユニット貿易財を(おおよそ珍しくない程度と思われる)仕入れ3割引き、売却5割増しとして計算すると。1個あたりの儲けは、基本価格の8割たる12,000ユニットになる。
実際には100個以上の一括売却を狙うだろうから、黒字は1,200,000ユニット以上になる。最大5品目を同時にやれば、総額はこの3倍以上にもなる。
v4.08 Waypoint現在、数百万ユニットをコンスタントに得られることは…
…ぐらいの効率になる。貿易財での稼ぎは、「星系間ワープのついで」で出来る安全さ・手軽さのわりに、じつはワリが良い。
欠点は、旅の行き先が限られてきてしまうこと。他の稼ぎで充分な時には、考慮に含めるほどの魅力は感じさせてくれない。
長所は、準備の要らなさ。経済状況スキャナーハイパードライブ強化アイテムケースの空き以外、必須なものはとくにない。
緊急信号スキャナーをいち早く買いたい」「フリゲートを一気に雇いきりたい」「共同探検の序盤で燃料代が心配」といったタイミングでは、思い出し、役立ててみるのも一興だろう。貯めたユニットと経由地の宇宙ステーションを使って、エクソスーツのスロット拡張も同時に進めるといい。
その他
  • 貿易財を買うと、その星系のその品の販売在庫数が減る。その減った在庫の回復速度は「宇宙ステーションの銀河貿易ターミナル」のほうが早く、「惑星上(交易所など)の銀河貿易ターミナル」のほうが遅いかもしれない。検証不足。
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